9月, 2022年
第3331話
午前10時半より 約3年ぶりの宝勝寺での「楽く楽く法話」
このところ大変気持ちの良いお天気が続いていますが、9月も今日で終わり明日から10月 神無月(かんなつき)を迎え、愈々今年もあと3ヶ月を残すのみとなりました。本日は午前10時半より本当に久しぶりに「宝勝和尚の楽く楽く法話」が地元「石川県健康友の会」の皆様約20名を対象に実施されました。
新型コロナウイルス感染拡大が始まって約3年あまり経ちますが、その間、和尚の「楽く楽く法話」ずっとお休みしていました。漸くコロナ禍も収束傾向にあるためマスク着用での催行となりましたが、気持ち良くお話しが出来たようです。今後はコロナ禍の状況を見ながら法話の受け入れ態勢を整えていきたいと思っています。また午後からは、ふれあいパーク霊苑職員方々と和合茶礼を応接間にて行いました。東京から㈱ココ・プランニングの幹部職員の方々が来られていましたが、和尚の退院祝いのご挨拶を頂いた後、管理事務所スタッフの皆さんと一緒に茶礼に参加され賑やかな歓談の席となったようです。
㈱ココ・プランニングの皆様と 和合の茶礼
さて無事に退院できたものの休息する間もなく法務遂行が続いている為、再び入院とならないよう健康には十分気を付けながら進めています。今年9月19日に後期高齢者の仲間入りをしたばかりですから「高貴高齢者」となるよう自省して参りたく念じています。友峰和尚より
第3330話
フジバカマ / ふれあいパーク霊苑にて
秋晴れの清々しいお天気に恵まれた一日となりました。午前中には墓前供養が修業されましたが、秋の草花が読経の声と共鳴するかのように秋風に吹かれなびいていました。1年間を通しての気候は色々変化しますが、今日のような気持ちの良い穏やかな日和はそんなに多くは無いように思います。
大きく生長した アメジストセージ
金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭 の 打ち合わせ
午後からは来る10月23日(日)の午前10時より修業される「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」の打ち合わせを地元関係者の方々としましたが、あっという間に1年が過ぎた感じで、昨年は和尚の兼務寺院でもある伝燈寺で「伝燈寺里芋収穫祭」をしたいとの地元生産者からの申し出に対し手探り状態で計画を進めていたことを思い出していました。
金澤伝燈寺里芋研究会の 千田正智会長
事務局の 千田美保さん
お供えされた伝燈寺里芋 / 2021年10月撮影
今年は伝燈寺里芋が石川県のブランドとしての商標が認められ正式に登録されたとの事。関係者方々も2年目を迎える今年の収穫奉納祭修業に対し昨年以上に熱の籠った打ち合わせとなったようです。さて10月中は多くの催事が予定されており今から楽しみにしています。和尚のブログで縷々催事を紹介して参りますので、皆様も是非ご参加頂ければと思っています。友峰和尚より
開き始めた 小菊 / ふれあいパーク霊苑
第3329話
酔芙蓉が咲き始めました
和尚の「ちょっといい話」のブログをご覧いただいている皆様には日々いかがお過ごしでしょうか? お元気にお過ごしでしょうか? 最近は皆様からラインやお手紙またメールを通して色々なコメントを頂き本当に嬉しく思っています。とうとう今年もあと3か月を残すのみとなりました。「光陰矢の如し 時人を待たず」の格言の如く今月も残り2日となり急に気忙しさを感じます。と言いますのも10月は「大安禅寺山門並びに鐘楼完成式典」を始め多くのイベントが目白押しとなっていてかなりハードな1ヶ月となりそうです。退院後の体調は順調に回復傾向に有るものの、油断しないように法務遂行に当たっていきたいと思います。
