和尚のちょっといい話
このたび完成した 大安禅寺 山門
11月18日午後1時より「臨済宗妙心寺派 滋賀北陸教区第五部花園会 秋季特別布教」が大安禅寺で開催されるため、この度完成した山門の扉が開扉され山門幕が美しい姿に花を添えていました。
駐車場より 山々の紅葉を望む
朝方境内をグルリと一周した後、本堂修理工事現場を高木主任の案内で見て回りましたが、現在は建物全体の歪みなどを正常に戻すための調整工事が行われていました。また同時に第2期工事の庫裡修復への前準備工事も進められており、工事の今後の進め方などについて高木主任より説明を受けました。
本堂内修理工事 現在のようす
文建協 高木主任とともに
本堂工事中の一角に腰を下ろして、建物全体を見回してみるのもなかなか面白いもので、修復が進むに連れ建物の威厳を増していくように感じます。
高木主任と工事関係者の皆様とともに
いつも話題になるのは約10年後完成時の年齢で、和尚は85歳となり工事関係者の中には退職される方も出てくる為、工事進行に合わせながら宮大工師の後継者育成が求められているという事で、この度は久しぶりに工事関係者の方々と歓談出来大変嬉しく思いました。
見事な 境内の紅葉
無心亭
さて山門より本堂へと向かう参道の階段途中に無心亭がありますが、紅葉が実に見事で思わず何枚かシャッターを切りました。和尚が約30年前にお茶処として建てたものですが、年月を経て周りの風景にすっかり馴染んで侘び寂びの世界を醸し出していました。
愈好亭からの景色
和尚のアトリエから 書院を望む
大安禅寺諸堂修理工事が完成しましたらゆっくりお茶を飲みたいと願った、ほっこりとした自坊での時間を過ごす事ができたようです。
紅葉散る 心も染めし 禅の庭 友峰