8月, 2018年

第1839話

2018-08-31

午前10時より ふれあいパーク霊苑にて テレビ収録 が行われました

秋雨前線が北陸地方に南下し、金沢市内も時折大雨となりました。思い起こすに平成16年7月18日未明から降り始めた豪雨が福井市内に氾濫し大きな被害をもたらした時も、今回とよく似た気圧配置で有ったように思います。また来週には大型の台風21号も本土に接近するとか。本当に気を緩める事の出来ない状態が続いています。

 

キャスターの森重さんと

さて不思議な事に午前中は大雨警報が出ていたにもかかわらず、地元テレビ局の取材中は陽が差すようなお天気となり、ふれあいパーク霊苑での収録も順調に進み安堵したものでした。今日の映像は9月7日午後2時から、HAB北陸朝日放送「2時はドキドキ」の番組中に放映されるそうですので、是非ご覧頂きたいと思います。

寺カフェ 撮影のようす

収録終了後、スタッフの皆様と茶礼をしました

 

 

午後より 住職研修会の準備

明日は寳勝寺を会場に「滋賀北陸教区・住職研修会」が午後1時よりが開催されるため、午後からは会場の設えをしました。天気予報の進捗状況を気にしながらの作業でしたが、連日30℃を超えていた気温も秋雨前線が影響してかグンと下がり、26℃前後と凌ぎやすくなりホッとしています。

 

住職研修会では「寺院の運営について」という内容で和尚の講義も予定されているので、楽しいお話にしたいと思っています。滋賀北陸教区各御寺院ご住職皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

第1838話

2018-08-30

臨済宗妙心寺派 平安山 良疇寺 様

「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」にて

8月も残すところ1日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 本日は残暑厳しい中、滋賀県長浜市・良疇寺様を会場に「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」が午前10時半より開催されました。各支部講員約60名が参加され、午後4時まで熱心に御詠歌の奉詠と同時に 慈恩寺 副詠鑑・東先生(岐阜県郡上八幡市)のご指導を受けました。近年、わが宗派では御詠歌を継承する方々が減少傾向に有り、それに加え講員の高齢化も加速しています。

 

御詠歌の素晴らしさは申すまでも無く、卑山年中行事の際、奉詠される度毎に参詣の皆様から称賛の言葉を頂いています。御詠歌が奏でる5・7・5・7・7の歌詞に調和のとれた鈴鉦のリズムは仏教の「声明(しょうみょう)」であり、法悦を感得する仏教音楽であります。日本古来の伝統的音楽「雅楽」等も仏教伝来に由来する古典音楽であり、色々な儀式に用いられて来ました。御詠歌は特に巡礼の際に各札所において奉詠されて来ました。伝統的日本文化が消滅の危機を迎えている今日、全国の教区に於いても花園流御詠歌の発展の為、講習を開催しながら後継者の育成に努めているところです。

 

 

宗務所長  終講の挨拶

 

本日は卑山からも寺庭と共に5名の講員皆様が熱心に講習に臨まれました。年中行事には欠かせない「無相教会 花園流御詠歌」の歌声が今後も継承されていく事を念じてやまないものです。本日は猛暑にもめげず最後まで練習に励まれた多くの講員の皆様、本当にご苦労様でした。友峰和尚より

 

第1837話

2018-08-29

長浜 北ビワコホテル グラッツェ からの風景

 

住職としての法務内容はその日によって様々ですが、基本的にはご供養がその多くを占めています。本日も朝一番にお檀家様の月諷経に参じ、今は亡き御母堂様の命日供養をご家族と共に修業しました。以前はどのお家も月々の命日供養諷経(めいにちくようふぎん)を依頼されたものですが、近年ではめっきり少なくなっています。祖先との繋がりが次第に薄れていくと同時に、家族の絆も比例するかのように同じ傾向に有るようです。「核家族化」が叫ばれる今日の社会現象ながら、祖霊供養の大切さを心から思うものです。

 

南条サービスエリアの 焼き揚げおろし蕎麦

 

