和尚のちょっといい話
やつで / 寳勝寺玄関にて
東京都内の医療機関で国内最初の新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、その第1号者の院長先生の接種シーンが全国に放映され次々に看護師さんも続けて接種を受けました。ようやくと言うのか愈々と言うのか、日本でも本格的にワクチン接種が開始されウイルス感染の収束に期待がかかります。65歳以上の高齢者に対しての接種は4月頃になると言いますから、今しばらくは感染防止に留意しなければなりません。世界的に見ても感染者が激減しつつあるそうですから、ワクチン接種者の拡大が急がれます。
ふたたび 雪景色となりました
この1年間は自粛生活を余儀なくされて来たため、多くの国民方々はストレスを抱えていると思います。そのストレス解消の方法としてそれぞれに色々工夫されていたかとは思いますが、最も気になるのが「気力」の衰えです。気力が衰えると「記憶力」も俄然落ちていく気がします。「記憶力」が落ちていくと体全体の動きが鈍くなり「体力」も落ちていきます。「気力、体力、記憶力」は三位一体ですから「気力」の充実のために何が一番効果的かと慮る時、やはり「坐禅」が効果が有ると思います。
金沢市役所文化財保護課 石塚主査 と 長池主査とともに
「気力」充実の為には「呼吸方法」が鍵となり、坐禅の腹式呼吸こそが「気力」を高めていきます。どうやら家の中で出来る「気力」の充実には「坐禅」をすることをお勧めしたいと思うものです。1日に約10分間坐禅することでコロナストレスからの脱却を図りたいものです。
寳勝寺檀信徒 安田様とともに
さて本日も大荒れのお天気となりましたが、午前中にはお檀家の安田様と金沢市役所文化財保護課の長池主査と石塚主査が来寺され歓談しました。話題はワクチン接種と文化財保護に関する看板設置の件、一見話の内容が違うようで合致するのは、人間にとって大切なことは「思いやり」であって、お互いに協力し助け合いの心を大切にしたいと思うものです。