7月, 2015年

日中友好の朝顔が開花しました!

2015-07-31

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7月31日、「日中友好の朝顔」2015年の第1輪目が開花いたしました!今年で3年目を迎え、すっかり宝勝寺・夏のメインフラワーとなりました朝顔です。

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すでに垣根の1.5倍くらいにまで伸びたツル。毎朝、誘引しながらツボミの成長を楽しませていただいております。

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今年は庫裡側の入り口にも…

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発芽したばかりの苗もあり、これから長らく楽しむことができそうです。いよいよ八月です!

 

第712話

2015-07-31

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澄み切った鷹巣海水浴場の海は、安心して孫たちを遊ばせることが出来ます。先般、東京湾での海水浴場が一部許可されたニュースをテレビで見ましたが、どう見ても綺麗と言えるような水の状態ではありませんでしたが、それでも、都会の親子が水浴びをして楽しんでいる姿には嬉しい気持ちがしたものです。和尚の幼少の頃は福井市内のどの川も綺麗で、メダカやシジミ、フナ、ナマズ等が生息していたものでした。ましてや越前海岸の海の水は本当に綺麗で、海岸沿いでは海の底までが透き通って見えたものです。最近は全国的に河川の浄化作戦が行われているそうで、川が綺麗になれば当然ながら海の水も綺麗になっていきます。

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今日は長女が子供を連れて里帰りをしたのを機に、久しぶりに孫たちと海水浴に出掛けました。和尚にとっても大休息日となりました。こんな機会がなければ海など行くことも無いだけに、孫たちと心ゆくまで存分に海水浴を楽しみました。「海っていいですね!」大安禅寺から30分程で海水浴へ行けるなんで、全くに「贅沢」な話です。恐らく北陸に住居を構える人々にとっては「山あり河あり海あり」、しかもどこもが素晴らしい自然環境を保っています。関西の大都会からのやって来た孫たちにとっては、夢を見ているような、楽しい一日だったようです。そんな素晴らしい大自然を有する福井県! 越前海岸の素晴らしさをもっともっと県外に知らしめて欲しいと切に願った一日となりました。「歓声の 響きし浜や 風すずし」友峰

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第711話

2015-07-30

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境内の地面のあちこちに幾つもの小穴が開いていますが、これらは御承知の如く蝉の穴で、この時期は早朝より蝉しぐれとなっています。「閑かさや岩にしみいる蝉の声」とは俳人・松尾芭蕉の有名な一句ですが、この「しみいる」の表現が蝉の一生を象徴しているかのようです。7年にも及ぶ長い年月を地中で過ごし、地表に姿を現した時にはわずか一週間でその命を終えるわけですから、岩に「しみいる」程のエネルギーをもって全パワーで鳴くのもうなずける話です。では、何が故にそれほどまでに大声で鳴くのかですが、それは言うまでも無く「生命の継承」の為で、雄蝉が雌を誘う行為だそうです。それは果樹の場合も同じで、「桃栗三年 柿八年 梅はすいすい十三年!」と有りますように、これとて果実をつけて種の継承を目的としています。

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それでは人間はという事になりますと、どうでしょうか? 自然界の動植物と同じく子孫繁栄と生命の継承の為の努力はどうかと自省してみますと、力を尽くして大声で鳴いたわけでも、また桃や栗のように三年八年で生命を継承できるわけでも有りませんから、やはりこの辺でいちど、「人類の生命継承の為の努力とは何か」を問いかけてみる必要があるようです。禅の言葉に「言いうるも三十棒、言いえざるも三十棒」とありますから、生命の尊さに対しての問いかけが日々求められているようです。「蝉しぐれ」から教えられることは「生命継承の為には人生死力を尽くせ!!」という事でしょうかな「カナ、カナ、カナ、カナ??????」 そこで和尚の一句、「我ありて 我無きところ 蝉しぐれ」友峰和尚より