明日の午前10時半より長浜市・良疇寺様で「滋賀北陸教区・花園流御詠歌発展拡充講習会」開催に合わせ、午後から一路長浜に車を走らせました。その道中、南条サービスエリアで昼食を取りましたが、花菖蒲祭開催中に、境内のお食事処「渓仙舎」で好評だった「焼き揚げおろし蕎麦」を懐かしく頂きました。ここ数年、車での移動が大変身体に応えるため、小刻みにサービスエリアで休息しながら運転しています。サービスエリアでの楽しみはご当地グルメを賞味するのが一番のようです。さて食欲も昔ほど旺盛で無く、加齢と共に和尚も野菜中心の食事を好むようになって来ました。果たして皆様は如何でしょうか? 焼肉モリモリでしょうか? 長浜到着後は琵琶湖を眺めながら、しばし瞑想してみました。湖畔にずらりと並んで停泊しているヨットを見つめながら、「あ~らよっと!」って口ずさんでしまいました。長かった猛暑の夏も終わりを迎えようとしているようです。友峰和尚より

 

第1836話

2018-08-28

早朝、健康祈願の御祈祷を修業しました

 

8月も残り3日となり、長い夏休みを終えた子供達も宿題の点検に余念が無いようです。毎年繰り返される光景ながら、なんとも子供の頃が懐かしく蘇えって来るようです。寳勝寺カフェ利用の観光客も落ち着きを見せ始め、普段の静かな流れになっています。

 

本日の「楽く楽く法話」 / 富山県より 寺院女性部の皆様

本日は午後1時半より「楽く楽く法話」が催行されましたが、法話をしながら秋の気配を感じていました。いつのまにか蝉しぐれから秋の虫の声に替わりつつあり、時折部屋の中にキリギリスが飛び込んできます。朝から小雨模様となったものの猛暑には変わりなく、ここに来て湿気が身体にまとわりつくような感じで、なんとも身体の調子を整えるのが難しい昨今です。明後日は午前10時より、長浜市・良疇寺様を会場に、「花園流御詠歌 滋賀北陸教区発展拡充会」が開催予定となっており、9月1日2日は寳勝寺にて「滋賀北陸教区 住職研修会」が開催されるなど、秋も法務の予定が目白押しとなっています。

 

振り返れば今年のお盆月は今までに経験したことも無いほどハードな法務遂行が続き、自分でもよくぞ無事円成出来たものだと感心します。何が自分をそんなに奮い立たせるのかと考えてみますが、もはや気力だけでは説明がつかない状態です。人生「元気・根気・やる気」が大切と踏ん張っていた五十代を懐かしくも思います。今の自分を支えてるものは恐らく、自己の信念のみなのかも知れません。「古稀まれなり」とは昔からの言葉ながら、健康で法務に従事できる事に感謝の念でいっぱいになります。「ありがたや 師の恩おもう 如意の跡」 友峰和尚より

 

 

第1835話

2018-08-27

美味しそうな旬の梨と葡萄を頂きました! 実は、カフェのお手伝いに来ている学生さんのご両親が果樹園を経営されており、心のこもった手作りの果物を頂き早速お供えしました。すぐにでも賞味したかったのですが、先ずは仏様にお供えしてからの我慢!我慢! 以前も果物を沢山頂きましたが本当にみずみずしく、爽やかな甘さが今でも口の中に残っています。明日にはスタッフと頂こうと思っています。

 

メッセージ動画 収録のようす

本日のカフェは臨時休業としましたが、午前中は9月15日より少林寺で開催予定の「東アジア文化都市2018」で流されるプロモーションビデオの撮影が行われました。11月4日までの約2ヶ月間に及ぶ展覧会ということで、来寺された皆様への和尚からのメッセージとして収録されました。

 

寺院の新しい活用方法を模索しながら色々なイベントが企画されていきますが、その都度、多くの関係者スタッフの方との新しい出会いがあり、楽しみにしています。まもなく9月「長月(ながつき)」を迎えますと、秋の夜長とともに暑さも和らぎ、ようやく自分の時間が持てるような気がしています。文化の秋!芸術の秋!読書の秋! 和尚も来年4月、フランス・サンリス「アートサクレ展」の墨蹟禅画の出品制作に集中して行きたいと意気込んでいます。大休息の後に大発奮あり! 今やらねばいつ出来る! と言いつつも、そろそろ「のんびり人生」も大切だと思う今日この頃ですよ。友峰和尚より

「 一日清閑  一日福 」 渓仙 書

 

第1834話

2018-08-26

酔芙蓉 今年最初の大輪が開花しました

夏休み最後の日曜日を迎え、宝勝寺カフェも夏の名残を惜しむかのように多くの観光客で賑わいを見せていました。法務遂行のため昨日金沢に戻りましたが、カフェの裏方仕事を手伝いながら法務を遂行するという状況に変わりは有りません。

