和尚のちょっといい話
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午前9時半より 「定例宗務所長会議」
日中気温が30℃を超えた京都市内でしたが、やはり異常気象としか思えません。最近日本のあちこちで地震が多発していますが、いま世界的に問題視されている地球温暖化の影響なのかも知れません。この度のノーベル物理学賞を日本人の真鍋博士が受賞されたのも頷ける話です。昨日に引き続き午前9時半より、妙心寺花園会館伝道室で「定例宗務所長会議」が開催されましたが、その前に妙心寺開山堂を拝塔した後、微妙殿にて小倉管長様のご挨拶がありました。



微妙殿にて


滋賀北陸教区宗務所長に就任して約10年になり、その間、会長と副会長を務め現在は監事職にあり任期も残り2年となっています。この11月には信越教区宗務所長 久昌院住職・岸祖学所長が代表幹事となって宗務所長意見交換会が開催予定となっており、今から楽しみにしています。さて会議も無事終了し、京都駅までは愛知西教区 圓光寺・山田英隆住職のお車で送って頂き一路電車で金沢に向かいました。全国の宗務所長様には大変ご苦労様でした。11月に再び信州は木曽路でお会いいたしましょう! 友峰和尚より

久しぶりの京都大本山妙心寺での朝を迎えました。昨日は夕方5時より花園会館にて役員会が行われ「定例宗務所長会議」の前打ち合わせをしましたが、色々な話題に発展し有意義な時間を過ごすことが出来ました。

定例宗務所長会

本日は午後より花園会館伝道室に於いて定例宗務所長会が開かれましたが、午前中には妙心寺塔頭寺院 雑華院住職・華隠窟老大師を訪ね御挨拶申し上げました。コロナ禍に有ってこれまで宗務本所での会議もリモート参加の方が多く見受けられましたが、今回は感染者も減少傾向にあり全国から所長が参加され明日の本会議に向けて論議されました。



宗務所長を拝命して約10年になりますが、なにより大本山妙心寺に参詣出来ることに感謝しています。最近ではずいぶんと年齢層の若い方々が宗務所長として出席されており和尚もそろそろリタイアの時期を迎えているようです。さて今日明日の2日間、頑張って会議に集中して参りたいと思います。友峰和尚より

画像は 妙心寺フォトギャラリーからお借りしました 臨済宗大本山 妙心寺 公式サイト (myoshinji.or.jp)

大安禅寺 本堂修理保存工事現場
本日からの京都会議を控え、久し振りに自坊に戻りさっそく重要文化財修理保存工事の現場を視察しました。本当に随分長い間修理現場を見ていなかったので、本日は文建協の高木現場主任の案内でつぶさに見学しました。



文化財建造物保存技術協会 現場主任の高木氏
流石に300有余年の歴史を経た重要建造物のためか建物基材にも威厳を感じさせてくれます。現在は鐘楼の石組みと本堂の解体保存工事が進められており、実に丁寧な作業には驚くばかりです。調査をしながらの修復工事ですから無理からぬ話ですが、説明を聞くほどに当時の宮大工師の建築技術や石組技術の高さに感心しました。


松浦建設㈱ 現場監督の東野氏


松浦建設㈱ 社員の中川氏

本堂地面に 昭和23年6月の福井大震災時の 地割れの跡


鐘楼復元工事現場







工事は今のところ順調に進められており大変嬉しく思っています。さて夕刻までには京都入りとなりますが、相変わらず東奔西走の日々が続く今日この頃です。皆様におかれましては爽やかな中秋の季節、どうかお健やかにお過ごしください。友峰和尚より

日中友好の朝顔 今年も種を収穫しました
明日から大本山妙心寺宗務本所での「全国定例宗務所長会議」出席に合わせ金沢寺院の事務整理をしましたが、コロナ感染防止緊急事態宣言解除に応じるかのように急に忙しくなってきました。10月下旬には衆議院議員の国政選挙も控えており、気忙しさが一層増していく気配です。


