和尚のちょっといい話
![]() |
友峰和尚のちょっといい話 【 第4256話 】
2025年 04月 12日 談
紅色と白色、紅白の絞りの花を咲かせる 源平しだれ桃
気温の上昇にともない人の出入りも急に多くなってきた土曜日の一日となりました。金沢市内の桜の名所はどこもが賑わいを見せており、特に国の名勝・兼六園と金沢城内は人気を博し多くの外国人観光客で賑わっています。午前午後ともふれあいパーク霊苑での御供養諷経を修業いたしましたが、苑内にある枝垂れ桜の花が舞い散る中での読経となりました。
ふれあいパーク霊苑にて 武田家 御納骨之儀を修業いたしました
午後より 池田家 年忌御供養諷経を修業いたしました
日々生長する霊苑内の植物 水仙、紫陽花、雪柳、牡丹など
法要中には時折寺カフェ利用の外国人観光客が霊苑に来られ、読経中の風景を見学されていたようです。外国人の方が寺カフェを利用される際には玄関に置いてある和尚の外履き用の白い草履を室内スリッパと間違えそれを履いて座敷に上がってくることもしばしばあり、文化の違いを感じる昨今です。とても面白いですね!「知らぬが仏」です。
さて追善供養の日々が続いていますが気候良しで霊苑内でのご供養諷経は大変安らぎを感じながらの修業となっています。桜が散るが如くに4月も早や半ばを迎えようとしています。光陰惜しむべしで、一日一日を大切に過ごして参りたく思うものです。くれぐれもご自愛ください。
櫻花 散り行く果ての 古寺しずか 友峰
読経する 僧も桜も 遊戯三昧 友峰
利休梅