 

ふれあいパーク霊苑にて 年忌墓参諷経が修業されました

初秋の光をうける 合祀墓「宙」

午前中にはふれあいパーク霊苑墓参諷経に引き続き、野町・少林寺で先代住職の月忌法要がご家族参列のもとしめやかに厳修されました。日常の法務遂行のリズムも定着してきたように思う昨今ですが、9月15日から開催される「東アジア文化都市2018・変容する家」の会場の一つとして少林寺が使用されるため、また新たな寺院空間の活用方法としてのその準備に入っています。

一日を通じて寺院に出入りする来客者も以前とは随分多くなり、和尚自身、大変有難く感じています。常に思うのですが、「禅」とは「自由なこころ」を主眼に置いている訳ですから、寺院も「出入自在」でなければ禅寺とは言えないと思って進んで実践しています。

金沢21世紀美術館 関係者の方々との打ち合わせ

午後からは金沢21世紀美術館並びに今回の展覧会実行委員関係者との打ち合わせが有りましたが、明日は「これからの寺院活用の有り方について」のプロモーションビデオ撮影が宝勝寺で予定されています。展覧会の期間中、少林寺で放映されるそうです。また来月1日、2日と「滋賀北陸教区住職研修会」が宝勝寺で開催され、「寺院活性化における新たな模索」についての説明会が予定されているところです。じっとしていては何も発展しません。常にアクションを起こしながら、よりよき方向性を見出して行きたいと念じています。友峰和尚より

第1833話

2018-08-25

「Yoshie ARAKI 荒木芳栄 個展」 / 大安禅寺 渓仙舎にて

台風が過ぎるといつもなら涼しくなるはずなのですが、相変わらず気温は36℃を超える猛暑日となっています。現在、卑山境内にあるギャラリー「渓仙舎」でパリから一時帰国されている荒木芳栄さんが個展を開催しており、お魚をモチーフにした作品が展示されています。荒木さんは、かつて大安禅寺職員として長く勤められ、今から約10年ほど前に渡欧しパリを中心に画家としての活動をしておられる方で、今回は2度目の「渓仙舎個展」開催となっています。

 

 

 

以前よりずいぶん作風が進化して、モダンで斬新な作品が多く見受けられ来場された方々の目を引いていました。昨晩は御主人も同席されての歓迎会となったわけですが、来年4月20日より開催予定のフランス・サンリス 「第1回アート・サクレ」 に参加される野口翠智先生と御弟子さんも出席下さり、さっそく楽しいお話しに花が咲いたものでした。和尚も当日は「墨蹟パフォーマンス」と約15点の作品展示が決まっているだけに、今後のスケジュール調整に入っているところです。フランスでの墨蹟パフォーマンスは今回2回目となり、ダイナミックな字を書いてみたいですね。

 

渓仙舎にて 荒木さんとともに

 

来年4月 フランス サンリス市で開催される「第1回 アートサクレ」展覧会の打ち合わせ

 

予定表を御覧になっている 野口翠智先生 と 御弟子さん

 

福井市商工会議所の方々も 打ち合わせに参加されました

 

 

懇親会 にて

午前中は依頼されていた色紙書きに専念し、午後は一路宝勝寺に向かいましたが、久しぶりの高速道路走行に懐かしさを感じながらのドライブでした。最近は電車での行き来がほとんどでしたから、ずいぶん緊張もしました。行ったり来たりの不規則な生活リズムに、ギリギリ頑張っているところです。友峰和尚より (今日の「ちょっといい話」背景画は 荒木さんの作品から お借りしました)

第1832話

2018-08-24

北陸地方は無事に台風が通過したようです。それにしましても昨晩は物凄い風の音に時々目を覚ます始末! 本当に最近の台風も異常な状況で、今年に入ってからもブログで何度も台風一過の言葉が綴られて来ました。地震・雷・火事・台風と古来より恐ろしいものの例えが揃い踏みしている今日の様相です。

 

奥能登名産 いも菓子

さて話は替わりますが、最近のお土産の御菓子も随分と親切になったものです。朝一番にカフェサポートの職員さんからお土産に頂いた能登半島・珠洲市飯田町の御菓子処「泉谷」の「いも菓子」ですが、裏面の賞味期限に「お菓子は生きています」と太文字で記されており感心いたしました。

