和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4305話 】
2025年 06月 01日 談

紫陽花 「 筑紫 」

 

肌寒く小雨模様の日曜日の朝を迎えましたが、この時季の草花にとっては恵みの雨となったようです。午前中に少林寺総代・宮﨑家の月参りに出向きましたが、床の間には初代宮崎寒雉作の茶釜から現代に至るまでの作品が置かれており諷経後に鑑賞させて頂きました。また茶室には御当主第14代幽斎作の茶釜、銘「棗」が風呂釜と共に飾られており、枯淡な趣を見せ形も穏やかな風情のある茶釜でした。御当主の話では地元の子供達が学習の一環として茶釜を見学に来られたとの事でした。

 

少林寺総代 宮﨑家にて / 江戸時代(1633~)釜師初代宮﨑寒雉からの 歴代の茶釜

 

 

 「 水潺々 みずせんせん 」

 

御当主第14代幽斎作 茶釜 銘「棗」

 

 

 

 

今日は日曜日ということもあり寺カフェをオープンしましたが、観光客の姿もまばらで静かなカフェ風景となっていました。午後より卑山ふれあいパーク霊苑の新区画が完成し霊苑管理事務所の方と今後の打ち合わせをしましたが、更に工夫がなされた新しいタイプの墓石が現地に見本として展示されており、今回の墓地エリアが最後の区画となっていますので皆様には是非ご見学に御来寺頂きたいと願っております。

 

 

色づき始めた 霊苑内の紫陽花

 

(株)ココ・プランニング川面専務 と 清野さんとの打ち合わせ

 

 

 

少林寺御檀家の桑島様が来寺くださいました

少林寺の歴史について談義中

 

 

 

 

大安禅寺から届けられた 花菖蒲の鉢

 

さて新命和尚が大安禅寺より花菖蒲の鉢を持参してくれましたが、和尚が育てて来た菖蒲の苗だけに感慨無量のものがあります。卑山玄関先には紫陽花「墨田の花火」が花弁を広げ始め、花菖蒲とコラボしてカフェ利用のお客様を迎えてくれるのも間近のようです。

 

 

「一華五葉を開く」の禅語の如く皆様の益々のご健康とご多幸を心よりご祈念申し上げております。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

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