北嶋千代子様が制作されたエッセイ 「おちゃめ2」
先般、日頃よりご厚誼頂いている北嶋千代子様から“自分史「おちゃめ2」”のカラー本を頂き、さっそく拝読致しました。今回が2冊目となりますが、北嶋様のこれまで歩んできた人生を思い出の写真とともに文章も分かり易く軽妙なタッチで綴られており楽しく読ませてもらいました。
北嶋家に掛けられている 茶室の扁額「千笑菴」 「福 一日清閑」
そうですね、和尚もそろそろ自分史を作成しなければ昔の事が思い出せなくなってしまいそうです。誰に伝えるべくも無い自分史ですが、タイムカプセルに入れて土の中に保存しておこうかと思います。何百年後、いや何千年後に発掘されるのを黄泉の国から楽しみに見届けたいと念じます。さて皆様も自分史を作成されたら是非和尚にご送付ください。楽しみにして待っています。友峰和尚より
第3328話
卑山花園流御詠歌婦人部 本日の練習風景 / 大安禅寺 松雲の間にて
9月23日<中日>の秋季彼岸会並びに放生会を終えて大安禅寺の年中行事は全て円成したのですが、今年は特別記念行事として来たる10月15日(土)午前10時より重要文化財「山門並びに鐘楼保存修復工事完成記念式典」が開催されることになっています。
卑山花園流御詠歌婦人部の皆様には本来なれば先般の彼岸会御詠歌奉詠で今年は終了予定でしたが、完成式典に花を添えて頂くべく再度記念奉詠をお願いしました。目下御詠歌婦人部の皆様は15日の式典に向けての練習を始められたと聞き、本当に有難く頭の下がる思いです。
令和元年10月 妙心寺派花園流全国奉詠岐阜大会にて 臨済宗妙心寺派花園流無相教会 会長賞 受賞
まもなく10月「神無月」に入りますが、9月は5日から11日まで緊急入院したためかあっという間に過ぎ去った感が有ります。10月も行事が目白押しとなっているおり、健康管理には十分気を付けながら遂行していきたいと念じています。
先ずは10月8日(土)から16日(日)まで、金沢・寳勝寺で開催される谷中耀子(東京在住・陶芸作家)& 高橋友峰の個展「空~舞う」が予定されておりその準備に入ろうと思います。ずいぶんと久しぶりの個展開催となりますが、皆様には是非ご来臨頂ければ幸いです。暑さから解放され過ごしやすい季節を迎えていますが、皆様にはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
第3327話
いよいよ和尚も後期高齢者の仲間入りで、来年1月25日に満75歳を迎えます。9月19日(日)は敬老の日ということで本来なれば地元で盛大に敬老会が開催される予定でしたが、今はコロナ禍に有るため今年も中止となり、その代わりに敬老会入会お祝いの記念品が届きました。果たして喜んでいいのか悲しむべきなのかはさておき、大安寺地区敬老会代表様よりお祝いの品を頂いたので早速包みを開けてびっくり! 後期高齢者への「親切3点セット」ともいうべき御品でした。
まず一点目は「きざみとろろ」で、とろろ昆布がご丁寧に刻んである一品、なるほど食事の際、喉につかえないようにとの配慮だと思います。もう一点は海鮮ふりかけ「のどぐろご飯」、こちらは高級食材でとても栄養満点で「お体をお大事に」。さらにもう一点は蛍光反射テープ付きリストバンド!
