1月, 2017年

第1262話

2017-01-31

傳燈寺兼務住職登記手続きのため金沢法務局に職員と出向きました。和尚の一番苦手な事務手続きの分野ですが、そこはそれ卑山スタッフのおかげで無事に書類提出を終えました。昨日は必要書類を揃えるため一人で金沢市役所に行きましたが、窓口の方の実に丁寧な応対には感心したものでした。「迅速」「丁寧」「親切」三拍子揃った市役所職員の方々に感謝です。以前にもコメントしたように思いますが、公的機関の色々な面での市民サービスが徹底されているように思いました。さて寳勝寺は本日も山門前並びに本堂前庭の土木工事が進められていましたが、もはや足の踏み場も無い程の状態になってきました。今年は降雪も少なく工事関係者皆さんにとって大いは大いに助かっているようです。一月も今日で終わり、疲れがどっと来ているところに北條英俊様・淳子様ご夫妻から「とちおとめ」が届けられました。まさしく昨日のニューステレビ番組で旬な果物として栃木名産「とちおとめ」が取り上げられていたところでした。写真の如く大粒でとても甘いとの事。

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早速に「頂き!」と行きたかったのですが、先ずは本尊佛にお供えしてからに致します。北條様、有り難うございました。多くの皆様からの温かい心を頂きながら、元気に立春を迎えたいと思います。友峰和尚より

第1261話

2017-01-30

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寳勝寺霊苑改葬工事 会議が行われました

定期会計監査の為、寳勝寺に戻りました。無住寺院対策で本山より辞令を受けて7年目に入りましたが、現在金沢市内にある臨済宗妙心寺派4カ寺の復興と後継者育成の為に努力しています。古来より寺院の収入はお檀家様の法務遂行によるお布施がその多くを占めていましたが、金沢寺院はお檀家様も極めて少なく、まして近年の少子高齢化の影響を受けてか寺離れや墓じまい、直葬といった社会現象の中での寺院の経営維持は大変困難な状態にあります。当然の事乍ら収入を確保出来ない寺院の住職は兼職を余儀なくされ、本分である宗教活動も手薄になって行ったようです。

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寳勝寺の場合も同じ運命にあったようですが、積極的な寺院活用の一手段として現在は「寺カフェ」を運営し寺院復興の浄財としての収入確保に当たっています。勿論の事その「寺カフェ」の本来の目的は、現在工事が進められている「ふれあいパーク霊苑」完成時に、多くの参詣者の休息所並びに年忌法要後の団欒の場所として利用して頂くための「カフェ」でも有ります。

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寳勝寺の会計監査がありました

今日は片岡経営会計事務所より定期監査を受けましたが、お経と同じく会計監査は寺院運営に於いて絶対不可欠の寺務で、いつも有り難く感謝しています。午後からは東京より㈱ココ・プランニング中本会長様・中本社長様、デザイナーの宮崎様が来られ、今後の改葬工事の説明を受けましたが、「寳勝寺ふれあいパーク改葬工事」の更なる進化が求められて行きます。何事を成すにも段取りが大切ですね。頑張って参りましょう。友峰和尚より

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第1260話

2017-01-29

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この時期にあっては雪の無い、暖かい一日となりました。やはり異常気象なのでしょうか? もうとっくに忘れ去られた「ノストラダムスの大予言」、あの時も異常気象による天地異変が起こるとしきりにメディアに取り上げられたものですが、あれ以後、わが国では東日本大震災・津波・原発事故・熊本地震など人類未曾有の大災害が発生しても、もはやノストラダムスの大予言などは遠い過去の話になっていたようです。大予言は別としても、最近は世界中で頻繁に事件や事故また大災害が発生しています。人間の身体は極めて自然と一体のものだけに、宇宙や地球環境の変動に大きく影響をうけるのは必至だと思います。人類が感覚麻痺を起こしていくことを警告する科学者が増えているように思いますが、正直、個人では如何ともし難いのが現状のようです。さて、午前中にはフランスはパリより荒木芳栄さんが孫誕生のお祝いに来て下さいました。先日の東京個展開催を終えての来寺でした。交通のインフラも昔より随分と便利になったものです。

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今まで遠い遠い国だと感じていたパリ。荒木さんの来寺によって身近な国となって行きます。荒木画伯の作品は今後寳勝寺で展示することになっています。皆様も是非ご鑑賞にいらして下さい。お待ちしております。友峰和尚より

