8月, 2014年

8月最後の日曜日です。

2014-08-31

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やまごぼう / 寳勝寺・山門前庭にて

8月31日、日曜日です。夏休みも最終日ですが、今日も門前の通りには多くの観光客が往来しています。寳勝寺では終日、寺カフェのお客様で賑わい、また檀信徒様がご挨拶にお越し下さり、お墓参りの縁者の方が8年ぶりに来られるなど、千客万来の一日となりました。

SONY DSC水引 / 境内のあちこちに

また今日は、読売新聞朝刊の地域欄紙面にて、寳勝寺の記事が大きく掲載されました。取材を頂いたのは8月半ば頃のことで、その折には寺カフェの一般のお客様にもご参加頂いての取材だったので、掲載されることを大変楽しみにしていました。

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取材中のようす / 平成26年8月16日

素晴らしい記事を掲載してくださった読売新聞社様、記者の鷹尾様に厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

第374話

2014-08-31

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「滋賀北陸教区住職研修会」2日目は、臨済宗永源寺派・大本山永源寺での研修となりました。管長猊下のお話を拝聴でき、久しぶりに僧堂時代を思い出し懐かしく思ったものです。法話後は寺内の拝観をしましたが、流石に東近江の名刹ということだけあって素晴らしいの一言でした。紅葉の名所としても知られており、その時期には10万人近い方が訪れるそうです。

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どの世界においても研修会なる名目の会合がもたれていますが、研修のカリキュラムもさることながらやはり日ごろの疎遠を謝してのコミュニケーションが一番の目的で、ある意味情報交換の場でもあります。今日のように目まぐるしく変化していく価値観や慣習の中で、日ごろ発生するいろいろな問題をお互いに話し合うことは極めて大切なことだと思いますね。また同じ職業だからこそのお互いの理解も早いというものです。無事に研修会も終了して自坊に戻ってみればいつもと変わらない静寂な禅寺の佇まいの中、深い安らぎを感じさせてくれました。「何にも思わぬが仏の稽古也」。確かにそうでありますが、研修会などに参加してみますと「何にも思わぬ」瞬間など皆無であって、一秒一刻が思考三昧の中にあります。考えて考えて考え抜いて、もう考えることがなくなる世界が無心の世界だと思いますから、無心になる為にはまだまだ考えが足らないという事なのでしょうか。さて和尚のこの一週間は目まぐるしく変化した日々でした。やり通した心地よさと疲れが同時に襲ってきます。今日はきっと楽しい夢を見るものと期待したいですね。友峰和尚より ZZZZZZ・・・・。

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第373話

2014-08-30

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爽やかな土曜の朝を迎えました。寳勝寺の境内もすっかりと秋の様相を呈してきましたね。こんな街なかでも季節の移り変わりが肌で感じられるのは本当に嬉しいことです。朝夕の涼しさに加えて風が運んでくる匂いの中にもほんわかと海の潮の匂いが混じっていますよ。土曜日という事もあって朝から寺カフェご利用のお客様が来ていました。夏休みも明日で終わりですが、家族連れの観光客が最後の休みを惜しむかのように笑顔いっぱいの旅、見ていてもほほえましい感じです。

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和尚も今日から滋賀県東近江市で開催される「滋賀北陸教区住職研修会」に参加します。久しぶりにたくさんの僧侶仲間と会いますが、「両鏡相照らし中心に影像なし」って心境で、やはり同じ立ち位置の仲間が集う会には得るものも大きいものがあります。一泊二日の研修会ですが次世代の青年僧も参加されるので気合を入れて出席したいと思います。幾つになっても勉強!勉強!また勉強!です。若き時代には勉強ほど嫌いなものは有りませんでしたが、今では勉強が大好き! 勝手なものです。毎日の勉強が自分をより自由な世界へと導いてくれるようです。「坊さんよ、大志を抱け!!」・・・「ボーズ、ビー、アンビシャーッ」です。忘れてはいけません。友峰和尚より

 

 

第372話

2014-08-29

山門入り口の「寺カフェ」看板が雨で腐食して壊れかけていたため新しい看板に架け替えていたところ、後ろからどこかで聞いたことのある声が!とそこへ出て来られた寺カフェのお客様が、その御方から突然のインタビューを受け始めました。和尚はたまたま「短パンにTシャツ姿」だった為に振り返ることもなく黙々と作業を続けていましたら、なにやら寺カフェの取材もされるような雰囲気にてそそくさと寺の中へ、、、さっそく作務衣に着替えていつも通りの境内掃除を始めますと、そこへ先程のテレビ局の方が来られて、インタビューとなりました。「セーフ!」でした。実は看板の取り付け作業をしていた時に声を掛けられ、「寺カフェに入れますか・・・?」って。和尚はテレビカメラからの視線を感じたので後ろ向きのまま「いいですよ」って答えていたらカフェのお客様が出て来られたので思わず「助かった!」って思った次第です。その声とは、「となりのテレ金ちゃん」でおなじみの塚田誉キャスター様の声だったのですね。なにしろ和尚は短パンにTシャツ姿でしたから、「御住職ですか?」なんて声を掛けられたらどうしようかと思いました。佛の教えに「威儀即仏法」なんて言葉もあるくらいですから、僧侶が「短パン」ではやはり失礼です。今後気を付けたいと思います。その後は寺内の取材がありましたが、テレビでおなじみの塚田キャスター様の、いつもながらの軽快なトークを拝聴することが出来ました。突然の訪問でしたがメディアの取材はいつも有り難く思います。9月8日から12日のうちのいずれかで「となりのテレ金ちゃん」の”誉のドコ行く?”のコーナーで放映されるそうです。今日は「早朝短パン騒動」からの始まりでした。さて、8月もあとわずかになりました。長い長い夏休みも終了していよいよ9月「長月」を迎えます。寳勝寺の前通りもすっかり秋の様相を見せ始めてきたようです。友峰和尚より

