和尚のちょっといい話
少林寺苔庭 今夏の猛暑ですっかり焼けてしまいました
週明けの水曜日あたりから加賀地方は雨模様になるとの天気予報でしたので午前中に少林寺墓域の除草剤散布に出向きましたが、気温は35℃と頭皮を刺すような太陽の光には閉口しました。麦わら帽子を被ってはいるものの、容赦なく熱波が襲って来る感じでした。
それだけに除草剤散布効果も十分期待できるわけで文句を言っている場合ではありません。先般散布した除草剤効果が如実に表れ、例年ならば夏草に追われるところが今年は雑草も少なく本当に除草剤には感謝するものです。何事も「タイミング」が重要で雨模様になってから除草剤散布をしても効果を期待できませんから、暑いからと言って部屋に閉じこもっていては埒が明かないものです。これから秋の長雨が続くとまた雑草が瞬く間に伸びますから、今日は絶妙なタイミングだったと自負しています。
これまでの除草剤散布の効果が しっかり出ています
本音を申せば熱中症を懸念してもう少し涼しい時期になってから散布しようかとも思いましたが、いずれにしても自分以外に除草剤散布をする者など誰もいない為の煩悶でも有ります。住職の仕事とは、お経を唱えるだけでは務まりません。寺院の運営管理という重い責務を担って「作務の行」を遂行することも住職の重要な法務だと思います。
少林寺鐘楼の階段を 修理しました
腐食して崩れていた踏み板を 新しいものに交換
百丈懐海禅師の言われた「一日作(な)さざれば一日食らわず」は禅僧の日々の座右の銘でもあろうかと思います。読経三昧!坐禅三昧!作務三昧!の日々が続いて行く今日この頃となっています。友峰和尚より
少林寺檀信徒の桑島様とともに