霊苑改葬工事1/28 芽吹とともに

2017-01-28

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素晴らしいお天気となりました。今朝の寺カフェです。山門前が、これまでよりいっそう賑々しく感じられます。通行中の多くの方が足を止めて門の奥を覗いて行かれますが、カフェというより、「門の中で何が起こっているのか??」という視線のようです。

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ここで記念撮影されるお客様もおられました。桟橋のようです。

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極楽寺様側の壁面

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承証寺様側の壁面(右奥)

霊苑内では土曜日も改葬工事が進められています。今日のように天気が良いと、外回りを掃除しつつ気になるのは移植した樹や草花ですが、雪に埋もれながらもすでに芽吹いている植物がたくさんあります。

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みずき / 早春に花が咲きます

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アジサイ 「隅田の花火」

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かきつばた

鉢に移植後、昨秋頃には「枯れたのでは・・・」と案じていた紫陽花の銘花やトサミヅキからもしっかりと芽が出ており、新しい春の息吹から元気をもらっています。

 

第1259話

2017-01-28

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大安禅寺 節分会 福豆づくり

2月3日の節分会が迫ってきました。愈々本当の大晦日を迎えるといったところですが、翌4日が立春で、ここで暦が替わります。所謂申年から酉年に替わるわけですが、お隣りの中国では「春節」と言って本日、旧正月のお祝いをしますように、春を迎える喜びは世界中の人々にとって皆同じだと思います。今日も早朝より、節分会の御祈願札書きに専念しました。大安禅寺の御本尊様は、今から約千三百年前に行基菩薩が作像されたと言い伝えられる正十一面観世音菩薩で、健康祈願と縁結びの御利益ありと伝わる霊験あらたかな観音様です。その正観世音菩薩の御利益の霊威がご祈祷によってそのまま「御札(おふだ)」に宿り、護符として皆様を難事よりお守りするものです。また当日の「鬼やらい」の為の「炒り豆」と「福豆づくり」もお手伝いの御婦人方々によって作られました。どれもこれも手作り作業ですから、本当に心のこもった「福豆」です。

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節分御祈祷祭終了後には福引大会が開催されますので、皆様お誘いあわせの上、是非ご来寺頂きたいと思います。和尚の座右の銘として「好事魔多し」という言葉を常に心しています。要するに、良き事も無きに如かずですね。「中道」こそ仏教の真理で有りますから、福引は空くじなしにしてあります。皆が幸せである事を祈願する行事ですのでおおいに盛り上がって頂き、元気に立春を迎えましょう。友峰和尚より

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第1258話

2017-01-27

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誕生日プレゼント

美しくおしゃれなブリザーブドフラワーを和尚の誕生日に御恵送下さいました。応接間のテーブルに飾りましたが、冬の暗く重いイメージを一掃するかのように輝いて見えます。ご縁を頂いている方々からの心のこもった贈り物には本当に感謝申し上げます。いつまでも大切にしたいと思っています。大安禅寺の応接間に飾られている多くの品物は全てが頂いたものですが、どの品も思い出深いものばかりで、中には約五十年間飾られている物も有ります。お客様が居ないときも飾られた品物同士がおしゃべりをしているように思うくらいで、どんな品物にも心が通っているようです。

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午前中には、はるばる栃木県鹿沼市より金沢寶勝寺の北條総代様が出産のお祝いに来て下さいました。おかげさまで和尚も北條様と久しぶりにゆっくりした時間を過ごすことが出来、それはまるで時間が止まっているような感じでした。金沢でお会いするのと福井でお会いするのとではやはり時間の使い方が変わって来るのを感じ取ったものです。所が変わると何もかもが違ってくるのかも知れませんね。

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北條総代様とともに  大安禅寺 愈好亭にて

本日のビックイベント!稀勢の里が明治神宮で雲竜型、横綱土俵入りを奉納されました。実に十九年ぶりの日本出身横綱誕生です!苦節三十年、稀勢の里横綱の立派な土俵入りでした。あっぱれ!あっぱれ! 友峰和尚より

霊苑改葬工事 1/27

2017-01-27

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本日の午前中

解体が進んでおります、山門前です。アスファルト部分が無くなり、土がむき出しの状態です。砂利や石が出てくるのかと思いきや、ホコホコの良い土が出てきています。

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お仕事中は危険な為、工事のお休み時間に撮影しています

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そして夕方には・・・

明日は土曜日ということで、夕方には工事作業者の方が「寺カフェ」オープンのための歩行用通路を設置、寺カフェ看板を準備してくださいました。ありがとうございます!