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第710話

2015-07-29

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龍潭寺むくげ / 大安禅寺にて

来年の花菖蒲祭は開園から第33回目を迎えるわけですが、このあたりでイベントの名前をリニューアルしようということで、「参華まつり」(さんげまつり)というタイトルが候補のひとつに挙がっています。「参華」とは三つの花のことで、「花菖蒲・アジサイ・薔薇」を言います。薔薇園も来年は植樹から3年を迎えます。現在ではどの花も見事に育って、今年の花菖蒲祭でも多くの観賞者を迎えました。あじさいに至っては山門より松平家廟所までの沿道約1キロに渡って植えられており、中には20年以上を経た大きな株もあります。どの花も色合いがよく、現在も毎年植樹をして株を増やしています。大安禅寺の境内一帯には、他にも山法師、さつき、つつじ、ハナミズキ、沙羅双樹、むくげ、泰山木、菩提樹、ソメイヨシノ、枝垂桜、紅葉、モクレン、こぶし、等々多くの木々が植えられており、県内外の樹木愛好者の皆様に愛されているようです。

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今日は、それらの樹木の中でも大変珍しい「むくげ」が満開となっています。このむくげは「龍潭寺むくげ」と言って、滋賀県彦根市の龍潭寺にのみ生息してきた珍種で、「むくげ図鑑」にも登場するほどの美しい花です。これからももっともっと植樹をして、市民の憩いの場所にしていきたいものです。

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さて、昨晩は延び延びになっていた「花菖蒲祭打ち上げ会」が、福井市内のそば処「やす竹」で行われました。毎回のことながら卑山職員に加わって金曜座禅会の皆様や、世話方の皆様、そして庭師の方々の御協力で遂行されています。多くのスポンサーの皆様やまた地元檀信徒皆様のご協力に心から深く感謝申し上げます。

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八月のお盆を目前にして、卑山「花園霊苑」のイノシシ対策として、小森庭園の末政さんが頑強な柵を作ってくださいました。嗚呼!!本当に感謝!!感謝!!です。有り難うございました。友峰和尚より

第709話

2015-07-28

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「アコス45周年記念特別企画・2015新商品発表展示会&福井創咲ビュッフェ」が、ザ・グランユアーズフクイで開催され、和尚も午前10時より参加させて頂きました。

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近年の冷凍食品は「味」といい、「造りやすさ」といい、また「品揃え」も豊富で、目を見張るものが有ります。先般より藤田通麿会長様にお願いして今回のイベントに参加させてもらいましたが、やはり現物に接する事が大切ですね。カタログでは味も形も色合いも分りません。

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サラダドレッシングを試食中

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熱心にご説明下さる各メーカーの皆様

金沢・寶勝寺「寺カフェ」も、お客様の要望に応えるべくヘルシーで菜食を中心とした昼食用の素材選びをしていましたが、今日の新作発表会のように新しい食品が一堂に会し、しかも試食できるとあって参加を希望したわけですが、本当に驚きの連続でした。冷凍食品の発達は目覚ましく、手軽に美味しい物を料理できることと保存がきくことが最大の利点で、今日は大いに収穫の有った一日となりました。

DSC05178ビュッフェスタイルの”創咲料理・スイーツ”試食会場にて

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展示されている冷凍食品や地元食材を使用した”創咲料理”の数々

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㈱名給の青木会長さまとともに

お料理作りが苦手な女性が増えてきているそうですが、まさに冷凍食品は救世主のような存在になりつつあります。もちろん、ホームメイドが一番であることには違いないですが、ちょっともう一品!!という時には有り難い存在となっているようです。会場での試食づくしでお腹いっぱいとなりました。連日の猛暑続きですから、このまま身体ごと冷凍すれば永久に栄養満点の凍体保存できるのではと妄想しつつ会場を後にしました。友峰和尚より

