和尚のちょっといい話
ふれあいパーク霊苑 奥の院の草引き
これからは日々気温が上昇していきますから、外作業は早朝から取り掛かるのがベストです。明日はふれあいパーク霊苑に於いて「家族動物共葬墓開眼法要」が午前10時より厳修されるのを前に苑内の整備が関係者の手によって進められてきましたが、本日は日頃の感謝を込めて「奥の院」の草取りと掃除を徹底しました。
小さな草が プツプツと生えてきます
草引きには指の力が要りますが、指を使うことにより脳も活性化されますから一石二鳥の効果があります。禅宗の僧侶にとって作務(さむ)はその字が示すように極めて重要な修行の一環でも有り、坐禅に匹敵するくらいの集中力が身につき外掃除を含め草引き作業などは大変気持ちもリラックスするものです。
ホウキで 細かい落ち葉拾い
奥の院 しだれ梅の実
道歌に「田の草を 取って踏み込む 肥やしかな」と詠んだ方がおられますがまさにその通りで、掃除を心掛けていると色々なアイデアが湧いてくるものです。さて明日の開眼法要の意味ですが、家族動物共葬墓の石柱に入魂する儀式で、「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」の釈尊の悟りを実践するもので「生きとし生けるものは全て生まれながらにして仏となり得る性質をもつ」という意味です。
明日の「家族動物共葬墓開眼法要」 設えの準備をしました
ヒメシャラ
また「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」の理念からこの世に存在する全てのものに仏性が宿ることから家族動物共葬墓入魂の重要な儀式となります。どうやら明日は良い気候に恵まれるとの予報で、家族動物各各霊の安らかならんことを祈念したいと思います。友峰和尚より