寶勝寺日誌
崇高山少林寺 半鐘
2017年 02月 04日
今朝の 少林寺 境内です
本日は午前九時より少林寺にて、釜師・第十四代 宮崎寒雉様が寄進された「半鐘」を吊るす作業が行われました。寺町にお住まいで寳勝寺の屋根修復も手がけられた大工師・岩内様と、御手伝いの大工師の方が来られ、さっそくに作業が始まりました。立春を迎え清清しい青空ですが、本堂の前には一月に降った雪の大きな塊が残っています。半鐘は、写真右の式台玄関から入り本堂へ上がる階段の天井に吊るされることになっています。
こちらです。
作業に先立ち、靴箱の足を修理してくださっているところです。
作業を見守る 宮崎様と 少林寺の奥様
龍 頭
木材を加工されている間、釣鐘をじっくりと鑑賞させて頂きました。「鐘」というと重々しい黒緑色をイメージしますが、陶磁器のように明るい緑青です。大工師さん二人がかりでやっと持ち上げられ吊るされた後、宮崎様に確認して頂きながら高さや方向が調整されました。
「寄進 十四代 宮崎寒雉 平成丙申 師走」
吊るされ いっそう際立つ 美しさです
宮崎様が即席の木槌で鐘を鳴らされたのを聴きましたが、音色は清く高く、長く余韻の残る素晴らしい音で、少林寺先代住職の奥様もとても喜んでおられました。機会がありましたら是非お聴き頂きたいのは勿論、いつか是非このホームページ内で音響をお届けしたいと思っております。
境内にある梵鐘の案内板が、新しくなっていました