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 お帰り際には「日中友好の朝顔」についても取材を受けました。__ (3)

モニターツアー、そしてフリーペーパーの取材です!

2014-08-28

 

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本日、朝8時半の寳勝寺です。金沢市と白山市が連携して企画されている旅行プランのモニターツアー御一行様が来山され、住職によるご説明をお聞きになっています。寳勝寺の事はもちろん、寺町台寺院群や加賀藩前田家のこと、「太白山寳勝寺」と「白山」のことなど、幅広いお話しでした。喫茶室やお庭などを見学されるなど、観光コースの研修を兼ねておられるようです。

SONY DSC旅行業や観光協会の方々です。思いがけない楽しいご説明に始め緊張されていた皆様もとっても和やかに。

また今日は「日中友好の朝顔を愛でる会」が行われ、大切なお客さまをお迎えいたしました。初秋の晴天でしかも涼しく、朝顔はこの日を待っていたかのように満開で本当に良き日となりました。本日の朝顔は本当に見事で、夕方まで美しく咲いていました。

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満開の朝顔とともに記念撮影をされる中川美術館館長・中川健造様と住職 / 正午ごろ

そして皆様をお見送りしましたのちには、金沢の英語版フリーペーパー「eye on KANAZAWA」の写真撮影が行われました。

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カメラマンの方と、着物姿のモデルさんです。

モデルの女性は、香港系カナダ人とのことです。流ちょうな日本語を話され、お抹茶を召し上がっておられました。10月1日に発刊されるとのことです。掲載された折にはまたご紹介させていただきます!

 

 

 

 

 

第371話

2014-08-28

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快晴となった本日、「日中友好の朝顔を愛でる会」が開催されました。10時からの日中友好祈願祭に始まり、朝顔の鑑賞、和合の茶礼、そして懇親昼食会と和やかなひと時を過ごしました。

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「日中友好祈願祭」が執り行われました。/寳勝寺本堂にて

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SONY DSC左から廣瀬邦彦様ご夫妻、「日中友好の朝顔」の御縁を頂いた中川健造様ご夫妻、そして武藤澄枝さま

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和合の茶礼にて皆様とともに

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SONY DSC見事に満開となった朝顔の前での記念撮影。皆様にはご遠方より御来山賜り誠にありがとうございました。

また今朝いちばんには、地元白山市より株式会社ホワイトリング社の引率で約10名の女性モニタリングの方々が卑山を尋ねて来られ、久しぶりの案内となりました。これから地元の方々の寳勝寺見学が増えて来る事と思いますので、受け入れ態勢の充実を図っていきたいですね。午後からも、地元英語版情報誌「アイ・オン・カナザワ」様の取材を受けました。にわかに慌ただしくなってきた感のある金沢観光都市、まだまだ隠れたとっておきの観光ポイントがあります。まるで打ち出の小づちのように今後も出てくる気配です。歴史のみえる観光都市金沢を目指して、和尚も微力ながら努力を続けて参りたいと思っています。朝夕が急激に涼しくなってきました。くれぐれも皆様におかれましては体調管理に十分に留意されお元気にお過ごしください。友峰和尚より

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朝顔が満開!初秋の花も咲き始めました。

2014-08-27

 

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塀一面の朝顔 と 酔芙蓉のつぼみ

SONY DSC朝夕たいへん涼しくなって参りました。「日中友好の朝顔」も、ただいま一番の見ごろを迎えています。毎朝たくさんの花が咲くとともに、丸々とした種子が実りはじめ、いっそう趣があります。本日は午前中、ヨシダ宣伝株式会社の益子さまと須貝さまがご来山下さり、広告企画のお仕事のことは勿論、あらゆる話題で盛り上がってお話しされていました。

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秋明菊 と 紫式部

SONY DSCまた本日住職は、墨蹟を納める桐箱に銘を記す”箱書き”の作業に専心されていました。

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無一物中無尽蔵
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題の文字が乾きましたら、内側にサインをします。

 一筆、一筆、大変集中されています。

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左から、「壺中天、一華、絆安閑無事、山中無暦日、梅香南枝」

