和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4276話 】
2025年 05月 02日 談

 

梅雨入り宣言でもしたかのような愚図ついた天気模様の一日となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。早朝に境内をぐるりと一周し具に花のひとつひとつを観賞しながら写真を撮ってみましたが、普段はあまり注意深く見ることも無いだけに不思議な感覚を覚えながら一枚一枚丁寧に撮っていきました。

 

 

カメラのレンズを通して見る花の姿は、まるでカメラを意識しているかのように被写体の花が反応して見事なまでに更に輝きを増していくように感じたものでした。人間も見つめられると少し恥ずかしく思いますが、花達も同じ事なのかも知れません。しばし和尚が撮った花達をご覧ください。

 

 

境内には凡そ120種類の草花が育っていると思いますが、それ以上かも知れないと思うほど次々に色々な花が咲いていきます。芭蕉の句に「よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな」とありますように、春の七草であるナズナや仏の座、繁縷(はこべら)なども含めますともっと多くなるかも知れません。

 

 

さて明日は天気も回復するとの予報で、大安禅寺ではイベントが開催されるため期待したいと思います。午後からは少林寺に出向き新たな墨蹟制作に取り掛かりました。花達を観賞しているうちに色々なひらめきを感じ作品に活かしたいと思っています。坂村親民の言葉「念ずれば花開く」の通り、人生心の花も咲かせて参りたく頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

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