そう言えば近年、高齢者の交通事故が増えており特に夜の事故が多いとか! 足首や手首に巻いてお使いくださいとの事ですが、つい先日、緊急入院した時には最初に手首につけられたのがリストバンドでしたからなんとも複雑な思いに駆られました。病院でのリストバンドには本人と分かるように「バーコード」が付いていましたが。そしてもう一点は「マスク」でした。おそらく歳を取ったらあまり無駄口はしないようにということでしょうか? いやいやそれは年寄りのひがみ根性でコロナ感染に十分気を付けてくださいとの思いやりだと自覚します。有難く頂戴しましたが、嗚呼なんたるチーヤ! 贈り物を頂いたのでそろそろ金沢に「ケイロウカイ!!」(かえろうかい)な。 友峰和尚より
本日の寺カフェお手伝いに来てくれていた 藤本さん
第3326話
大安禅寺 駐車場から枯木堂を望む
清々しい秋の風情が漂う大安禅寺の風景には見入ってしまいましたが、午前中はアトリエでゆっくり過ごしました。この時期の草木の生い茂るアトリエ周辺の、少しずつ色付き始めた木の葉の匂いが和尚は大好きです。本日は金沢への移動日だったので外掃除は出来ませんでしたが、落ち葉を燃やすときの匂いも格別です。庫裏玄関前には多羅葉(たらよう)の古木があり沢山の実をつけていました。
多羅葉(たらよう)の古木
多羅葉(たらよう)の実
昔から実が沢山なるとその年は大雪になると言われており、どうやら今年の冬も豪雪に見舞われるのかも知れません。多羅葉はアフリカ原産のヤシ科の常緑高木で、大安禅寺の木も高さ15メートルぐらいは有ります。多羅葉は別名「葉書の木」と言われ、葉に字が書けるため葉書の語源ともなった木だそうです。またその隣では和尚の「誓詞の松」が元気に育っていますが、このたび庫裡を全面修復するというので移植を求められています。
「誓詞の松」
この「誓詞の松」は和尚が得度式(とくどしき)をした1959年(昭和34年)9月27日に自ら記念植樹したもので、今年で63年が経ちました。庭師さんに「大切な松の木だから移転しても枯らさないように」とお願いしましたが、なかなか難しいとの事です。さて自坊に戻れば色々難題が山積みですがひとつひとつ解決して参りましょう!!為せば成るものです。友峰和尚より
第3325話
「大安寺中学校創立70周年記念講話」
午前11時より地元大安寺中学校において「創立70周年記念講話」を致しましたが、校長先生始め先生方そして記念事業関係者、中学生を含め約100名を越える地元の老若男女皆様を対象としての講話となりました。午前10時半に新命和尚の車で学校に向かいましたが、大安寺中学校の校舎に入ったのは本当に久しぶりで何もかもがタイムススリップするかのように懐かしさで一杯でした。聴衆者の皆様は日頃から親しくしている方々ばかりですが、同級生も何人かおられ本当に懐かしいことばかりでした。
講話の内容としては、地元の歴史を中心に約1300年の悠久の歴史を有する大安寺地区のこれからの発展のために、いま何が若者達に求められているかなどを具体的にお話ししてみました。今日問題視されている少子高齢化社会の加速する中での地域活性化は、まずは歴史をクローズアップしその魅力を若者達に知ってもらう事が大切だと強く思ったものです。しかしながら、近年全国各地で町おこしのイベントが開催されていますが過疎地に於ける村離れや少子化問題が常に悩みの種となっているようです。
今は電子社会、若者達にはモバイルやメタバースなどを駆使してリモートで世界に地元大安寺地区の素晴らしさを伝えていって欲しいと願ったものでした。さて自坊での休息も今日まで、明日には寳勝寺に戻りますが故郷でゆっくりと過ごす時間はやはり値千金です。11月には自坊に戻ってのんびりとした時間を過ごしたいと今から楽しみにしています。友峰和尚より
第3324話
令和4年度 大安禅寺 秋季彼岸会並びに放生会
穏やかな日和の中での「大安禅寺秋季彼岸会並びに放生会」となりました。今年最後の年中行事でもあり、午前10時半より卑山御詠歌婦人部が御奉詠され多くの檀信徒皆様のご参詣のもと法要が厳修されました。
大安禅寺御詠歌婦人部 妙心寺派無相教会花園流御詠歌 奉納
朝方は小雨が降りましたが、そのことがいっそう爽秋の風情を濃くし、言葉では言い表せない程の有難い雰囲気が境内に満ち満ちていました。なによりも和尚の体調が順調に回復したことに対し、心から感謝の気持ちで法要に臨み無事に円成出来た事に安堵しました。「一期一会」の言葉の如くに、一回一回の法務には全力を尽くして遂行し悔いを残さぬように心掛けています。
