7月, 2023年
第3625話
碗蓮の花芽が出てきました / 寳勝寺境内にて
子供達の夏休みに入った途端に北陸地方も梅雨明け宣言となりましたが、残念なことにここに来て水難事故が増えているようですからくれぐれも安全安心な夏休みを願って止みません。家族連れでの楽しい海水浴などにも、お子様には十分気をつけて頂きたいものです。
「 一日清閑 一日福 」 渓仙 書
買い物に外出すると学生達の姿が一気に増え、街なかにも活気を感じさせてくれます。普段は高齢者を多く見かけるスーパーマーケットでも夏休みだけは若者達で賑わい、店内もどこか違った雰囲気となりますから不思議なものです。
「 浄 心 」 渓仙 書
「 一期一会 」 渓仙 書
今日も姫観音図を描きましたが、少しずつですが以前描いていた筆感覚が戻って来たようですから今後はオリジナル姫観音図に挑戦してみようとワクワクしています。さて7月もあっという間に終盤に入りました。7月は別名、文月(ふみづき)と言われますように、この月は暑中見舞い状や普段疎遠になっている方々に近況を伝える手紙を書くのも大切かと思います。最近ではラインやインスタなどのSNSでの通信交流が主流となっていますが、やはり自筆のはがきや手紙を貰うのは嬉しく感じるものです。
日中友好の朝顔 次々と咲き始めています
時代の移り変わりと共に人との意思疎通の手段も否応なく変化していきますが、時代が進めば進むほどアナログ的手書きの手紙はその価値を高めていく気がする今日この頃です。友峰和尚より
第3624話
日中友好の朝顔 今年最初の花が咲きました
寳勝寺のこの時期の風物詩ともなっている「日中友好の朝顔」が今朝方見事な大輪の花弁を広げ立派に咲きました。本当に鮮やかな紅紫色の美しさには圧倒されました!日中の友好が再び復帰することを願っていますが、これから沢山の花が咲き誇ることと思いますから皆様ぜひ観賞に御来寺ください。朝顔の開花状況は今後もホームページでお知らせして参りたく思っています。
昨夜来の雨でずいぶんと涼しい朝を迎えましたが、本日は終日自室に籠り暑中お見舞い状を書きました。北陸地方はまだ梅雨明け宣言されていないわけですが、連日の猛暑には閉口してしまいます。子供達の夏休みも目前に迫り海水浴を楽しみにしていることと思いますから、梅雨明け宣言が出されるのを待ちたいと思います。
(株)豊蔵組様のスイカを お供えいたしました
さて夕刻には(株)豊蔵組の豊蔵享一社長が、自社の畑で栽培されたでっかいスイカを持参してくださいました。毎年社長が直々にお届けくださっていますが、朝方に大輪の朝顔が咲き夕刻にはでっかいスイカが届くとはこれは全くに縁起の良い話です。どちらも〇ですから!人生須らく丸が良いですね!
豊蔵社長 と 社員の澤本さんとともに
そう言えば色紙に〇△□の図を描いていますが、時々その意味を問われますが〇は宇宙無我、△は瞑想、□は世間を表しています。これとて屁理屈ですね。〇△□は森羅万象の姿と言ったほうが良いですね。
「 是なんぞ 〇△□ 」 渓仙 書
我々の心も常に〇△□のように変化していくのかも知れません。スイカのように真ん丸な心で、また朝顔のように真ん丸が末広がりを見せるラッパのように自由に生きて参りましょう!!
