和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4150話 】
2024年 12月 27日 談


「 平安長久 」 渓仙 書

         

誰にとっても生まれた日は実に大切です!誕生日に家族揃ってお祝いすることほど子供にとってこの上ない幸せを感じる日はないと思います。和尚も自分の過去を思い出すと、一番強く記憶されているのはやはり両親の子ども達への慈愛だと言い切れます。

 

 

 

そう言えば吉田松陰が牢獄で詠んだ歌に「親思う 心に勝る親心 今日のおとずれ 何ときくらん」と。子が親を思う心より親が子を思う心は数千万倍も大きいの意味ですが、「親孝行 したいときには 親は無し」という格言も今では意味深く感じています。加齢とともに親が逝去した年齢に近づきますと俄然親に再度会って親不孝を詫びたいと思う心境に陥いることもしばしばです。

 

 

12月25日の孫の誕生日を祝う写真が送信されてきましたが、永峰の満面の笑みを見てもその喜びが伺い知れ、子供の将来は親の深い愛情が育てていくものだと信じて止みません。

 

 

 

 

 

昨日は来年の干支である巳図の掛軸を仕上げ、「平安長久」と墨書しました。「平安長久」とはその字のごとく「幾久しく心安らかにご家庭が平安に幸せである」ことを念ずるものです。

 

 

 

 

 

さて本日はその思いを込めながら干支色紙描きに専念しました。皆様如何でしょうか!「巳」は弁財天神の化身と言われておりますから蛇になりきって描き続けた一日となりました。本当にヘビーな作業でしたが完成した作品を見るのは大変気分の良いものですね。明日も頑張って描いてまいりましょう!友峰和尚より

 

 

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