和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2573話 】
2020年 09月 02日 談

少林寺にて 達磨を描きました

金沢市は猛暑日の一日となりましたが、福井地方は36℃と金沢市よりも更に気温が高かったそうで熱中症にはくれぐれも気を付けて頂きたいと思います。今日から野町・少林寺に住居を移し、大安禅寺諸堂修復工事勧募浄財奉謝品としての墨蹟制作を開始しました。今後、達磨や姫観音など色々な禅画を描いていきたいと思っています。

本日は主に達磨図を描きましたが、寺を訪れる人もなく静まり返った本堂横の執務室で黙々と筆を運ぶことが出来ました。本当に久しぶりに筆を持った感じでしたが、思ったよりスムーズに描けて安心しました。昔取った杵柄ではありませんが、指先の神経はきちんと筆使いを覚えていてくれたようです。

中国禅宗の祖師・達磨大師といえば、嵩山(すうざん)少林寺の洞窟にあって面壁(めんぺき)9年、坐禅三昧の日々を過ごした後、洞窟を出でて中国全土に禅宗を広めた高僧です。金沢に御法縁を得て、同じ寺名の嵩岳山(すうがくさん)少林寺に兼務住職していますが、今後は少林寺に於いて大いに「七転八起の達磨図」を描いていきたいと不退転の気持ちを新たにしています。友峰和尚より

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