和尚のちょっといい話
寶勝寺ホームページ総閲覧者数がこの2年間で8万人を超えましたが、本当に有り難い事です。じわじわと水が浸みて行くが如くに人との縁の広がりを見せることは、住職としてこの上ない喜びでも有ります。連日の悲しむべき事件事故のニュースを見聞きしていますと、やはり現代社会には、若者たちの心の拠り所となる場所が少ないような感じを受けます。大安禅寺などは檀信徒方々と密接なつながりを持っている為、幼少期から子供達がお寺に遊びに来て、和尚と多くの仏縁を結ぶことが出来ます。また、成人してからも突然訪ねて来たりして、近況報告に華を咲かせ、無事であることを確認できたりもします。色々な意味で寺院の持つ役割は重要ですが、寺離れの加速する今日、寺院を預かる住職自らがあらゆる工夫をしながら、若者たちが集うお寺を目指して寺院活性化に尽力して頂きたいと願ってやみません。
来月の3日(土)4日(日)には大安禅寺で「ザ、フェス」と称して多くの若きミュージシャンが集う音楽祭開催が予定されていますが、副住職の祈祷とお話もあり、大いに盛り上がって頂き、お寺の枯淡な雰囲気を堪能して欲しいと思います。「心の安らぎ」とは自分の心の故郷に触れる事でも有りますから、お寺と常に仏縁を結ぶことが即、安心につながると和尚は思います。いつもぶらぶらしているように思われがちなお寺の和尚さん!結構、間に合いまっせ!使わなそんそん(尊,尊)!ですわ! 金沢寶勝寺にも、福井の方から訪ねて来られる方が少しずつ増えてきました。仏縁の広がりを見せ始めた「太白山寶勝寺」、今後ますます地域の人とのつながりをも深めて行く「出会いの寺」を目指したいと念じています。友峰和尚より