第708話

2015-07-27

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日中友好の朝顔 ぐんぐん成長しています

熱中症注意報が連日発せらていますが、本当に年齢に関係なく十分な水分補給が求められています。和尚も数日前に、普段とまったく変わりないリズムで一日を過ごしていたにも関わらず、夕方になって急に体調不全になる始末。知らず知らずのうちに体力を奪われていくという熱中症の恐ろしさでもありますね。水分補給を十分にしていても油断は禁物で、時々は体を冷やすことが大切のようです。和尚的には、体のだるさを覚えた時には、ぬる目のお風呂に入って体調を整えるというのが自分なりの体調回復方法ですが、兎に角、皆様も注意して頂きたいと思います。

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墓地改葬工事に向けての会合が続いています。

思うに、36℃を超える暑さなど昔は無かったように思うのですが? 30℃を超えただけで「暑い暑い」と言っていたことを思い出します。流石に今日のような猛暑日は寺カフェ利用のお客様も増え、観光客の避暑地として大いに役に立っていたようでした。明日は雨の予報ですから一息つけそうですね。和尚も寺の中ばかりの仕事ではいけないと夕方お散歩に出たものの手ぐすねを引いて待っていたかのように蚊の攻撃を受け、寺に戻った頃には手から足からあちこち刺され痒いのなんのって。加賀国の蚊は姿が見えません、まるでステルス性の蚊です。大安禅寺ののんびりとした大きな蚊と違って、街なかの蚊はすばやく姿も見えません。オッと、卑山の傍に忍者寺が有りました。どうやら、ここに住む蚊は忍者の訓練を受けた蚊なのかも!ね? 友峰和尚より

第707話

2015-07-26

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カキ氷が全国的に超人気を博していますが、このところの猛暑がより一層拍車をかけているようです。以前はアイスクリームやシャーベットが主流でしたが、もはやそれらも猛暑には歯が立たない状況といったところでしょうか。そんな矢先、ついに卑山・寺カフェにもカキ氷器が登場することとなりました。娘が送って来た物ですが、今後はフル回転となりそうです。お寺でのかき氷ですからネーミングにも工夫が必要と、「宝勝開運かき氷」なんて考えて見ました。如何でしょうか?かき氷の中に越のルビーのミニトマトを入れておくなんてどうでしょうか? もちろん金箔入りのかき氷です。紅白の色合いがきっと素敵かも。食べていると頭のてっぺんにキーンと響きますから、その時にひょっとして「開運のひらめき」が浮かぶかもね。「なんて?」「頭を冷やせ!」って。それも一理あり!です。今後は色々な種類のカキ氷を用意しておきますので、是非皆様、寺カフェに立ち寄って頂き熱中症にならないようにしてくださいね。

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さて、和尚はまだまだお盆の棚経(ご先祖の霊供養)が続いています。今日は本多町・瑞光寺と寶勝寺墓地でのお盆先祖供養のお勤めでした。くどいようですが7月8月はお盆月です。どうか皆様の御先祖の御供養をしっかり勤めて頂きますよう願ってやみません。 心の安心(あんじん)は先祖供養の中から導かれていきます。この世は「一即一切」です。御釈迦様の教えは実に単純にして明快なり。「我という 小さきものを 捨てて見よ 三千世界に 障るものなし」 ごもっともごもっとも。友峰和尚より

第706話

2015-07-25

昨晩放映されたNHKファミリーヒストリー「又吉直樹 ハワイに渡った祖父の軌跡」の番組が好評を博しています。これまでに何度もNHKの番組に登場してきた又吉さんですが、どの場面においても本人の育ちの良さと言いましょうか、謙虚な言葉遣いや話の言い回し等いつも感心して見ていたものでしたが、昨日の番組を見て「成る程!!」ってうなずいたものでした。やはりそうであったのかと思わせるに十分な番組構成でした。祖父の慈悲深い人格がクローズアップされていましたが、我々も未来の自分の姿を知りたければ、自分の先祖が何者であったかを知る事が一つの解明へのヒントとなるように思いました。

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本日のお客さまも、祖先のルーツを訪ねて来山された御方です