朝顔に 奪われし吾 そのままに 友峰
朝顔に 青空深し 明けの寺 友峰
和尚が撮影しました
第3623話
境内に叩きつけるような雨
NHK大河ドラマ「どうする家康」の視聴率が急上昇しているそうですが、それもそのはず織田信長役を演じる岡田准一さんの迫真の演技が好評を得ているようで、ドラマの主役でもある徳川家康役の松本潤さんも次第に家康になり切っての素晴らしい演技が続いています。
愈々本能寺の変が放映されるそうですが、今回のドラマのストーリーでは家康が信長を討つことを密かに部下に告げるシーンがあり、その真偽は別としてもその後本能寺の変で明智光秀が信長を討った事実に驚くものです。「事実は小説より奇なり」と言いますが、人それぞれの運命は実に一寸先は闇と言えようです。
「 和 敬 」 渓仙 書
さて朝から冷たい雨模様の天気となり、気温もぐんと下がって25℃とじっとしていると肌寒さを覚える程でした。午前中には本堂で霊供養が行われ、昨日とは打って変わって静かな佇まいの中での読経となったようです。終日自室で姫観音図を描きましたが、毎日一枚を目標に描いて参りましょう! まもなく子供達の夏休みに入りますが、梅雨明け宣言が待ち遠しい今日この頃となっています。
梅雨寒に 身を縮め寝る 猫愛し 友峰
第3622話
大安禅寺 松雲院前庭の池に咲く 白蓮
大安禅寺の白蓮の花が見事に咲き誇っています。この蓮は今から約400年前、卑山が創建された当初は方丈池に植えられていたものを、その後は池を稲作用水田にしたため庫裡中庭の池に植え替えられ、今度は庫裡が修復工事に入るということで再び松雲院の前庭に植え替えられました。
しばらくは睡蓮鉢の中で育てられていましたが、今回新命和尚が松雲院の前庭の池に植え替えたところ立派な花をいくつも咲かせ、観光客の目を和ませているとのことです。
現在の池は少し前までは花菖蒲園だった場所で、そのことが幸いして蓮根が良く根づいたものと思われます。時代と共になにもかもが変化していきますが、この白蓮は大安禅寺にとって歴史を語る上での重要な花だけに心から嬉しく思うものです。
大安禅寺諸堂修復工事も今のところ順調に進められている様子で、現在は本堂下屋をこけら葺(ぶき)にする工事が進めれれているとの現場写真が送信されて来ました。いちど帰山して工事現場を視察したいと願っていますが、現場写真を確認できるだけでも嬉しく感じています。
さて今日は火曜日で寺カフェも休業しているため、久しぶりに人影のない中での休息が出来ました。明日からは再び7月後半の法務遂行開始です。頑張って進めて参りましょう! 友峰和尚より
第3621話
気温38℃を超えるなか京都祇園祭の前祭りが行われ見物に来ていた多くの方が熱中症で病院に搬送されたとの報道がなされていましたが、金沢市内も分に漏れず36℃を超える2日連続の猛暑日となりました。
「 見性成佛 」 / 涼しく静かな 寺の中
今日は海の日で3連休の最終日とあって午前中から寺カフェが賑わいを見せましたが、流石に一歩外に出れば熱波が体に刺すような感じでした。梅雨明け宣言がいつになるかは不明ながら、まもなく夏休みを迎える子供達にとってはすでにプールは大盛況との報道でした。
BGMを聴きながら 姫観音図を描きました
和尚は昨日に引き続き静養に努めましたが、午後からはのんびりと姫観音図を描きながらBGMの音楽とともに過ごしました。日課としていた日々6000歩のウオーキングもこの暑さではさすがに出不精になりがちで、先日新命和尚が使用していた懸垂器具をもらって宝勝寺へ持って来たので、室内での筋トレも欠かせないところです。
「 一日の清閑 」 渓仙 書
筋肉は70歳を越えてからもトレーニングによって復活するそうですから頑張って続けて参りましょう。いつの日かマッチョな和尚の腕を公開したいと思いますよ。さて毎日異常なほどの猛暑に見舞われていますが、くれぐれもご自愛ください。
