5月, 2016年

第1008話

2016-05-22

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「花菖蒲祭」開催を目前にしての連日の花菖蒲園と薔薇園の整備ですが、最高に幸せな気分に浸れるのは仕事を終えてお風呂に入る時、お湯一面に埋め尽くされた薔薇の花びらに囲まれる瞬間です。妻が管理している薔薇園ですが、夕刻には多くの薔薇の花びらを摘んで来て、お風呂のお湯に浮かべてくれています。どう考えても「あり得ない!」至福の一時です。皆様も想像してみて下さい、和尚が薔薇の花びらに包まれて入浴しているシーンです。

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※ 画像はイメージです

想像したくも無いシーンかも知れませんが、大真面目に幸せな気分になれるものです。薔薇のほのかな香りが浴室に漂い、アロマテラピー効果が十分に感じ取られます。お湯も何処と無しか薄いピンク色に染まり、心地よいものです。六月に入ると、今度は匂い菖蒲を切って来てお風呂に入れますが、こちらもまた優雅な気分に浸れます。真に贅沢な話ですが、「苦あれば楽あり」とはまさにこのことだと思います。

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本日の「生き生き法話」のようす

お花の開花と共に、来山されるお客様もこのところ増えて来たように思います。お花は人々の身も心も癒してくれているようです。園内整備が進むにつれ花菖蒲の苗も一層輝きを見せ始めています。

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さて、今日は朝一番にシンガポール旅行社のホームページ用動画撮影の為、坐禅の指導をしましたが、最近になって国外からの観光取材も増えて来ています。「生き生き法話」の後は、ドイツ・ベルリンからのお客様対応となりました。福井も金沢も外国人観光客が急増しています。川端康成著「美しい日本の私」を思い出していました。友峰和尚より

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第1007話

2016-05-21

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身体全体を使い切っての一日の作業となっているだけに、仕事を終えた時の気分は爽快そのものです。神様がきっと和尚に与えてくれているのだと思いますが、実に感謝しています。今日も昨日に引き続いての園内整備作業でしたが、段取り八分とはよく言ったもので毎年の作業なので順調に進んでいます。仕事中は只ひたすらお花の成長を願い見事な花を咲かせて欲しいと念じながらしているのですが、残念な事に和尚は花菖蒲園専属ではない為、一年に一度の集中的作業には流石の花菖蒲達もご不満の様子で、もっともっと花達に気を配ってやらねばと反省しきりの毎日です。

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今日でどうやら作業のめぼしもつき安堵しました。明日からはゆっくりと更なる整備を進めて行きたいと思っています。花菖蒲も昨年より一週間余り早い開花となっています。日々、開花の花数が増えていますから、六月の開園頃が一番見ごろになりそうです。いずれにしましても毎日の園内整備作業を楽しみながら頑張っています。明日頃から開花情報をお届けできることと思います。お楽しみに!友峰和尚より

第1006話

2016-05-20

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斎藤さん中西さん御両名の強力な助っ人が今日から加わり、花菖蒲園の苗の補植と整備が終日行われましたが、毎年の事乍らハードな作業となっています。朝一番に金沢から自坊に戻った時には既に、斎藤さんはじめ卑山世話人さんによる境内と園内整備が始まっていて本当に助かりました。

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今年はお花の開花が随分と早いような気配で、薔薇の花に至っては八分咲き状態で少し和尚も心配しています。花菖蒲も既に咲き始めており、こんなことは過去には無かったように思います。6月4日より開催予定の「花菖蒲祭」ですが、どうやら開催一週間前後に満開となる感じがしています。やはり異常気象なのでしょうか? 最近頻発している地震なども気象に影響を与えているのかも知れませんね。とにかく今年は全ての開花が早まりそうなので、お早めにお花見の予定を立てて頂きたいと思います。

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花菖蒲の管理も約40年近くになりますが本当に難しいものですね。もっと合理的な管理方法が有るのでは無いかと毎年思案するものの、最終的にはコツコツやるのが一番確実のようです。いつまでやれるかは体力との勝負ですが、しかしながら身体を使う作業は実に良い運動になります。運動不足を感じる昨今でしたから和尚にとって園内整備は毎年の欠かせない体力増強の時期となっているようです。有り難し、有り難し。友峰和尚より

箱池の睡蓮が咲きました!