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細やかで丁寧な復元に感謝しております、ありがとうございます!

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日に日に愛着増す「ことじ灯篭」です

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スノードロップが伸び始めています

 

第1257話

2017-01-26

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来る2月3日(金)の午後6時半より「節分会大祭」が大安禅寺で開催されますが、行事を前にして既にお申し込み頂いた方々や御縁を頂いている関係企業各社の祈願札書きを今日より始めました。かれこれ約四十年間続けられて来た、和尚の大切な法務の一つとなっています。一枚一枚、手書きで御祈願札(ごきがんふだ)を書いていますが、この時より祈願文を唱えながらの作業となっています。

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この御札は2月3日の合同祈願祭の中で御祈祷されますが、本年厄年に当たる方々や、各祈祷をご希望の方はどうぞお申し出ください。今日は臨界消防署始め地元の消防団による防火訓練が午前中におこなわれました。1月26日は「文化財防火デー」となっており、これまでも防火訓練が行なわれて来ましたが、卑山建造物が2008年(平成20年6月9日)に国指定重要文化財になってからは毎年本格的な防火訓練が行われています。

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大安禅寺 防火訓練の様子

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大安禅寺職員による文化財持ち出し訓練・消火器取り扱い訓練のようす

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境内から渓谷に向かっての放水訓練

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訓練終了後、住職の御挨拶

写真の如く徹底した訓練でしたが、訓練に参加する度に火災の恐ろしさを実感するものです。御祈願札を書きながら、心の中で防火に対する心構えを新たにしています。「平穏無事、無病息災、家内安全、交通安全、身体健全」どの祈願も大切ですね。人生に於いては誰しもが本当に色々な難事に遭遇しますが、須らく何事も謙虚な姿勢で心の平安を願い、神仏に感謝を表していく事が難事の解決につながる事と思います。 さてさて節分会は鬼やらいでも有ります。果たしてうまく鬼を退治できるか出来ないかは、やっぱり自分の心の有り様がキーワードのようです。福は内!鬼は外! 皆様ぜひ節分会にご参加ください。友峰和尚より

霊苑改葬工事 1/26

2017-01-26

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立春まであと少し、爽やかな快晴となりました。寳勝寺では今日も霊苑改葬工事が進んでいます。山門から本堂側にかけてのアスファルトはほとんど解体され、写真の如くになっています。午後からは、東京より㈱ココ・プランニングの中本社長様と、デザイナーの宮崎様がおみえになり、工事関係者の皆様との会議が行われました。初夏の完成に向けて着々と進んでいます。

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第1256話

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1月25日は初天神様の日、そして和尚の誕生日。まだまだ69歳だ! しかしながら本年は同級生も続々と古稀を迎える歳です。「人間五十年、下天(げてん)の内を比ぶれば 夢幻の如くなり」とは平安時代後期の武将、平敦盛の有名な言葉ですが、和尚はもうとっくに過ぎ去りました。このブログは黄泉の国からのメッセージという事でしょうか? 昨晩は新命副住職夫婦にお祝いしてもらいましたが、孫達からもお祝いの手紙をもらい、親子三代が無事過ごせている事に感謝したものでした。

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同世代の銀幕スターが次々と逝去されるニュースを見聞きしていますと、和尚も余命を実感するこの頃です。「終活」という言葉も定着し始めた今日では、和尚もそろそろ準備を始めなければとの思いが有ります。孫からの言葉は「ジイジ いつまでも元気でいてね!」とのお祝いメッセージですが、とっても嬉しい言葉ですね。

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今朝方には外孫や友人からもお祝いのメッセージが届きました。さあさあ百歳を目指して頑張らなくっちゃ! 金さん百歳!銀さん百歳!和尚は繊細(千歳)!って言っていた頃が懐かしいですね。久しぶりにこの言葉、「長生きは 只働くの他は無し 流るる水の 腐らぬを見よ」。皆様のお元気と共に、孫の為にも健康で有りたいと思います。友峰和尚より

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