和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3344話 】
2022年 10月 13日 談

大安禅寺 深秋の山ぎわ

 

山門を過ぎると、深山幽谷とまではいかなくても実に静寂で澄み切った空気感には感動すら覚えたものです。本日は明後日の行事遂行のため自坊に戻りましたが大安禅寺を取り巻く環境は値千金で、大自然の森林浴もそうですがやはり今から約1300年前の奈良時代、泰澄大師(たいちょうたいし)が卑山の前身である竜王山・田谷寺(りゅうおうざん・でんこくじ)を建立し約48坊の修験道場が立ち並んだと伝わる霊地であり、僧侶の修行道場があった場所だけに格別な霊気を感じざるを得ません。

 

鐘楼にて

 

明後日15日(土)の午前9時からは山門並びに鐘楼の落慶法要と記念式典が予定されていますが、すっかり準備が整っている様子でした。和尚は腰を痛めているため山門には行かず鐘楼に待機して、約3年ぶりに十八声の大鐘(だいしょう)を撞く役割を担っており、本当に有難く心より感謝の気持ちでいっぱいです。

 

文房流晴心会野口支部 野口翠智先生と 黒川翠江先生

 

式典が行われる枯木堂に 見事なお花を生けてくださいました

 

 

 

 

愈好亭にて 職員が準備をしています

 

 

さて重文・大安禅寺諸堂修理保存工事は現在着々と進行しており約13年後に全棟が完成する予定となっています。果たして完成した姿を見ることが出来るかどうかは全て健康次第です。完成時には和尚も85歳を迎えますが、日々健康管理に精進して全棟完成落慶式典に是非出席したいと念じて止まない今日この頃です。友峰和尚より

 

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