2月, 2022年
第3117話
傳燈寺にて 車で上がれず 参道の階段から登りました
午前中に少林寺お檀家の月諷経に出向いた後、傳燈寺の除雪ならびに掃除を兼ねてお参りに行きましたが、金沢市内と違って山間に位置する傳燈寺はまだまだ雪に囲まれていました。
庫裡側玄関の除雪
到着と同時にさっそく玄関入口の除雪を行いましたが、いつもお寺の管理をしてくださっている西川さんが本堂向拝前の除雪を済ませてあり本当に助かりました。参道にはまだ約50センチぐらいの積雪が有り、車が通れるようになるには今少し時間が掛かるようでした。
本堂向拝の入口 すでに 西川さんが除雪してくれていました
車道に倒れこんだ 竹を伐採しました
堂内は比較的綺麗で全体の掃除をした後、御本尊並びに歴代祖師諷経回向を修業して寳勝寺に戻りましたが、やはり山間に建つ寺院は魅力があります。第一にこの季節の草木の匂いが良いですね! また雪解けの谷川のせせらぎ音にも癒されます! 一瞬、大安禅寺に戻ったかのような錯覚を覚え、本格的な春の到来を待ち遠しく感じました。
傳燈寺本堂にて
御本尊並びに歴代祖師諷経回向を修業しました
春よ来い!早く来い!歩きはじめたみいちゃんが 赤い鼻緒のじょじょ履いて おんもへ出たいと待っている・・・どこからか聞こえて来るような傳燈寺でのひとときでした。友峰和尚より
夕方 ㈱豊蔵組様 と 関連会社の方々、高倉さんとともに
第3116話
本長寺様 境内の寒桜
野町・本長寺様の寒桜が咲き始めています! 今日も朝からずいぶんと冷え込みましたが、それでも植物達の芽吹きは確実に本格的な春を迎えようとしているようです。ここ数日間は健康のために軽めのウオーキングをしていますが、道中の街路樹も沢山の蕾をつけています。風はとっても冷たいのですが日差しはぬくもりを感じ、気持ちはほっこりします。
ふれあいパーク霊苑 しだれ桜の新芽
ユキヤナギ
まもなく弥生三月を迎え心機一転したいところですが、相変わらずコロナ禍に有り日常活動が妨げられているのは実に残念に思います。また世界中の人々がコロナ禍で困難な状況に置かれているにも関わらず、再び戦禍による危機に見舞われている関係国にとっては更なる苦難を強いられており、一刻も早い終結と人々の安全を願って止みません。
SNS時代を迎えリアルタイムで現地の悲惨な映像が届く今日、とても他人事とは思えず只管無事を祈っています。戦後七十余年を経た日本、戦争の愚かさを今いちど自覚しなければならない時期を迎えているように思うものです。友峰和尚より
第3115話
皆様お元気にお過ごしでしょうか? 本日も大変良いお天気になり、土曜日と有ってか久しぶりに金沢市内には多くの方が見受けられました。犀川沿いの桜並木も蕾を大きくして春を待ちかねているようでした。
松浦建設㈱会長・松浦義一氏 と 職員の方とともに
午前中には大安禅寺諸堂保存修理工事を請け負っている松浦建設㈱の会長・松浦義一氏が職員の方とともに、先般逝去された末弟でもある故吉田朝夫氏通夜弔問の御礼御挨拶に来寺下さいました。吉田氏と和尚とは約20年に及ぶお付き合いが有り、この間、松浦建設㈱ 様には大安禅寺の本堂修復工事や金沢寳勝寺の本堂全面修復工事のご縁を頂き、本当に感謝の念でいっぱいです。この度の御逝去を悼み心よりご冥福をお祈り申し上げます。
髙橋ナオミさんとともに
作品展会場の金沢市長町「atelier&gallery creava(クリーヴァ)」 にて
午後からは、ガラス工芸作家・高橋ナオミさんのグループ展が明日で終了するというのでウオーキングを兼ねて作品を見に行きました。ウオーキングを再開したためか少しずつ身体も復調しているように思いますが、天気が良いと気持ちも連動して晴れ晴れとするものです。コロナ禍に有ってさらに世界中が混沌としていますが、「不退転」「不動心」の精神で過ごして参りましょう! 友峰和尚より
第3114話
金沢城 鼠多門
連日の除雪からようやく解放され、本日は久しぶりにお気に入りコースの金沢城鼠多門より城内を巡るウオーキングに出掛けました。雪景色の金沢城内は初めて見る景色で、この時期観光客もまばらで絶景を独り占めしたような実に爽快な気分を味わいました。これまでの疲れをいっぺんに払拭出来たほど感動しました。
