和尚のちょっといい話
「伝統加賀友禅工芸展」 / 石川県立美術館にて
梅雨入りしたような蒸し暑く時々小雨降る一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 石川県に出されていたまん延防止等重点措置も今日までで明日からは一斉に解除になりますが、引き続き感染防止には気を付けていきたいと思います。
加賀友禅技術保存会会長 中町博志氏とともに
先般、シャンソン歌手の薔薇美子さんが来寺下さった際、現在石川県立美術館で開催中の「伝統加賀友禅工芸展」の入場チケットを頂き期限が今日までということでしたので、昨日さっそくに鑑賞に出掛けました。昨年末に薔薇さんのご縁で寳勝寺に於いて「川のほとり芸術サロン」会員の方々が集まり「楽く楽く法話」をしましたが、その際、加賀友禅作家の中町博志先生をご紹介下さいました。今回の工芸展では保存会会員として出品されているとの事でしたが、会場では訪問着や振袖、羽織などの数々の素晴らしい作品を見学する事が出来、改めて加賀友禅の伝統的技術に接することが出来ました。
中町博志氏の作品 訪問着「春めく」
作品を仕上げる工程や モチーフとなった花のお話などを伺いました
中町博志氏の作品 訪問着「 檜 扇 」
加賀友禅保存会会長の中町氏の説明を頂きながら、着物を着る機会がもっともっと増える事を願ったものでした。我々も僧侶として日々着物を着ることが多いのですが、着物の着心地の良さを多くの方々に知って頂きたいと思うものです。さて、皆様は日頃着物をお召しになりますでしょうか? 日本の伝統的着物を日常に普及させるために何か良い方法はないものでしょうか? 皆様のアイデアを待ちたいと思います。友峰和尚より