和尚のちょっといい話
堀田茂吉氏の七夕オリジナルケーキ、試作初お目見えです
7月に入って、にわかに忙しくなってきました。昨日は午後7時から寳勝寺で”7月7日七夕夜カフェ”の打ち合わせがあり、寺町桂岩寺さまをはじめ、あるんけ金沢のスタッフのみなさん、キャンドルアーティストのhiromiさん、そして堀田洋菓子店の堀田さんに、しいのき迎賓館コンシェルジェの才田さんが集まり綿密な話し合いが行われました。何分にも狭いお寺での催し物ゆえ、色々と気配りが求められます。前回にも言いましたが七夕は「お盆の入り」でもありますので、祖霊をお迎えする気持ちで丁寧な「おもてなし」が求められています。本堂全体を使用しての七夕カフェ、さてさてどのようなしつらえになるかはお楽しみといったところですね。当日は、大安禅寺御用達表具店・春陽堂の斉藤公一さんのバンド仲間「M4」がジャズの生演奏を披露して下さるので、イベントも一層盛り上がることと期待しています。七夕は先祖への感謝の心を捧げ、その心を言葉に書き記して祖霊をお招きする行事でもありますから、当日は七夕短冊祈願も行いたいと思っています。
打ち合わせも無事に済んで、一夜明けての今日は、「第62回・金沢仏像めぐり」のフォーラムが野町・少林寺で行われ、先般の寳勝寺に引き続いての講座となりました。
講座の前に、御本尊・釈迦牟尼仏坐像にお経をあげているところ / 少林寺本堂にて
北春千代先生の作成された少林寺に関する資料を拝見
受講者の皆様へのご挨拶 / 少林寺本堂にて
北先生による講座の様子 / 少林寺は、寳勝寺と同じく千岳宗仭禅師が開山されたお寺です。
午前10時より、石川県立歴史博物館学芸主幹・北春千代先生の講座が始まり、約20名近い会員の方が熱心に耳を傾けていました。今後、少林寺との御縁が深まる様相を見せる中、和尚も拝聴させて頂きました。寺町の歴史が少しずつ見えてきたように思います。不思議なものです。お寺もそれぞれに、それぞれの人々の深い因縁の歴史が刻まれています。我々もまた、人との因縁の歴史を後世に伝えるその一人ですね。本当に、一日一日を大切に生きていきたいものです。
「みほとけに ゆだねし我や 風香る」 友峰和尚より