和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1903話 】
2018年 11月 03日 談

於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ 群馬県高崎市)からご依頼の 天井画

NHK大河ドラマ「西郷どん」も最終章に入ってきましたが、和尚は毎回楽しみに見ています。今日11月3日は明治天皇の誕生日ですが、明治維新の日本の動乱期には多くの人材が傑出した時代でも有ります。人物の多くは学生時代に日本史等で少々の知識を得たぐらいでしたから、本当のところは全くに「不識(ふしき)」で、江戸から明治維新を迎える政府の変遷を興味深く見聞しています。

 

福井の幕末時代には、松平春嶽公を始め由利公正、橋本左内、横井小楠、梅田雲浜などが活躍し新政府の樹立に貢献され、福井市民として大いに誇りを感じるものです。文化の日にあって「文化」とは何なのか、改めて自問自答しながら故人の功績を讃えたいと念じます。

 

さて、午前中には藤田責任役員総代 御母堂様二十三回忌法要が御自宅で営まれました。法要に先立ち卑山花園流御詠歌婦人部の皆様が奉詠され、厳かな雰囲気の中、法要が厳修されました。故人も長く御詠歌を修学されておられたので、きっと奉詠を喜ばれた事と思います。故郷の秋はすっかり晩秋の色を深めていました。このところの急激な冷え込みで全山がいっきに紅葉し、時折強く吹く風に乗って色づいた枯れ葉が舞い散っていくさまは見事です。人生七十年!どうやら身も心も真っ赤に燃えたいと願う今日の自分でした。くれぐれも燃え尽きないように、ご用心? 友峰和尚より

表具師 斉藤公一氏とともに

群馬県高崎市新町247 於菊稲荷神社 こちらから御覧下さい。

社殿の格天井に奉納されることになっています。

 

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