和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2662話 】
2020年 11月 30日 談

「丑図」干支色紙描き

昨日とは一変して霰(あられ)の交じる寒い一日となりました。いつ雪模様となってもおかしくない北陸地方ですが、寒さは70歳過ぎの体には流石に堪えるものです。

本日は朝から自室にこもって干支色紙描きに専念するも、あと約400枚超えの宿題となっています。毎年同じ事を思うのですが、干支図も毎日描き続けているうちに次第に牛に成りきっていく自分を感じ取るものです。

干支色紙描きは今から約30年前から始めたもので、一年でお世話になった方々への感謝の気持ちとして差し上げてきました。12の干支も早いもので今では2巡し、以前に岐阜県在住の知人の御宅を訪ねた時には、差し上げた干支色紙12枚を表装し、額仕立てにして部屋に掛けてあり本当に嬉しく思ったものです。

当然のことながら、昔と今では書も干支図も趣が異なり随分と上達しているように思いますが、昔の図柄も懐かしい思い出となっています。

いつの日かどこかで自分の作品に出合うことを楽しみにしながら更に頑張って描いていきたいと思います。友峰和尚より

「歩々 清風を起こす」 令和辛丑 渓仙 書

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