日に日に紅葉する ニシキギ
久しぶりの京都会議で所長仲間と会えるのを楽しみにしているのですが、宿泊所となっている花園会館は修学旅行の学生さん達で満館状態だとか。長時間の会議後いつもならゆったりとした静かなお部屋で寛げましたが、どうやら今回は勝手が違うようです。しかしながらこの1年半あまり、コロナ禍の影響を受け妙心寺が運営する花園会館も休館状態が続いていたので、再び修学旅行の学生さんが達が戻って来たことを宗務所長として大変嬉しく思うものです。

「 日々好日 」 渓仙 書
さて、和尚の大ファンである「ショウヘイ、オ・オ・タ・ニ」選手が最終試合で46号の弾丸ホームランを放ち、しかも100打点を達成しました! 若きアスリートの活躍は年寄りの和尚にとって大きな励みとなります。心は20歳!体は70歳!気力は18歳! それが今の和尚なのです!! 頑張りましょう!!友峰和尚より


10月最初の日曜日、緊急事態宣言も解除となり御来寺下さる方々からも何処となしか安堵の気持ちが伝わって来るようでした。午前午後とも法要が修業されましたが、今後も年末にかけて霊前供養とともに祖霊供養が続いていきます。


穏やかな日和のもと 満中陰忌法要を修業いたしました



秋風の吹き抜ける ふれあいパーク霊苑での墓前供養

最近の和尚のブログには秋の草花が多く紹介されていますが、凡そ約120種類を超える植物が境内はじめ霊苑内に植えられているため全部を紹介する事が出来ないほど次々に可憐な花を咲かせており、一年を通してお花を楽しむことが出来ます。

オータムリリー / 中庭にて 10月1日撮影



寳勝寺の墓地を求められる方々も、現在テレビで放映されているふれあいパーク霊苑コマーシャルの美しい草花映像を御覧になって決められたという方が多く見受けられます。花園に囲まれ、自然の営みの中に眠る御霊はきっと穏やかな安らぎの日々を過ごしておられるに違いありません。

さて金沢伝燈寺里芋収穫奉納祭の行事にて弁財天に奉納される里芋のお札が出来ました! さっそく付けてみましたがとても良いように思います。伝燈寺弁財天の御利益を賜り当日は伝燈寺里芋豊穣を祈願したいと思います。友峰和尚より


ニシキギの紅葉
緊急事態宣言が解除されたとは言え気分は巣籠り状態のままでいきなり外出する気にもなれませんが、ニュースではやはりいっきに人流が増えてきたとの事。クワバラ、クワバラといった感じで再び感染者が急増しないことを祈るばかりです。この5日より7日まで京都大本山妙心寺・宗務本所で「全国定例宗務所長会議」が予定されており、本日は依頼されている宿題を仕上げる為に尽力しましたが、如何せん加齢と共に頭の回転が遅くなり気ばかりが焦る始末! 頭の回転と言っても頭をぐるぐる回すことならお手の物ですが、知恵を働かせる機能が劣化の一途で本当に情けなく思います。



ホトトギス
さて台風一過で爽やかな寳勝寺の仲秋の風情を満喫することが出来ました。境内の何処も彼処も秋草の香りと共に幾種類もの蝶々が自由自在に舞っていました。「小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた」という童謡が有りましたが全くにデリケートな趣のある歌です。本格的な秋を迎えるのもそう遠くは無いようですね。お元気にお過ごしください。友峰和尚より


糸ススキの穂 / 寳勝寺境内にて
今日から10月、神無月に入りました。ますます月日の過ぎゆく早さを実感しながらの法務遂行ですが、今年も残すところあと3ヶ月ですから気持ちが急くのも無理からぬ話ですし、今日から全国的に緊急事態宣言が全面解除となったことも気持ちが落ち着かない原因の一つなのかも知れません。いっきにコロナ禍から解放されるという事でも有りませんが、気分的には少々ほっとする面も有ります。長らく休業を余儀なくされていた寳勝寺・寺カフェ開業のタイミングを考えていますが、今しばらく様子見の状況が続きそうです。

さて本日もお檀家様の月参りとふれあいパーク霊苑での開眼供養諷経を修しましたが、境内や霊苑内の風景は確実に秋の風情満載にて気持ちが安らぐのを覚えました。特に酔芙蓉が満開となり見事な大輪の花を咲かせています。