どうかブログをご覧くださっている皆様にもこの時季是非味わって頂きたい風景で、降雪も約50センチほどあり特に五十間長屋を望む景色は圧巻でした。ベンチに腰を掛けてしばし瞑想しましたが、ふと現在進行中の大安禅寺諸堂修理保存工事が脳裏に蘇り歴史の重みを感じたものです。
大安禅寺 本堂への渡り廊下にて
先般自坊に戻った際、一般拝観者の見学ルートで本堂の修復現場を見学しました。本当にタイムスリップするかのように建設当時の状況がくっきりと見え、歴史建造物復元の重要性を認識したものでした。約7年後に完成予定の卑山重文諸堂の修復なった晴れ姿を心待ちしています。
和尚の部屋で 孫たちが宿題中
さて孫達が和尚の部屋で宿題をしている姿が実に無邪気で愛らしく、思わずシャッターを切りました。大変心が癒されましたが、先般御来寺下さった御姉妹の笑顔も素敵でした。コロナ禍に有って笑顔の姿がなにより一番ですね。
澤本さん・長尾さん御姉妹
福邦銀行金沢支店の 米田さんと
なお本日のウオーキングの歩数ですが、1万1833歩と初めて1万歩を超えました。お天気の状況を見ながらウオーキングを続けていきましょう!チョー気持ちいい! 友峰和尚より
犀川大橋からの 本日の風景
第3113話
第3112話
本来なら大安禅寺お檀家様の年忌法要に出頭の予定をしていましたが、新命副住職に法務遂行を依頼し金沢兼務寺院の雪対策に当たりました。石川県内に出されていた大雪警報も解除となり一安心ですが、今年の雪の降り方は例年と異なり突然強く降り出すため、何度も何度も除雪しなければ寺町のような密集した寺院では屋根雪の排除が難しくなります。
今日も 除雪に追われています
落ちて固くなった 屋根雪の塊
連日除雪作業の話で面白くも無いのですが、面白いと言えば除雪中に屋根雪が怒涛の如くなだれ落ちるのを見ている時ぐらいです。下手をすれば雪の重みを直接受けて下敷きになるわけですから、落下のタイミングを計りながらのスリルな作業を味わっています。持病の椎間板ヘルニアにも注意が必要で、咄嗟に動けないため本当に神経を使います。
澤本さん と 長尾さんとともに
除雪作業の合間には澤本和美さんと長尾華奈さんが来寺されましたが、お二人は姉妹だそうで、先般より澤本さんに相談していた野町・少林寺を会場に「囲碁体験教室」を開催するお話について懇談しました。長尾さんは、県内はもとより全国的に有名な囲碁棋士で、石川県津幡町で囲碁サロン「シトラス」を運営されているそうです。
囲碁について 色々なお話を伺いました
寳勝寺檀信徒の額様から御寄進頂いた 碁石
日本の伝統的文化でもある茶道・華道や囲碁道、将棋道など、今日その継承者が減少傾向にあるそうですから寺院の新たな活用も踏まえ色々なアイデアを出しながら老若男女に参加して頂けるような囲碁体験教室が開催出来ればと思っています。さて本日は除雪の応援に鹿島建設㈱金沢支店の南部様が来てくださり本当に助かりました。心から感謝申し上げます。友峰和尚より
南部様が 除雪の御加担に来てくださいました
南部様とともに 誠にありがとうございました
第3111話
寳勝寺 今日の境内のようす
朝方より短時間に21センチの降雪となった金沢市内ですが、その後も降り続き明日までに50センチの大雪となるそうで除雪に終始しました。昨日は大安禅寺に所用で戻っていましたが、金沢が大雪になるという天気予報を心配して午前中に電車で寳勝寺に戻りました。
断続的に 雪が降り続いています
雪は直ぐに除雪しないと凍りついて塊となってしまうため、常時の除雪が不可欠です。寳勝寺お檀家の安田様より和尚の腰痛悪化を心配し除雪御見舞いの労りのメールが届き、本当に嬉しく思いました。
「俺がやらねば誰がやる 今やらねばいつ出来る」の言葉は現代の若き世代の皆様にも是非座右の銘にしてほしいと思います。頑張ろうにも頑張れない時がいずれ必ずやって来ます。雪は和尚の都合で降ってはくれませんから、常に臨戦態勢にあってこその安全安心なのです。「いつでも来い!どっからでもかかって来い!」最早和尚の昔々の姿です。今では風前の灯状態ながら「一即一切」の禅心あるのみです。年寄りには年寄りに適したやり方が有るもので、日々創意工夫の老僧一路の毎日です。友峰和尚より
