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第3760話
「さあ大変だ、さあ大変だ♪ ドラゴンが、逃げていく♪ さあみんなで、捕まえろ♪ 雲の周りを追いかけろ♪ ララララ~ララララ~ララララ~ララララ~♪ いっしょうけんめい逃げていく、そら隠れたところは寺の中」というわけで本日はだいぶ遅れをとっている来年の干支色紙描きに終日専念しましたが、それでもやっと20枚を仕上げるのが精いっぱいでした。
「 龍翔萬年の寿 」 令和甲辰 渓仙 書
1日で20枚ですから、これから約500枚が宿題となっているため法務の合間を見ながらの作業となれば向こう3ヶ月はかかることと思います。毎年経験するのですが、年明け頃になると急に手の運びが良くなり干支の図もシンプルに描けるようになりますから日々頑張って参りましょう!
先般突然首筋に強烈な痛みを感じたため、時々懸垂とストレッチをしながらの作業となっています。無理もない話で1日じゅう筆を持ち下を向いて描いているため首には相当な負荷が掛かるものと思います。加齢に合わせて筋力が衰えていくので軽めのストレッチは欠かせない日課ともなっています。
本堂奥位牌壇にて
年末大掃除が続いています
ニュースでは今年の流行語大賞が「ARE(あれ)」に決定したそうです。やっぱり「あれ」でした。和尚の「あれ」は皆様おわかりかと思いますが、「あれ」です。未だに「あれ」が現れないので困っています。今年の年末までには「あれ」が現れることを祈りましょう!さて職員の方は寺カフェを開きながらの本堂奥位牌壇の大掃除作業となっています。御仏の御利益を頂きながらのこちらも頑張って参りましょうね。友峰和尚より
第3759話
ウメモドキ / 少林寺にて
穏やかな師走月最初の土曜日の朝を迎え、身も心もリフレッシュする感じでした。本日は午前中には寳勝寺での年忌法要が営まれ、午後からは少林寺で満中陰忌並びに墳墓納骨供養が修業されましたが、いずれも良い気候のもとでのご供養となり心から感謝したものでした。
午前中、寳勝寺にて 大場家 年忌法要を修業いたしました
少林寺境内
午後より、少林寺檀信徒 角尾家の満中陰忌並びに墳墓納骨法要を修業いたしました
北陸地方にあってはこの時期の天気は変わりやすく突然荒れ模様となることもあるので、晴れているからといって油断は出来ません。午後からの満中陰忌法要を終える頃は陽が差す良い天気でしたが墳墓に納骨する時には突然ポツリポツリと雨模様となる感じで、無事に納骨之儀を終えることが出来、心から安堵したものでした。
少林寺墓苑にて 角尾家 納骨之儀
千両 / 少林寺墓苑
本日は法要に専念するため寺カフェは休業しましたが、寺町・妙立寺(通称忍者寺)は多くの観光客で境内が賑わっていました。明日は大掃除の合間に観光客の利便性に配慮してカフェを開く予定ですが、今月は臨時の法要申し込みに応じるため幾分時間的余裕を持ちながらの日々となっています。さて慌ただしさが増して来たようにも思う昨今ですが、一年の締めくくりを意識しながら日々精進して参りたく思うものです。友峰和尚より
第3758話
またたく間に落葉する ニシキギ
このところグンと気温が下がり朝方は4℃といつ雪模様になってもおかしくないほど寒々とした状況が続いていますが、皆様にはお変わりなくお健やかにお過ごしの事と思います。朝一番に少林寺お檀家総代・宮﨑家の月参りに出掛けましたが、車も少なくいつもの通勤ラッシュとはずいぶん違った風景で、今日から師走月に入ったことを実感します。「一年の計は元旦にあり」なら「一年の計は師走にあり」でもありますから、12月は更なる努力が求められているようです。
野口様御夫妻とともに
月参りから寺に戻るのと時を同じくして、長年御厚誼を頂いている野口様御夫妻が年末のご挨拶に福井より来寺くださり、中国茶を淹れながらのしばし懇親の席となりました。
「 龍翔萬年の寿 」 令和甲辰 大安渓仙 書
午後より少林寺御檀家の桑島様と / 桑島家 家系図についてのご説明を頂きました
明日の午後からは少林寺でお檀家様の満中陰忌法要が営まれるためその準備に出向きましたが、冷え切った御堂での設えとなり北陸地方の冬場はやはり寒さが体に堪えるものです。堂内を温めるにも暖房器具に限界があり、今年の猛暑続きの夏場を恨めしく思います。
宝勝寺の年末大掃除が始まりました
さて本日から師走月の大掃除が開始され、職員の指導のもとお手伝いの学生さんと書院から出発しました。「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」の和尚の法話キャッチフレーズでもある言葉を口ずさみながらの作業となっています。今年は卑山御堂の修復保存工事が成されただけに大掃除にもより一層力が入るというものですね。頑張って掃除をしましょう!掃除は尚妙薬の如しです! 友峰和尚より
第3757話
午前中にふれあいパーク霊苑での墓前諷経が修業されましたが、読経中には太陽の光が差し込み実に幻想的かつ幽玄な雰囲気の中でのご供養となりました。明日から12月師走月を迎え、堂内の大掃除が始まろうとしています。近年は本堂内での法要が増えていることもあり常に整理整頓と掃除が徹底されておりますが、兼務寺院4カ寺とも年々丁寧な掃除になっているだけに、いつも通り年末まで続きそうです。