各家先祖代々の戒名紙を香台の上で空じ 清めているようす
放生会にて 順番に 桶の中の魚に甘露の水を注ぎ 慈悲の行を行っている様子
秋季彼岸会 放生会の法話を致しました
世話役の檀信徒様から参列者の皆様へ お供えのお餅が配られているところ
開式の前 責任役員総代の藤田様・蒔田様とともに
明日は地元大安寺中学校創立70周年記念法話が午前10時より予定されており、行事終了後は法話の内容を吟味しながら70年前の出来事や自分の記憶をたどり当時を懐かしく振り返っていました。ここ数十年は過去を振り返る余裕も無かったほど駆け足の人生を歩んできたように思います。いちど立ち止まって「自分史」を見つめ直す時期なのかも知れません。「うかうかと 暮らすようでも瓢箪の まん中辺りに 締めくくり有り」との道語が有りますが、74歳が人生の真ん中と承知して今後も努力を続けていきたいと念じています。
北嶋幹補様御夫妻です
さて本日の夕刻に日頃より御厚誼頂いている北嶋幹補様御夫妻が来寺くださり、奥様の千代子様が制作された和尚と新命和尚と孫・永峰の親子3代人形が完成しこの度御寄贈下さいました!! さっそく床の間に飾りましたが、あまりの素晴らしい出来に感激!! 心が癒されます!本当に有難うございました。友峰和尚より
北嶋様御夫妻とともに
第3323話
久しぶりの 中国茶のお点前です
普段の生活リズムに戻るには今少し時間が必要かと思いますが、日々確実に健康回復に向かっています。「一病息災」とはよく言ったもので病気をすることによって健康に対する意識が向上しますから、食生活の改善に始まり体を動かす事の大切さを身に染みて感じています。以前は体力的な疲労を感じると栄養ドリンクやサプリメントを多用していましたが、健康維持のためと思い込んでいたのが全く逆に作用していた事を知り深く反省しました。いたずらに内臓を酷使し却って体に負荷を与えていた事が病気の原因だと自覚します。
現在は食事内容を見直し、カロリー計算しながら規則正しい食生活に切り替えたところ日に日に内臓が復活していく感覚を覚えるものです。まさしく「病みてこそ道心(どうしん)の起こる候 不幸はこれ道(どう)の幸いなり」で、「一病息災」を肝に銘じ一層の精進を続けていきたいと誓っています。健康=安心=幸せな日々である事を思います。
「 茶の心 古今に通ず 」
さて本日は大阪より、以前カフェのお手伝いをしてくださっていた長川さんが御挨拶とお見舞いを兼ねて来寺され、中国茶を淹れながら歓談しました。今までのコーヒーからお茶に切り替えて水分を取るようにしていますが、実に胃が楽で美味しく頂いています。「百薬の長」とは本来お酒を指しますがお茶もそのひとつ、中国茶と親しみながら健康快復を目指して参りましょう!友峰和尚より
長川さんとともに
第3322話
寳勝寺中庭 の 秋の風情
今朝方は昨日よりさらに気温が低下して実に16℃と夏掛け布団一枚では寒いくらいで、思わず押し入れからもう一枚掛け布団を取り出す始末となりました。日中気温も約22℃と肌寒さを感じながらも過ごしやすい一日となりました。
髙畠家 百ヶ日忌諷経を修業しました
お参りの後、故人のご息女・箕屋様とともに
午前中に百ヶ日忌諷経を修業した後は野町・少林寺に出向き、来る24日(土) 午後1時より開催される地元大安寺中学校創立70周年記念法話の原稿書きをしましたが、和尚の母校でも有るため地元の歴史や幼少期の想い出などを中心にお話ししようと思っています。
以前 寺カフェをお手伝いくださっていた 山口さん と 藤本さんとともに
永峰からの 敬老の日 お祝いはがき
さて23日はお彼岸会並びに放生会が自坊で厳修されますが、檀信徒祖霊ご供養に引き続き「生きとし生ける動物」たちの総供養も行われ、御供養後に鯉が池に放流されます。どうか万障お繰り合わせの上、御家族皆様でお参りくださいますようお待ち申し上げております。急に寒くなりましたが、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
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