汗拭う 筋トレ僧の どや顔よ 友峰
近所の猫
第3620話
日中友好の朝顔 元気に育っています
本日も35℃を超える猛暑日となりましたが、さすがに観光客の方々も避暑を兼ね卑山寺カフェを利用される方が多く見受けられた3連休の中日となりました。どの室内も涼しく空調機が効いているためゆっくりとされていましたが、いちど外に出れば熱風が押し寄せて来る感じで今が梅雨とは思えないほどの良く晴れ渡った天気模様でした。
境内に 秋明菊が咲き始めました
今日は終日法務の仕事から離れ、ゆっくり静養させてもらったおかげですっかり元気を取り戻すことが出来たようです。「苦あれば楽あり」と言いますが誠にその通りで、法務遂行の多忙な日々を過ごして来ただけに久しぶりの休息は値千金で言葉にならない程のラクチン!ラクチン!で、あまりの楽さに気が抜けてしまいそうでした。
「 道 」
普段はほとんどテレビを見ませんが、今日だけは大相撲名古屋場所をたっぷり観戦することが出来、大満足でした。またニュースでは大谷翔平選手が9回に33号のソロホームランを打ったと報じていましたが、やはりスポーツ観戦は気持ちをすっきりとさせてくれるものです。
寺カフェ夏の植木鉢 “レックスベコニア”
観光の旅を楽しんでいるカフェ利用のご家族皆様の笑い声が時折聞こえて来ましたが、大変嬉しく思ったものです。外国人観光客の方々も禅寺のカフェを珍しそうにあちこち写真を撮りながらゆっくり寛いでいました。とっても和やかでいいですね!笑顔あり!語らいあり!の寳勝寺・寺カフェ、皆様もいちど来てみませんか! お寺は心の休息所なり! 明日もカフェを開業しています、皆様の御来寺をお待ちしています。
寺カフェに 寛ぐ親子や 夏書院 友峰
外国語 飛び交うカフェや 夏の庭 友峰
アロハシャツ 似合う僧侶を 止まり見て 友峰
風鈴の 音色にカフェの 静まりて 友峰
第3619話
令和5年度 瑞光寺盂蘭盆会
日中気温が今年最高の37℃を超える猛暑日となった金沢市内ですが、午前10時半より本多町・瑞光寺盂蘭盆会を厳修致しました。午前9時には寳勝寺を出発し到着して直ぐに法要の準備に入りましたが、すでに気温は30℃を超えていました。
瑞光寺庫裡にて ご参列の皆様とともに茶礼をしました
先般墓地の草刈りと除草剤散布を済ませ、本堂内も昨日夕方に設えをしておいたおかげでスムーズに準備を整えることが出来ました。法要開始前には檀信徒皆様と和合の茶礼をし御盆のご挨拶をさせて頂きましたが、初めてお会いする方もおられ暫し懇親の席ともなりました。
法要終了後 の 法話 にて
瑞光寺の後継者並びに寺院運営も今後の課題のひとつとなっており、金沢兼務寺院再興のためにも先ずは祖霊供養とともに年中行事をしっかり修業するところから始めています。金沢に入りすでに約12年の歳月が流れ維持管理の難しさも感じますが、全体的には4カ寺とも今後の再興への明るい兆しを見せ始めており、更なる努力が求められているようです。
引き続き墓苑にて 納骨之儀を執り行いました
さて猛暑日となった本日ですが、今日から3連休ということで夏休み前の休暇を楽しむ観光客も増えて来たように思います。和尚も金沢寺院の盂蘭盆会行事をひとまず終え、明日からの休息を楽しみにしています。なお宝勝寺カフェは開業していますので、涼しい寺カフェでゆっくりお寛ぎくださいますよう是非御来寺ください。
汗も又 祖霊供養か 僧伽寺(さんぎゃでら) 友峰
手を合わす 稚児の姿や 盆施餓鬼 友峰
第3618話
気温32℃を超える蒸し暑い一日となりましたが、午後からはテレビ番組の収録があり、曇り空のなか寳勝寺山門より撮影が行われました。
< 本日の収録風景は 改めてご紹介させていただきます >
