和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1827話 】
2018年 08月 19日 談

昨日からユーターンラッシュが始まっていますが、流石に本日はお盆が明けたと実感したものでした。宝勝寺カフェも午前中は慌しい雰囲気でしたが、午後からは一変していつもの静かな雰囲気に戻っていました。夏休みも終盤を迎え子供たちの姿もめっきり少なくなり、その事がまた夏の終わりをも告げているかのようです。

「日中友好の朝顔を愛でる会」を明日に控え、午後からは部屋の設えやお客様をお迎えする為の「おもてなし」の準備をしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。主役の「朝顔」はと言えば、爽やかな秋風を受けながら気持ちよさそうに揺らいでいました。休息するまもなく8月下旬から開催される予定の「東アジア文化都市2018金沢・変容する家」の会場整備のため野町・少林寺に出向き、寺宝や仏具の整理を午前中より始めましたが、今後3ヵ月間に及ぶ日中韓現代アート作家の作品展だけに何かと気持ちを込めての作業となっています。少林寺を会場に作品を展示される芸術家のソン・ドン氏は1966年北京生まれ。1989年、首都師範大学美術学部を卒業し、今日まで数多くの国際展で作品を発表されてきた有名な現代アート芸術家だそうです。開催中は無料とのことですから、皆様には大いにご鑑賞頂けたらと思います。芸術の秋!和尚も墨蹟禅画の創作に入りたいと楽しみにしています。友峰和尚より

ソン・ドン SONG Dong

1966年北京(中国)生まれ、同地在住。1989年首都師範大学美術学部を卒業。パフォーマンス、ビデオから写真、演劇、彫刻と多岐にわたる制作を通じて、人間の努力の非永続性や儚さを明らかにする。2009年にMoMA(ニューヨーク)で個展開催。モスクワビエンナーレ、ドクメンタ、ヴェネチアビエンナーレ、リバプールビエンナーレ、光州ビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、イスタンブールビエンナーレ、アジア太平洋現代美術トリエンナーレ、広州トリエンナーレ、台北ビエンナーレを含む、数多くの国際展で作品を発表している。(ご本人の画像およびプロフィールは金沢21世紀美術館ホームページよりお借りしました)

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