和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第669話 】
2015年 06月 18日 談
女流画家・篠田桃紅さんが此の度、「百三歳になって分かったこと、人生は一人でも面白い」という本を出版されましたが、実に感銘する言葉が綴られています。一世紀以上生きられた方々の言葉は真に迫るものが有り、言葉を越えた奥深い心を感じ取ることが出来るものです。特に、「長生きすると日々新しい知恵が出て来るのです」などの言葉は、高齢者の方々にとって励みになる言葉でもありますね。最近は「終活」という言葉が高齢者の中でよく使われていますが、終活を語るならばポジティブな生き方を願いたいものです。「早くお迎えが来てほしい」などと嘘ぶくよりも、「お迎えなど来た時に考えればよい」と笑い飛ばしているほうがきっと安心することと思います。100歳を超えて尚、自分の能力と対面している篠田桃紅女史に敬意を表したいと思います。和尚もこれからは、百歳越えの色々な御方の言葉を大切にしていきたいと思いました。
さて今日は、一宮市から奥村様ご夫妻と木村さまが沢山の手造り野菜を持って来て下さいました。また、和尚の揮毫した六字名号の表具が出来たという事で、御報告下さいました。「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」、本当に心から感謝申し上げました。
最近ではお寺で野菜を作る事も無いため、自家栽培の貴重な野菜を頂くのは真に有りがたいことです。和尚の大好きなトウモロコシも頂きました。盛りだくさんのお野菜です、感謝の一日となりました。友峰和尚より