地元のテレビ局で日曜日に放送している人気番組「弦哲也の人生夢あり歌もあり」の収録撮影でしたが、本日はゲストとして「どうする家康」で松平家を見守る菩提寺の住職・登譽上人役を演じた里見浩太朗さんが出演されました。里見浩太朗さんは水戸黄門役でも有名ですが、数々の時代劇の主役を務められ現在でも元気に活躍されています。番組は9月24日(日)の午前7時からテレビ金沢で放送される予定となっています。
撮影終了後、瑞光寺にて
収録後には本多町・瑞光寺盂蘭盆会の準備に出向き、明日午前10時から厳修される法要に備えました。本日もふれあいパーク霊苑には多くの参詣者が来られていましたが、お盆参りもまだまだ続きそうです。
大安禅寺にて 創建当初よりの白蓮が 見事に咲いています
さて皆様に於かれましては恙なくお元気にお過ごしでしょうか。気候不順の折、くれぐれもご自愛くださいますようご祈念申し上げます。
しきり降る 雨も供養や 盆の寺 友峰
第3617話
夏の風が吹き抜ける霊苑にて / 盂蘭盆墓諷経を修業いたしました
お盆中でふれあいパーク霊苑に参詣される方がひと時も絶えない一日となりましたが、心配された大雨も小康状態のようで午前中の盂蘭盆墓参諷経の際には時折強い風が吹き抜けていきました。どういうわけか寳勝寺境内は風通しが良く、真夏日でも風のおかげで涼しく感じます。
お線香の香りが満ちる苑内
ご家族の方々とともに
7月に入ってから今日まで休む日もなく盆経の行が続いて来たため本日は午後から休息としましたが、今のところ喉の調子も良く読経の際も声の音域には自分でも広がりを感じる程で有難く思っています。「坊主はお経!」と師匠が日々我々弟子たちに厳しい指導をしてくれたおかげだと今ではつくづく感謝するものです。
コロナ感染が拡大するなか一番気を使ったのは感染して喉を傷めることでした。考えてみれば声が出なくなったら歌手と同じく、僧侶としておしまいなのかも知れません。つくづく読経の際の声の大切さを思う今日この頃となっています。
先般新命副住職が盂蘭盆会で加担した際に維那(いのう)の役をしましたが、とても趣があり法力を感じる声で回向(えこう)を読みあげ本堂の隅々まで浸透する感が有りました。僧侶としての修行は生涯尽きる事はありませんが、「歩々これ道場」の禅語のように読経をする際の声は僧侶の命でもあると自覚するものです。「朝打三千 暮打八百(ちょうださんぜん ぼだはっぴゃく)」さらに鞭打って前進して参りましょう!!
蜻蛉舞う 墓参の僧や 風涼し 友峰
第3616話
実に目まぐるしく変化する空模様の一日となりました。にわかに暗雲が立ち込め、カミナリの轟音と雨風を伴って強烈に降ってきたかと思うと直ぐに雲間から太陽が現れからりと晴れ渡るなど、終日安定しない気候変動となったようです。午前中には少林寺お檀家様の葬送の儀を修業しましたが、出棺の際には穏やかな天気となり、100歳の人生を歩まれた故人の御徳を偲ぶかのようでした。
松浦建設(株) 松浦義一会長がご挨拶に来寺くださいました
午後からは松浦建設(株)の松浦義一会長がお孫さんとご挨拶に来寺くださり、大安禅寺で進行中の諸堂修理保存工事の進捗状況などを話しながら歓談している途中で、現在寳勝寺の修復工事等でお世話になっている高倉さん御夫妻が同席しての和合の席となりました。
「来る人も 又来る人も 福の神」という言葉が有りますが、松浦義一会長も御年90歳と8ヶ月を迎えてなお矍鑠(かくしゃく)としておられ、一言一句に気迫を感じさせ、90歳を越えているとは思えないほとの話しぶりでした。
高倉さんご夫妻とともに
和尚はまだ75歳、松浦会長から見れば青二才の若造ぐらいの程度でしょうか。最近次第に先輩諸氏がご逝去され寂しさを感じる70世代、松浦会長には益々弥栄で長生きして頂きたいと念ずるものです。友峰和尚より
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