上の写真は、墨が滲まぬよう乾かしておられるところです。”箱書き”によって桐箱も、唯一無二の貴重な作品となります。

 

 

 

 

 

第370話

2014-08-27

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「日中友好の朝顔」が満開となっています。明日は、朝顔の種の御縁を頂いた福山市在住の中川美術館館長・中川健造様ご夫妻と、愛知県より廣瀬邦彦様ご夫妻そして岐阜市より武藤澄枝様をお迎えして「日中友好の朝顔を愛でる会」が寳勝寺で開催される予定となっています。開催日に合わせるかのように今年一番の見事な開花となっています。

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この朝顔は、日本在住の福永嫮生様によって大切に育てられて来た由緒ある朝顔で、「日中友好」を願ってこの花を咲かせようと嫮生様が全国に種を分けられています。朝顔と言えば、石川県では加賀の千代女が有名で、「朝顔に 釣瓶とられて もらい水」の俳句はあまりにも有名な一句です。古来より朝顔は多くの人々に愛されてきた夏の花でもありますが、無心に咲く花はいつの世でも人々の心を和ませてくれているようです。そんな朝顔満開の朝、ヨシダ宣伝株式会社の益子恒太郎さんと須貝遼さんが卑山広告宣伝企画のために来山されました。これからの日本は御二人のようなエネルギッシュな青年たちに大いに期待したいものですね。来年3月14日に北陸新幹線が金沢まで開通するのに合わせて、卑山でも色々と観光客誘致のための準備を進めているわけですが、和尚のように一世代前の感覚では如何ともし難く、卑山檀信徒の須貝遼さんに宣伝広告の担当をお願いしたわけで、早速に有言実行の販促行動となっています。「打てば響く!」「鉄は熱いうちに打て!」の格言の如く、20代のイケメン青年・須貝遼さんには大いに和尚も期待したいものです。勿論上司でもある益子恒太郎さんも同じく一層の奮起を奮闘を願っています。さてさて、お二人の頑張りで来年は千客万来の寳勝寺となりそうです。友峰和尚より

 

 

 

第369話

2014-08-26

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各寺院では布教活動の一環として色々な会が活動していますが、大安禅寺では金曜坐禅会をはじめとしていくつもの会があります。その中でも年中行事に欠かせない存在となってきているのが「花園流御詠歌婦人部」の皆さんで、一年を通して熱心な練習をされ、行事の際には見事な声を披露しています。この御詠歌の皆さんには近年、お寺のあらゆる活動にもご協力を頂いており、先日の地蔵盆祭りの際には「流しそうめん」の台所方を担当されるなどその存在感が高まって来ています。

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「御詠歌」と聞きますと皆様の持たれるイメージとしてどこか古臭い感を持たれるかもしれませんが、大安禅寺の御詠歌の皆さんは大変和やかで、イキイキとした若い御婦人方々の会で、御詠歌の奉詠が始まりますと本堂内にのびのびとした声が響き渡り、何とも心地よい気分にさせてくれます。そんな御詠歌婦人部の皆様のますますのご活躍を願って今日は和合の「茶礼」に同席させて頂きました。茶礼の後も皆様の熱心に練習する声が、涼しい風の吹きぬける境内に爽やかに響いていました。「南無観世音菩薩」友峰和尚より

第368話

2014-08-25

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それにしてもNHK大河ドラマ「軍師、官兵衛」は実に面白く、和尚は感動しながら毎週欠かさずに見ています。と言いますのも、武将・荒木村重の子息が絵師の岩佐又兵衛であったり官兵衛がクリスチャンであったりと思いもかけない事実を知って改めて歴史が語る人生の不可思議なドラマに接し新たな感動を覚えています。大安禅寺に福井県指定文化財の「南蛮図屏風」が保存されていますが、作者が岩佐又兵衛と伝えられています。又兵衛はのちに福井藩第三代忠昌公の御城絵師となって多くの優れた絵を残しています。卑山の「南蛮図屏風」は土佐派の絵画技法を取り入れた極めて貴重なものと言われていますが、いずれにせよ、大安禅寺は松平家の菩提所であり激動の時代の中で建立された禅寺でもありますので、ちょうど大河ドラマの内容が当時の状況へタイムスリップするかのように伝わってくるだけに興味が尽きませんね。正直言って、和尚の為に放映されているかのようにさえ思っていますよ。時代の移り変わりが加速する現代社会に有って日本の歴史を振り返って見るのも中々良いものです。和尚の日常生活もスピードを増しながら変化していきます。昨日のドラマ、官兵衛のセリフで「人には必ず命の使い道がある!」といった言葉には感動しました。それが作り言葉であれ、確かに人生限られた時間の中で命をいかに有効に使っていくかが問われているようです。なかなかドラマのようにはいきませんが頑張って参りましょう。

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今月28日には寶勝寺にて「日中友好の朝顔を愛でる会」が催される予定です。今年は例年にない開花を見せています。いつの世でも争いのない平和な日々を念じてやまないものです。朝顔の見事な開花は、そのことを願って力いっぱい命の華を開かせているようです。友峰和尚より

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