和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1864話 】
2018年 09月 26日 談

昨日はパソコンの不具合でブログをアップすることが出来ず、本日、2日分を更新することになりました。アトリエに篭っての事務遂行の日々となっていますが、窓からは樹齢約二百年を経た紅葉の樹木が和尚を迎えてくれています。昔はよくポーチに出て移りゆく四季折々の季節感を、紅葉の葉の色の変化に見出していたものです。

一昨日の月曜日には、来年の4月にフランス・サンリス市で開催予定の「墨蹟禅画展並びにお煎茶席披露」に関する打ち合わせが卑山書院で行われ、文房流晴心会・野口翠智先生始め社中のお弟子の皆様、そして小松様が参席され入念な打ち合わせ会議となりました。文化の秋!芸術の秋!を迎え、和尚も久しく墨蹟や禅画の制作に取り組んでみたいと秘かに心を燃やしています。

 

 

資料をもとに 作品展示や御茶席準備についての打ち合わせが行われました

 

 

山中の自然に囲まれたアトリエにて終日法務を遂行していると、否が応でも禅画僧に成り切っていく自分がおり、やはり自分を取り巻く生活環境がその人に及ぼす影響が大である事をつくづく感じます。最近は筆を持つ機会が少なくなっていただけに、作品制作を楽しみにしています。渡欧する前に金沢で作品の披露展示会を催行したいものです。楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見るとき 橘曙覽(たちばなのあけみ)友峰和尚より

 

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