和尚のちょっといい話
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「たのーみまーしょうー」
花冷えの日々が続いていますが、明日は「降誕会(ごうたんえ)」お釈迦様の生誕の日ということで毎年恒例の京都妙心寺僧堂の雲水さんが托鉢で来寺くださいました。
新命副住職が宝勝寺まで迎えに来てくれましたが、明日は大安禅寺で降誕会を修業する予定となっています。妙心僧堂より遠鉢(えんぱつ)で宝勝寺に来られるのはこれで10回目になるかと思いますが、新命副住職が妙心僧堂で修行をしたためその御法縁で毎年来寺されています。
純一無雑の凛々しい姿の雲水さんに接するだけでも僧堂入門当時の緊張感が蘇ってきて有難くも嬉しい気分になるものです。近年は「己事究明(こじきゅうめい)」を目指して長期の修行を志す若者も減少傾向に有るだけに、禅僧としての修行の重要さを今更ながらに強く願うものです。
神戸市在住の大谷様ご夫妻が参列されました
時を同じくして和尚が西宮市・海清寺専門道場での修行時代に長く坐禅会に来ておられた神戸市在住の大谷様ご夫妻が来寺くださり、雲水さんと新命和尚を交え親しく歓談の席となりました。
お参りの後 応接室にて茶礼をいたしました
仏縁というのは本当に不思議なものですね。和尚も青春時代は良く頑張りました。「朝打三千! 暮打八百!」「鉄は熱い内に打て!」という古来よりの格言通りに一生修行と肝に命じて今後も初心を忘れずに精進努力を続けて参りたく念じています。
大安禅寺へ出立の際 雲水さんと新命副住職と 記念撮影をいたしました
さて桜が満開となっています!人生心の花を咲かせましょう!!皆様!元気いっぱい頑張って参りましょう!!「何をくよくよ 吉野に桜 一目出会えば 極楽極楽」 友峰和尚より