近年なにかと話題になる「DNA」ですが、確かに自分では如何ともしがたい、古から引き継がれて来た性格的情報が組み込まれている事を強く思います。そうであるならば尚更のこと、我々は子々孫々に残すべき「優れた人間性」を培って行くべく責務があるのではないかと思いますね。昔の言葉に、「子を知りたければ親を見ろ!」また「親に似ん子はいない!」とかありますからやはり、親の因果が子に報わないよう謙虚な生き方が求められているようです。今回の又吉さんの芥川賞受賞は当然のことながらご本人の才能ですが、そのDNAは間違いなく連綿と受け継がれて来た御先祖の精神の中に有る事を強く思った番組でした。それに致しましても又吉さんが沖縄の出身で有る事を和尚も初めて知りました。沖縄がんばれ!! 友峰和尚より

第705話

2015-07-24

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今日24日は卑山副住職・玄峰和尚の33歳の誕生日でした。最近の東奔西走、活発に法務活動を展開している姿を見ながら大変嬉しく感じているものです。特にこの夏休み期間中は、地元の子供達や幼稚園児対象の坐禅体験修練を積極的に指導しており、近年のいじめや引きこもりがクローズアップされる中での、心の問題をテーマにした子供達にも分かりやすい法話が人気を博しているようです。

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日ごろなかなかお寺とは無縁の子供たちですが、新命和尚の言葉を熱心に聞き入る姿には流石に安堵感を覚えるものです。修行時代に師匠から、「三歳の童子にも解る無字を持ってこい!!」という公案(問答)を頂いたことを思い浮かべていました。「童心はこれ仏心なり、すなわち祖心に通ずるものなり!」また「三つ子の魂百まで!」なる言葉は、いつの時代に於いても風化することのない真なる格言だと思います。この夏休みを利用して大いに心身の鍛錬に時間を費やしていただきたいものですね。

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さて、和尚も「さらに参ぜよ30年!」でお庭の掃除に集中しました。夏草は容赦なく庭を埋め尽くして行きます。人々の煩悩もまた夏草の如く心を埋めつくして行くようですから、ご用心ご用心! お坊さんの剃髪の意味は、伸び行く雑草を刈るに通じるのだそうです。「確かに!」この時期の剃髪は何にも増してさっぱりとして涼しく気持ちの良いものです。皆様も一度バッサリと剃髪してみては如何でしょうか?天が抜けたような爽やかな心境を得ること必定です! 友峰和尚より

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第704話

2015-07-23

終日雨模様となりましたが、じっとりと身体にまとわりつくような暑さの中、お盆のお参り(棚経)に出掛けました。新命副住職が多忙の為に和尚の出番となりましたが、卑山の檀信徒総代でもあります上田様の、いつも変わらぬ大変丁寧なおもてなしを受けました。

IMG_6257大安禅寺責任役員総代・上田保次郎 様 です。

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御奥様 です。

ご家族と共に読経を唱えた後は、上田様手打ちのお蕎麦と奥様自家栽培のお野菜のかき揚げやお手製の鯖寿司など、本当に心のこもった昼食を頂きました。お蕎麦の美味しい作り方から子供の教育論、孫の育成、そして政治経済に至る幅広いお話をもって楽しい時間を過ごしました。
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お参りにお伺いする度ごとに自家製の美味しい手打ち蕎麦を頂いてきましたが、毎回工夫を重ね努力されている姿には感心いたします。檀家様の中には趣味で蕎麦打ちをされる方が数名居られますが、その中でも上田様と藤田様は趣味の領域を超え、プロ級の腕前をいかんなく発揮されています。蕎麦打ちは勿論の事、蕎麦粉の素材選びから出汁の作り方や器に至るまでそれはそれは徹底した研究をされているだけあって、出来栄えは素晴らしいものです。と言っても、頂かないことにはてんで分かりませんね。「六十の手習い」という言葉が有りますが、高齢化の進む日本社会ですから老後の生き甲斐として、色々な趣味にチャレンジされることは全くに賛成です。特に老後は「豆人生」と「ダメ人生」に分かれるそうですから、やはりコツコツと豆に人生を歩んで行きたいものですね。さて皆様!老後の趣味として、何が一番いいでしょうか? 友峰和尚より

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