和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1639話 】
2018年 02月 12日 談

降り続く雪の中 融雪装置の復旧作業

雪を征するものは水なり!とは申せ、今回の豪雪で谷川の水すら凍りついてしまい折角の融雪装置も活かす事が出来ませんでした。おまけに谷間から引いていた取水用パイプが雪崩のせいで寸断され、午前中は副住職と山へ登りパイプ復旧作業に取り掛かり、午後になってようやく復旧することが出来ました。

融雪用山水を取水する 配管 の 修復

雪が融けるにつれ建造物の被害状況が明らかになりますが、無残にも雪の重みで軒先が損壊した箇所が多くあり、昭和56年の豪雪被害を思い出していました。ここ数年、全国的に地震、津波、台風、噴火、水害、豪雪と自然災害が頻発している感があります。昔から「備えあれば患いなし」という諺がありますが、「備えようにも備えようのない患い」ばかりで、吉幾三さんの歌では有りませんが、福井では「灯油も無い!ガソリンも無い!食料も無い!スコップも無い!」という状況が現在も続いていると言いますから驚きです。

雪囲いの点検 補強

さて、自分の大変さばかりを伝えたここ数日のブログでしたが、当然の事ながら北陸地方にお住まいの皆様は同じ心配苦労と重労働の毎日であった事と心から御慰労とお見舞いを申し上げる次第です。北陸の女性を称して「肝っ玉おっかさん!」と呼ばれているのは正に、どのような困難にもくじけない不屈の精神が「北陸魂」として地域に根付いているからかも知れません。頑張りましょう!頑張りましょう!なにくそ!負けてたまるか!友峰和尚より

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