和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2931話 】
2021年 08月 26日 談

「 一華 五葉を開く 」 萬松山主大安友峰 書

「傀儡師(かいらいし) 首に掛けたる人形箱 仏出そうと鬼出そうと」という室町時代の道歌が有りますが、「傀儡師」とは人形師のことで、首に掛けた人形箱の中から色々な人形を取り出し観衆に向かって面白可笑しく物語を演じていきます。所詮は人形師一人の心が幾人もの人物像を描き、心のあり様で仏とも鬼ともなる「危うい人間の心」を意味しています。

「 心外無法 満目青山 」 大安友峰 書

コロナ禍にある現在一刻も早く感染拡大を収束させるためには、専門分野先生方々の意見を尊重し、感染者の命を守るための実質的な対策を急いでほしいと願うものです。コロナウイルスは目に見えない相手ゆえに人流を制限する手段も不可欠で、自分は大丈夫だという自己分別が感染拡大に繋がっていきます。感染を収束させる方法は、ワクチン接種を全ての人に完了させ人流を数週間完全にストップする以外に無いように思う今日この頃です。さて8月も残り少なくなって来ました。巣籠状態の中、9月長月に向けて法務遂行の段取りに入りたいと思います。友峰和尚より

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