2016-05-19

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緑が本当に美しい季節となりました。毎日楽しく眺めているお庭ですが、突然の睡蓮の登場に喜び、撮影会のように何枚も写真を撮ってしまいました。明日の朝、美しく開いたようすをまた撮影したいと思っています!

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すずらんの後には、庭藤が咲き始めています。

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山門前庭から移動し、一時鉢植え中の「定家かずら」が、たくさんの花を咲かせています。風がそよぐたび芳香が漂い、特に外国人の旅行者の方から「ジャスミンのような香りがしますね!」とのコメントを頂いています。ご近所のお茶屋さんから香る、茶葉を煎る香りとブレンドされて、なんとも爽やかです。

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第1005話

2016-05-19

「京の五条の橋の上」では有りませんが、このところまるで牛若丸にでもなったような気分の日々が続いています。福井と金沢を行ったり来たりの状況で、今後も続いていくことかと思いますが集中力を欠かさず頑張って参りましょう。HAB北陸朝日放送「2時はドキドキ!」の番組出演も回を重ねるごとに、チーフの牧野様はじめ出演スタッフ皆様の「あたたか~い」サポートのおかげで毎回楽しく加わらせて頂いています。今日も出演させて頂きましたが、内容も変化に富んでいて興味深く、和尚自身の勉強にもなっています。寳勝寺カフェにも番組を見て来て下さる方もおられ、本当に有り難く思っています。無住寺院対策として「寺院の復興」という本山の命を受けて金沢に入ったわけですが、6年目を迎え少しずつ乍ら地元の方々とも法縁を深めつつあるように思います。寺の形は「寺カフェ」なれど、お寺に縁を結んでいただけるだけでも有りがたい事ですね。

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寳勝寺 箱池の睡蓮が咲きました

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霊苑改葬工事会議のようす

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さて、法務の合間をぬっての霊苑改葬工事会議が行われていますが、こちらも関係者各位の努力の積み重ねによって良い方向へと向かっています。和尚にとって一歩一歩の日々が続いているようです。大安禅寺の花菖蒲もこのところの温暖な気候で一気に苗の成長を見せています。沢山のお花と出会う日も、もうまもなくのようです。友峰和尚より

第1004話

2016-05-18

「形見とて 何を残さん 春は花 夏ホトトギス 秋はもみじ葉」とは良寛和尚の辞世の歌ですが、真に自然そのままに仏の世界が現前しています。卑山でも、ウグイスに替わってまもなくホトトギスのけたたましい鳴き声が谷々に木霊するようになり、夏が来たことを伝えてくれます。実に真理は有るがままですね。

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爽やかな涼風が堂内を吹き抜ける中、午前と午後の二度に渡って「生き生き法話」をしましたが、法話というよりも堂内の空気感が極楽浄土へと誘ってくれているようでした。

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一昨日より本格的に境内の掃除に入っていますが、新命副住職の徹底した日々の外掃除が功を奏して境内整備も順調に進んでいきます。やはり掃除は毎日しておく事で、短い時間で済ますことが出来ます。今年は、毎年お願いしているシルバー人材センターの方々があちこちへと引っ張りだこという理由から卑山には来てもらえず、和尚の孤軍奮闘の毎日となっています。

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大安禅寺にて 寳勝寺霊苑工事の会議のようす

寸暇を惜しんでの掃除なのですが、日頃の運動不足の解消ともなっているため大変有り難い事です。お掃除をしながらの健康回復ですから「一石二鳥」といった処でしょうか! 参拝者の笑顔と共に、和尚も笑顔がいっぱいです。さあ頑張って参りましょう! 負けるな日本! 負けるな和尚! 刻苦光明必ず盛大なり! 友峰和尚より

第1003話

2016-05-17

5月も中盤を過ぎて参りましたが、「花菖蒲祭」を6月に控えて今日は和尚の受付机周辺の整理整頓をしました。多くの参拝者を迎える為の準備でも有りますが、「一に掃除、二に笑顔…」の法話のフレーズにも有りますように掃除は何よりも大切です。受付はお寺のインフォメーションだけに、特に徹底した掃除が求められています。

