和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1929話 】
2018年 11月 29日 談

寳勝寺 中庭にて

穏やかな朝を迎えるとホッとするものです。この時期になると何処となく緊張するのは、きっと厳しい冬を迎えることへの緊張感なのだと思います。昨日フランス・パリより、来年4月20日より開催される「サンリス・アートサクレ展覧会」の作品出展招待状が届きました。今回で2度目となるフランスでの墨蹟禅画展ですが、今回は招待アーティストということで特別に展示場を設けてくれることになっています。

「サンリス・アートサクレ展覧会」の作品出展招待状

サン ピエール教会内(サンリス市)での展覧会ですが、世界各国のアーティストが出品する為、今までとは違った感じでの展覧会となりそうです。そろそろ作品制作に入らねばならないのですが、法務多忙の為なかなか思うように進まず、12月には集中して創作活動に取り組みたいものです。

 

さて「海晏河清」の本日は読経三昧の一日となり、午前午後ともふれあいパーク霊苑で開眼供養法要が営まれました。読経中には、冷たい風のなかに時折暖かい風も交じり、不思議な感覚を覚えたものでした。

これまでも何度も経験して来た感覚ですが、まるで故人の心模様が自然の営みの中に溶け込んで、和尚に話しかけて来るかのようでした。「風は息 虚空は心 陽(ひ)は眼(まなこ) 海山かけて 我が身なりけり」友峰和尚より

 

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