賞味期限も実に短く今月30日までとか。それならきっと「美味しい!」に違い有りませんね。本当に親切で新鮮そのものの御菓子です。さっそく賞味したかったのですが、本日は大安禅寺に戻る為そのお土産に致した次第です。お味の方はのちほどのお楽しみですが、きっと美味しいと確信します。金沢には五郎島金時という有名なサツマイモがありますが、菓子箱に「いも菓子の泉谷」と書かれているように、お芋に相当自信を持っているものと思われます。

 

八月度 木曜坐禅会

昨晩は月例の木曜坐禅会が開催されましたが、38℃の酷暑日となった金沢市、さすがに参加者も4名と激減でした。猛暑にめげず坐禅三昧に徹した一時間半、空調がフル回転するも背中には幾筋もの汗が滴り落ちていきました。坐禅後は気分爽快!で茶礼時も楽しい会話が弾みました。刻苦光明必ず盛大なり! 負けてたまるか! さらに参ぜよ三十年! 友峰和尚より

 

第1831話

2018-08-23

 

平成参拾年八月二十三日 第二十七回

台風20号の本土上陸予報を受けて気温はうなぎ上りで、金沢市は遂に38℃に達しました。「何も言えねぇ!」と息苦しさを感じるほどの酷暑地獄! 家の中に有っても頭がフラフラする始末、一体どうなってしまったのでしょうか? 扇風機の風も熱風となっているため最早効果なし! 今日は夕刻より月例の木曜坐禅会が開催されるため本堂内の準備をしましたが、肝心のクーラーも焼け石に水といった状態。無いよりは幾分ましかも知れません。エイ! 愚痴を言っていたのでは坐禅になりませんよ。ここがインドネシアのバリだと思って心身共々無に成り切れば好し! 素っ裸で坐禅するもよし! 坐禅してひと汗もふた汗も流せば快適そのものです。思いっ切りが大切です! 兎に角、台風の無事通過を願って止みません。

 

木曜坐禅会 この度 参禅者芳名帳が二冊目に入りました

昨晩は日頃お世話になっている寺町の御寺院方々と久しぶりに懇親会を開きましたが、皆若き御住職ゆえ色々な意見交換の場ともなったようです。今後も引き続き寺町御寺院方々との懇親を深め、情報交換をして参りたいものです。

 

さて、本日の坐禅会にいったい何人参加されるでしょうか? 刻苦光明必ず盛大なり! このような言葉は風化しつつある現代社会に有って、少しでも楽をして実を得ようとする所謂「要領人間」の出現に頭を悩ませている企業体幹部がおられるのも確かな事実です。はたしてどちらを優先するかは皆様の心次第で有ります。艱難汝を玉にす! 和尚にはこれしか生きる術が無いようです。友峰和尚より

第1830話

2018-08-22

酔芙蓉 / 寳勝寺にて ( 見頃:9月下旬 )

気温が一気に37℃を超えました! 恐ろしや! 恐ろしや! あな恐ろしや! 午前中からアイフォンには熱中症注意喚起表示が出ずっぱりでした。熱中症対策としては「クーラーの良く効いた部屋に篭る」のが一番だと思いますが、されど部屋に篭っているわけにもいかず、午前中には酷暑の中を金沢市保健所に出向き「寺カフェ営業許可証」の更新申請をしました。時間の隙間を待ちかねていたかのように次から次へと新たな仕事が出てくるものだと、つくづく感心します。寺に戻った時には流石に「熱中症」になっていました。ニュースでは、貴乃花親方が突然倒れて意識不明となりけいれんを起こしたとか! まさにに熱中症の症状です! 和尚も急に頭痛が走り、目眩が生じて意識が遠ざかりました。どうかゆっくり静養されて元気になって欲しいものです。

 

「 直指人心 じきしにんしん 」 友峰 書

 

明日は月例の木曜坐禅会が夕刻6時半より開催されますが、「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」の心境を身をもって体験して頂きたいと思います。これだけの酷暑ですから、本堂内はしっかり空調を効かせて皆様の御来寺をお待ち申し上げております。「坐禅坐禅と言わしゃるけれど 腰の根太が痛うござんす」と、和尚の坐禅歴もかれこれ50年になりますが、たとえ坐骨神経痛が悪化しようとも坐禅ほど素晴らしい精神統一の手段は他に見当たりませんね。何事も「継続は力なり」です。しっかり坐禅をして、この猛暑を乗り切りたいと思います。友峰和尚より

« Older Entries

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870