アメジストセージ / ふれあいパーク霊苑にて

柔らかな秋雨の中 御供養を修業致しました


色づき始めた 南天 / ふれあいパーク霊苑にて
ここ数日間は法務遂行のため伝燈寺、瑞光寺、少林寺とめまぐるしく巡回していたので、寳勝寺で過ごすしばしの休息時間は値千金です。10月は健康の秋!身体作りの秋!大いにアウトドアでの体力アップを心掛けて参りたいと思います。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

瑞光寺 の 柿の木 / 金沢市本多町

自民党総裁選も終わりひと段落しましたが、今度は総理大臣指名選挙に加え衆議院議員選挙を11月に控えまだまだ平穏な日々を過ごすのは先のようです。「誰が総理になっても同じ」という意見は大きな間違いで、人それぞれに才能も個性も決断力も違うものですから岸田文雄自民党総裁には大いにその政治力を発揮して現在のコロナ禍の困難な日本社会を救済して欲しいと期待するものです。たかが一人されど一人で、どのような局面に有っても国のリーダーが全ての決定権を有している事には違いありません。為政者には常に誠実で思いやりが有り、かつ決断力が求められています。

瑞光寺にて お世話くださっている中村様との打ち合わせ


寳勝寺にて ㈱伝広社の吉田氏とともに

金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭 の 打ち合わせ
「人の為」と書いて「偽り」という字になる事を為政者は知るべしです。ならば誰の為の政治か?と問わば、国イコール自分と心得て「己事究明」こそが人々の幸せに繋がることと思います。さて“艱難、汝を玉にす”で、無私の精神で更に頑張って参りましょう!! 友峰和尚より


秋らしい おだやかな陽射し
朝一番にお檀家様の月諷経に出向きましたが、10月1日には全国的に緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が段階的解除になるという政府の方針で、街の中にも活気を感じたものです。また自民党総裁選で岸田文雄代議士が総裁に選ばれ、こちらもコロナ禍に有って今後の社会情勢の復活に期待の持てる明るいニュースとなったように思います。とにかく閉塞感のある現在、一刻も早くコロナ感染収束を願うものです。

金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭 事務局の千田さんと打ち合わせ中
午後1時からは「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」について、報道機関方々に向けての報道依頼準備の最終打ち合わせを致しました。「念には念を入れよ」で、初めての企画でもあるので綿密な打ち合わせが必要です。伝燈寺の復興にも寄与すると思われる今回の奉納祭円成に向け集中して頑張って参りたいと思っている所です。

知人の杉森さん御夫妻が遠路関東よりご挨拶に来寺下さいました


傳燈寺 栗の木
「ちょっといい話」も第3000話に日々近づいていきますが、ブログをご覧頂いている皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 和尚の常日頃の座右の銘は「無事」ですが、コロナ禍の中でなんとか今のところ「無事」をキープしています。

傳燈寺にて 西川さんとイノシシ対策の打ち合わせ中

金沢市 牧町集会所にて

地元生産者の皆様と 「伝燈寺里芋収穫奉納祭」の会合のようす
「無事」とは心の世界でも有りますが、ニュースなど見ていますと毎日話題の無い日がないくらい色々な出来事に加え様々な難題が人々の心身を悩ませ続けています。如何に無事に過ごすことが難しいかでも有りますが、無事に過ごすための秘訣は「何にも思わぬは仏の稽古なり」の道語のごとくに「おのれ無きものに安らぎ有り」で、自分の心に新しい火種を作らないことに尽きます。何か問題が生じたら先送りせず直ぐに対処し、和合専一に穏やかな心で解決の糸口を見出すことが肝要です。



さて昨晩は「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」の会合が伝燈寺のとなり町の牧町集会所で開催され、約20名の地元生産者方々が集まり意見交換会をしました。伝燈寺の復興にも繋がる地元住民との親交を深める会合でもあり、有り難く思いました。地域農業の発展と今後の伝燈寺里芋奨励の為にも頑張って収穫奉納祭を成功させたいと願っています。友峰和尚より
~皆様の応援よろしくお願いいたします! どうぞお気軽に宝勝寺までお問い合わせください。~



