和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2650話 】
2020年 11月 18日 談

先代住職・實道和尚33回忌法要 / 枯木堂にて

11月23日(勤労感謝の日)に先代住職・實道和尚の33回忌祥月命日忌を迎えますが、今年は新型コロナウイルス感染収束の目途が立たない為、不本意ながら家族だけで午後4時より法要を厳修しました。後日改めて法要修業をしたいと切に願っています。

先日自坊に戻った時、内孫の瑞月より依頼されていた孫手漉きの越前和紙に姫観音図の絵と画賛に「紅葉秋風に舞う」と書きました。光陰矢の如しで、父が他界して早33年になります。気が付けば自分自身も70歳を既に越え、父が遷化した年齢に近づいて来ました。

「紅葉舞秋風」 渓仙 書 / 内孫・瑞月の手漉越前和紙

孫に依頼された姫観音を描きながら、生前の元気だった頃の父の姿を回顧していました。本当に4人の子どもに対して実に優しくまた厳しくも有り、実に良く働く父でした。父と一緒に田んぼの仕事や炭焼き、植林、畑仕事、薪割りなど手伝った日の事を思い出します。報恩菩提の気持ちを忘れずに精進して行きたいと念じています。友峰和尚より

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