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本当に久しぶりに自坊での日々を過ごしているわけですが、大安禅寺は何もかもスケールが大きい為、一日の法務が終わるとどっと疲れが襲って来て言葉も無い程です。人間、如何に若さが大切かしみじみ感じています。さて泣き言はここまでで、綺麗になったお部屋はやはり清々しいものです。これからは随分と溜まった宿題の墨蹟や色紙書きにも力を入れて行きたいと気合を入れています。

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休日の禅寺は静まり返っていて、境内を散策すると昨日までの暑さとは打って変わって涼しい風が吹き抜けて行き、新緑の青葉若葉が一段と美しく感じたものでした。嵐の前の静けさとはまさに今日のような事を言うのでしょうか。まるで時が止まったかのような穏やかな、ゆったりとした一日となりました。友峰和尚より

第1002話

2016-05-16

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まるで真夏のような陽気の一日となりましたが、終日境内には爽やかな夏風が吹き抜けていました。昨日より始まった大安禅寺での「生き生き法話」、和尚の法話も久しぶりとあって今日は早速に藤間さまが聞きに来てくださいました。本当に有り難い事です。和尚にとってもまだまだ法話感が戻らない中でのお話ですが、頑張って楽しい法話を目指して行きたいと念じています。ブログでの公開写真も俄然法話シーンが増えていくと思いますが、花菖蒲祭開催を前にして拝観客の方々も何処か楽しそうな雰囲気で聞いて下さるので和尚も力が入るというものです。

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金沢市からの拝観者の中には、昨日に引き続き北陸朝日放送5チャンネル「2時はドキドキ!」の放送を見て下さっている方がいて、「和尚見ていますよ!」なんて声を掛けられますと「ドキドキ」してしまいますが、こちらの番組も少しずつ浸透しているようで嬉しい事です。

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大安禅寺での法務はやはりダイナミックで、今のところは体力との勝負となっています。「気力・体力・実行力」がいまだ和尚に求められているようです。寳勝寺と違って夕刻ともなりますと風の音だけが境内に響いています。街の喧騒から遮断された大安禅寺、そこに居るだけで心が安らいでいくのを覚える毎日です。友峰和尚より

第1001話

2016-05-15

新命副住職が今日から大本山妙心寺での高等布教師研修会に出席という事で、その留守居を和尚が守ることになりましたが、いきなりハードな法務がどっと押し寄せてきた感が有り、老骨に鞭打っての遂行となりました。最早、寄る年波には勝てない今日この頃ですから、ゼイゼイヒーヒー状態での懸命の努力ながら流石に夕刻にはダウン寸前!!  しかしながら一日の内の何処かで汗をかくのは中々健康にも良いものです。法務の合間をぬって庭の整備をしましたが、今日は気持ちの良い汗となりました。これからは花菖蒲園整備が和尚の日課となりますが、少しずつ仕上がっていく園内を見るのは大変嬉しいものですね。

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午後からの「生き生き法話」のお客様は、小松市、野々市市、小矢部市、小浜市からのお客様でしたが、和尚が大安禅寺で法話をするのは久しぶりで、こちらの方も実に新鮮な感覚でした。明日からしばらくの間「生き生き法話」を担当致しますので、お時間が有りましたら皆様も是非聞きに来てください。

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花菖蒲祭を目前にして、御茶席を催して下さる吉田先生始めイベントに参加して下さる方々がご挨拶に来られましたが、次第にお祭りの雰囲気になって来たようです。やはりこの時期の大安禅寺はお花が主役だと改めて思ったものでした。友峰和尚より

テレビ中継の翌日。

2016-05-14

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蜜柑の花が咲き始めました!

昨日のHAB北陸朝日放送「2時はドキドキ!」寺カフェ生中継から明けて本日、寺カフェには、「テレビを見ました。」という地元からのお客様が来られ、お抹茶やアイスコーヒー、テレビでも紹介して頂いた「三種盛り合わせ」をご注文下さっています。「こんな場所が有ったなんて、、、」と喜んで下さっている様子で、くつろいだ時間を過ごされているようでした。5月も中旬となり、寺カフェもとても良い季節を迎えております。お近くへお越しの折には、ぜひお立ち寄りくださいませ。心よりお待ち申し上げております。

DSC08395 (500x375)お客様のお帰り後には、こんなアート(!?)が施されていました

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御菓子の飾り葉やぜんざいの箸袋を使って、舟漕ぐアヒルのような・・・

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季節のお花が次々と咲いています。

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