和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4295話 】
2025年 05月 21日 談

岸家 亡御夫君様の一周忌法要を修業いたしました

 

午前10時半より岸家一周忌法要が本堂で営まれました。午前中から気温がどんどん上がり、日中には室内でも26℃を超え冷房機を稼働させての法要となりましたが、本堂や各部屋にはまだ温風ヒーターが残されている状態で暖房器具を片付けるにはなんとも悩ましい状況です。まもなく梅雨時期を迎えると急激に寒くなりますから今しばらくはそのままの状態が続くようです。

 

ジャスミン / 宝勝寺境内

 

昨日は少林寺墓域に除草剤散布作業をしましたが、連日の厳しい暑さで実に良いタイミングでの散布となりました。明日からは再び天気も下り坂との予報で、この時期の気候は変わりやすいため外作業にも気を遣うものです。

 

バラ満開のふれあいパーク霊苑

 

遠田家 墳墓開眼並びに御納骨供養諷経が修業されました

 

最近は卑山の法務遂行にご加担頂いている御寺院が3カ寺あり本日も豊財院御住職に開眼納骨供養をお願いしましたが、施主様には御供養の始まる前に御挨拶をするように心掛けています。仏教の布教の場として法要や御供養諷経を重要視してご参詣頂いた方々に出来るかぎり分かり易く説いていますが、最近は若い世代の方にも仏教を身近に感じて頂くため法要前や法要後の和合茶礼の席での団欒を大切にしています。

 

「 一即一切 一切即一 」 渓仙 書

 

仏教の真理を最も分かり易く説かれた中国の禅僧・法冲の言葉に「真理を行ずる者には必ず仏天のご加護が有る、いわゆる仏天の御利益は真理を行ずる者に須らく還元されるのである」とあり、まったくに疑う余地も無く実に胸に染みる格言でもあります。

 

 

釈尊がお悟りを開かれた時に言われた「一切衆生悉くみな如来の智慧徳相を具有す 只妄想執着あるをもっての故に証得せず」と同じ意味で、真理を行ずることの大切さを示しています。その真実とは「あるがままの心」で仏教では慈悲の心を指し「我いまだ救われざるに人を救わんと誓うなり」の心でもあります。駆け引きや損得勘定から遠く離れ穏やかで静かな一日を過ごして参りたく思う今日この頃です。友峰和尚より 

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