和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2476話 】
2020年 05月 28日 談

もう1ヶ月も前のことですが、買ったばかりの目薬の蓋(ふた)を紛失し、使用後は仕方なく点眼口をラップで包むという不便を強いられていました。ずいぶん探しましたが発見できずそのままの状態だったところ、寳勝寺でつい先日、何気なく普段使用していないカバンを開けるとポケットから青い蓋らしき物を発見し、思わず「これだ!」と喜びの叫び声を挙げたものです。

「たかが蓋されど蓋」で、出てきた時には実に不思議な感覚を覚えたもので、宝物のように自坊に持ち帰り、さっそく目薬の蓋をしました。蓋をした途端!涙を流すほど目薬の容器が喜んだかどうかは知りませんが、何故かホッとしたのは事実です。

目薬は日常欠かせない和尚の必需品の一つでも有り、じっと蓋が発見される日を待ち望んでいただけに、元の姿に戻った目薬をしばし眺めた「ちょっといい日」となりました。さて午後からは花菖蒲の肥料を買い求めにホームセンターに出向き、明日の散布に備えました。今のところ順調に苗も生育しているようです。友峰和尚より

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