和尚のちょっといい話
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好天気のもとで 中庭の掃除をしました
暖かい朝を迎えました! 気温良し!天気良し!ですが時折強い風が境内を吹き抜けて本格的な春の到来を告げているようでした。昨日は自坊の年中行事「春季彼岸会、涅槃会、御像祭」を無事に円成し一夜明けて心から安堵したものです。
雪囲いを片付けているところ
宝勝寺帰山のお土産に、お供えした涅槃団子を少しだけ持ち帰りさっそく味噌汁に入れて有難く頂きました。涅槃団子はお釈迦様の「舎利(しゃり)」を意味し、お釈迦様の御徳を頂き無病息災・健康安心の御利益を願うものです。五色にする意味は「青・黄・赤・白・黒」が宇宙ならびに大自然の法界を表わし仏旗の色としても使われています。
本堂周りの足場が取り外されました
今回は久しぶりの大安禅寺帰山となり現在修復中の本堂を具に視察しましたが、見事な復元工事に感心するばかりでした。現場での大工師達の作業様子も見学させて頂きましたが、実に精緻で丁寧な仕事には敬服の至りでした。
本堂外壁風景
これまで長らく本堂の周りに足場が組まれていましたが、すべて取り外されその全容が明らかになっています。本堂外側を見回すと写真の如く創建当初の板戸と障子格子戸が見事なシチュエーションを見せ、まるで400年前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥るほどでした。
見事に修復された 本堂正面の引き戸
本堂内部のようす
文化財建造物保存技術協会 の 大川現場主任
現在は補修工事中で一般の見学が制限されていますが、5月頃には一般公開を予定しているそうですので是非皆様には現場見学をして頂きたいと願っています。
宝勝寺 おかめ桜のつぼみ
名鉄観光北陸支店 の 若松様と
さて本日は寺カフェをオープンしましたが、境内の枝垂れ桜のつぼみも日増しに大きく膨らんできました。満開の桜を観賞できる日も間近に迫っているようです。風邪が流行っているとのこと、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より