第3110話
これが最後!これが最後!と言い続けながら、今朝は昨晩から降り続いた雪の除雪から一日が始まりました。春の雪ですから幾分気持ちは楽ですが、それでも老体に負荷が掛かり厳しい作業となっています。
除雪機がフル稼働の今年の大雪ですが、機械の操作は相当神経を使うもので除雪が終わる頃にはどっと疲れが襲ってきます。禅宗坊主に愚痴は禁物ですが、流石に身体の疲弊には愚痴が出るのも仕方のない事です。
少林寺にて
大日本帝国海軍連合艦隊司令長官だった山本五十六が残した言葉に「やってみせて 言って聞かせて やらせてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」というのがあり、この言葉は出羽国米沢藩第9代藩主・上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせて させてみる」を引用したものと思われますが、冒頭の「してみせて」が困難になれば最早「言って聞かせて」は説得力を失いますからそろそろ老兵は去らねばならない時期を迎えたのかも知れません。いつの世に於いても「有言実行」の精神は社会生活の基本中の基本だと自覚する今日この頃です。さて北陸の大雪もどうやら今回で最後のように思います。いよいよ暖かい春に向かって心機一転して頑張って参りましょう!負けてたまるか! 友峰和尚より
「 関 」
第3109話
日本カーリング女子、ロコ・ソラーレが日本カーリング史上初の銀メダルを獲得して北京オリンピック大会も今夜終焉を迎えます。冬季オリンピック最多のメダルを日本人アスリートが獲得しましたが、出場した全ての選手皆様におつかれ様の拍手を送りたいと思います。
八重白梅のつぼみ
世界で1位になるというのは地球人口約79億人分の1ですから途方もないほどすごい事で、オリンピックに出場するだけでも立派なものです。この2週間あまりは北京オリンピック観戦で十分に感動を頂き元気が出ました。猪木さんのキャッチフレーズでは有りませんが「元気があれば、何でもできる!」で、やはり「元気」が戦いのキーワードのようです。
髙橋ナオミさんが 御挨拶に来寺くださいました
さて毎日楽しめた北京オリンピックも無事終了し、なんだか空虚な気持ちになりました。まだまだ北陸地方は寒い寒い日が続いており春が来るのを待ちどおしく思います。和尚にとって今は休息月間ゆえに、健康体への身体のメンテナンスに集中して参りましょう! 元気・根気・やる気の「三気一体」こそ向上心への原動力です。皆さん!!元気に頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
第3108話
境内の 排水溝 が詰まりました
毎日お天気予報との睨めっこが続いていますが、そろそろ雪マークも終焉かと思いきや気温が氷点下と低く今しばらくは我慢の日々となりそうです。常日頃寳勝寺境内周辺の点検をしていますが、先日から排水溝が詰まって水が溢れだし、玄関脇が床下浸水状態になっていました。
側溝から溢れ 溜まった水
髙倉さんが駆けつけてくれました
いつもお世話になっている高倉さんにお願いしたところ、布を巻きつけた棒を排水管の下方の穴にグイグイと押し込み、ポンプ式に幾度も出し入れされた途端に詰まっていた水がいっき流れ出し一件落着となりました。
いっきに流れ出した排水溝
それにしてもどうして手押しのポンプなのかと考えてみれば「なるほど!」トイレが詰まった時に使うあのポンプ式棒を思い出しました。「餅屋は餅屋」という諺が有りますが実にお見事でした! 和尚には考えもつかなかったアイデアでした。
すっかり水が抜け 安心しました
たかが排水管の詰まり、されど排水管の詰まりの解消でした。本当にすべての事に於いて日々のメンテナンスの重要さを思います。先送りすればするほど困難になるのは心の世界も同じだと思います。「今という 今こそ今が 大事なり 大事の今が 生涯の今」の言葉を心に刻み、今を大切に過ごして参りたいものです。友峰和尚より
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