和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1650話 】
2018年 02月 23日 談

昨夜の木曜坐禅会より

皆様お元気にお過ごしでしょうか、大安和尚です! 今日も良いお天気に恵まれた一日となり、気分も爽快でした。昨晩は月例木曜坐禅会が開催され、有志6名がしばし瞑想の世界に心を癒された事と思いますが、今回は卑山ふれあいパーク霊苑・加藤スタッフが初めて参加しました。

坐禅終了後は応接間にて和合の茶礼をして散会、月に一度の坐禅会乍ら実に気持ちの良い時間を過ごすことが出来たようです。もっともっと沢山の方々に参加してもらおうと、今後はポスターやフェイスブック等を通して呼び掛けていきたいと企画しています。境内には今でも残雪があちこち山積みとなっているため、本日は午前中、融雪に精を出しました。本堂裏側が特に多く残っており、色々工夫しながら少しずつ融雪作業を続けています。大安禅寺境内の除雪もまだまだ進んでいないようで、一刻も早く融雪して諸堂の雪害復興に当たるため本日は自坊に戻りその作業に入りました。

大安禅寺へ戻り、融雪作業を開始


豪雪被害の爪痕残るお堂を見ることは本当に辛いものです。これまでに何度も経験したことながら、代々の住職の今日までの苦労を身に染みて感じるものです。返す返すも、これまでの幾度にも渡る修復工事の結果、卑山8棟の建造物が国指定重要文化財となったことに改めて胸を撫で下ろし、また檀信徒皆様には修復に際し幾度も御浄財のご支援を頂いて来た事にも深く感謝するものです。

散水ノズルの方向 を 確認

豪雪がもたらす被害は甚大で、歴史的建造物を後世に伝えることの大切さと難しさを同時に感じます。雪解けを待って「重要文化財護持会」を立ち上げ、今後は一人でも多くの方々に文化財を護り後世に残していく事の大切さを訴えながら、雪害復興に努めて行きたいと念じています。友峰和尚より

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