和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第4230話 】
2025年 03月 17日 談
宝勝寺山門前庭 / 胡蝶侘助
寳勝寺春季彼岸会も無事に円成し、今朝方はウグイスの声とともに爽やかな朝を迎えました。寒の戻りとあってここしばらくは気温の低い日々が続くそうですが、気持ちは随分と軽くなり桜の開花を待ち遠しく思います。
自坊では15日、16日と2日間にわたり、現在進行中の重文建造物保存修理工事の広報の一環として福井県ならびに福井市の支援を受け「365年を光で紡ぐ通」のイベントが開催されました。デジタルアートなどや展示物を通じ大安禅寺の歴史や宝物や建物を知って頂くためのイベントで地元から多くの方が参加されたそうで嬉しく思っています。今後も修復工事の進捗状況に合わせながら文化財保存の大切さを広報していく予定となっています。
15日に開催された デジタルアート夜の部にて
さて来る20日(木)午前10時半からは「大安禅寺春季彼岸会・涅槃会ならびに御像祭」が厳修される予定となっており、その準備に入ってるとのこと。当日は地元托鉢で頂いたお米を使っての五色団子が年に一度だけ公開される大涅槃図の前にお供えされ、また開基堂の福井藩第四代藩主・松平光通公を祀る霊廟厨子も御開帳される予定となっています。
大安禅寺 托鉢で頂いたお米で作った 涅槃団子
皆様には是非ご家族お揃いでご参詣賜りますよう御来寺をお待ち申し上げております。本日は自坊への移動日となり、宝勝寺の彼岸会を無事に終え清々しい気持ちでの帰山となりました。皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より