和尚のちょっといい話
11月1日です。日本は2日ですね。今年もあと2ヶ月となりましたが、本当に1年があっという間に過ぎて行きます。11月は霜月と言うように間もなく北陸は厳しい冬を迎えますから、この時期は今年最後の休息月間という事でしょうか。
仁さんの家の近くの森にて / ミシガン州アンナーバー
和尚は今、アメリカです。今年の締めくくりの月でもあるので、この1年を振り返り猛省したいと思っています。3月の金沢市・しいのき迎賓館での墨蹟禅画展に始まり、10月、ニューヨーク州サラ・ローレンス大学での禅文化展を今年の大きな実践行動と捉えています。その間、寶勝寺での新たな活動や大安禅寺における法務の修業等、どの場合でも多くの方々の支えが有って円成していきます。世の中すべて、密接な関わりをもって新たな縁が生じていきますから、どのような縁も未来への種子となることを今年も身を以て体験したものです。サラ・ローレンス大学での個展開催にあたっても、加賀好さんがまだ小学6年生ながら参加され、活発にお手伝いをして下さいました。和尚にとっても、緊張を解してくれるマスコットのような存在でした。また今回の催事を通して新たなスタッフを得たような感じでした。
好さんの書が、学生さん達のお手本になりました。/ 書道教室にて
容子様と一緒に、2度の坐禅会に参加
仁さんのお手伝いをされる好さん
黙々とお手伝い中・・・
学生さんとの懇談会にも参加されました。
この御縁も故、加賀信行氏に有りました。奥様の容子様は御主人亡き後、今日も尚、大安禅寺の金曜坐禅会に出席されていますが、その御精進には頭の下がる思いです。容子様が今回の個展に参加されることを聞き、大変嬉しく思いました。御主人とは長い長い御厚誼を頂いて居ました。勿論御主人も長く坐禅会に来ておられました。そのようなご縁から今回参加頂きましたが、容子様も積極的にお手伝い頂き、言葉にならないほど心の中で感謝申し上げました。きっと御主人のお導きではなかったかと感じています。個展開催中にあっても、好さんが日々成長を見せる姿に感心いたしました。
撮影:加賀 好さん
2度の墨蹟パフォーマンスでは、好さんが写真撮影を担当してくれました。
今後、彼女が夢に向かって大いに努力されることと頼もしく思っています。全ての御縁に感謝の真を捧げる1年となりました。これからも周りの人との御縁を大切に、まい進していきたいと思います。友峰和尚より