和尚のちょっといい話
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茶室から眺める 2本の桜
昨夜来の春雨を受けて今朝方の境内は桜満開の華やかな風景を見せていました。お寺の前も後ろもピンク色で染められ、時折日差しが花を照らし出しとても幻想的でした。
花びらが舞い始めた 中庭のおかめ桜
ふれあいパーク霊苑 の しだれ桜
午前中に中庭を見ながらお茶を頂きましたが、新緑の風景には心から癒されました。近年は代々に渡って受け継がれてきた各家の日本庭園も次第に消滅状況にあるようで残念に思います。
白い沈丁花
本堂前のしだれ桜 満開
と言うのも、松の木や植栽の剪定などに相当な維持費がかかるためやむなく庭を解体するわけですが、庭ほど心が癒される環境はありませんね。何が故に古来より日本家屋と庭がセットになって今日まで作られてきたかその意義をしみじみと感じるこの頃です。
銀木犀の苗木 元気に育っています
「美しい日本の心」と題した本が出版されていますが、日本人は故郷の自然の風景に和合しながら心が育まれてきたのかも知れません。インバウンドで多くの外国人観光客が日本を訪れていますが、京都を始め全国の各寺院の歴史ある日本庭園に感動を覚えるそうでそれはきっと深い安らぎを感じ取ることが出来るからだと思います。スマートフォンを見つめる時間が長い現代社会!1日いちどは自然の風景を眺めることが一番癒される時間である事を思う今日この頃となっています。
満開のしだれ桜のもとで 納骨之儀を修業いたしました
さて本日も午後より霊苑にて粟家御母堂様の納骨之儀が修業されましたが、新緑の美しい季節となり時折小鳥がさえずる中でのご供養となりました。これからも日々緑の色を濃くしていく宝勝寺ふれあいパーク霊苑に是非ご参詣ください。友峰和尚より