午前中に少林寺お檀家の米沢様が来寺くださり御尊父様の年忌法要など懇談致しましたが、最近少しずつ年忌法要修業の相談を受ける機会も増え、コロナ禍で随分と長期に渡り法要が中止されていただけに住職として本当に嬉しく感じています。午後からは師走月に入り慌ただしさを増す前に普段より書き留めておいた必需品の買い出しに大型店に出掛けましたが、予想していた通り多くの買い物客で賑わいを見せていました。もちろん12月はクリスマス商戦とお歳暮商戦も既に始まっており、どの店も活気があって師走に入ったことを実感します。
少林寺檀信徒の 米沢様 とともに
さて和尚は相変わらず時間の合間を見ては毎年恒例となっている干支色紙描きに専念しています。年末のご挨拶に御来寺くださる方々に差し上げたいと頑張ってはいますが、なかなかいつも通りには捗らないジレンマを抱えての作業となっています。眼も首も足も腰も頭も、すべての機能が劣化する中での色紙描きですが、どうやらノルマとは裏腹に休息時間が増えていく昨今のようです。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
休憩中・・・
第3756話
寳勝寺修復保存工事 本日、庫裡側の足場が撤去されました
11月29日は何の日?当然ながら「いい肉の日」と言いたいのですが此処は寺院ですから「いい福の日」ですね、いやいや、「いい服の日」でもあります、とにかく、良い日には違いありません! 本日は寳勝寺修復工事の足場が全て撤去され、見事に修復された外壁があらわになりました。今日はとても良い日となりました!有難い事です!とても嬉しいです!
運び出される足場の材料
修復が完了した 庫裡側の外壁
扉や窓も アルミサッシから木製に作り直されました
茶室の障子 新しく張り替えられました
午前中に静岡県浜松市雄踏町より法雲寺様御夫妻ならびに埼玉県より杉森さんとお母様、そしてこの度の建具修繕で大変お世話になりました北川建具店さんと和合の茶礼を致しましたが、皆様とは今日まで本当に不思議な御縁を頂いています。
臨済宗妙心寺派 法雲寺様ご夫妻 (浜松市雄踏町)
ご挨拶に来寺くださった 杉森さんとお母様
北川建具店・店主の北川公司氏と御子息
この世の全てのあり様は何がしかの縁で結ばれていますが、特に仏縁ほど有難く思うものはありません。寳勝寺に御法縁を得て丸12年になりますが、多くの方々のご支援を得て今日があります。今後は多くの方々に寳勝寺に御来寺頂き、日頃の疲れをゆっくり癒して頂きたいと願っています。今月もあと一日となりました!いよいよ今年最後の月「師走」を迎えますが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしくださいますよう御祈念申し上げております。友峰和尚より
第3755話
11月28日は「いい庭の日」ということで寳勝寺茶室側の庭を整備しようと思いましたが、天気は大荒れで突然雨あられに突風が吹きつけ、仕方なく庭作りに必要な品物を求めに午前中はホームセンタームサシへ出掛けました。先般も下見に行き必要なものについてはある程度の目星をつけておきましたので、本日はとりあえず最小限度の品を買い求めました。12月に入ると雪模様となるため庭作りの時間も限られてくると思いますが、少しずつでも前進させておきたいと思います。
庫裡外壁の明かりとり窓 建具を修繕中
明りとり窓 / これまでは波板が張られていました
本日は寺カフェは休業しており、普段とは打って変わって実に静寂な境内の佇まいが神秘的でもありました。今月は法務が目白押しだったので時には休息も必要ですが、今年も残りの日数が少なくなっており気持ちが急くばかりです。
さて9月から開始された卑山修復保存工事も愈々明日庫裡側の足場が撤去され工事の全容が明らかになりますが、本当に嬉しく思うものです。初めて寳勝寺に参詣される方にとってもきっと歴史を十分に感じさせてくれる建造物をご覧いただけるものと思います。金沢寺町台伝統的建造物群保存地区の一寺院として、今後も末永く存続することを切に願うものです。友峰和尚より
第3754話
ヤツデの花 / 寳勝寺玄関
午前中に片岡家葬送の儀が会館で厳修されましたが、故人の御人徳を現すかのような終日晩秋の爽やかな良いお天気となりました。午後からは寳勝寺にて引き続き納骨の儀が修業され、無事に葬送出来たことに感謝いたしました。
片岡家 納骨の儀を厳修いたしました
この時期は臨時の法務が増えていくだけに、日々怠りなく日程を遂行しておく必要があります。住職一人では時間的余裕を持つことの難しさを感じるだけに、一日一日の段取りが不可欠となっているようです。
霊苑奥の院 の しだれ梅
宝勝寺ふれあいパーク霊苑に参詣される方も日増しに増えつつあるように思います。手に手にお花を携え早朝より墓参される姿を拝見するのは本当に有難く嬉しく思う光景です。祖霊供養が危ぶまれる昨今の風潮だけに、住職としても祖霊供養の大切さを説く事に重きを置いています。
多くの方が毎日次々と墓参に来られています
11月も月末を迎えていますが、一年の締めくくりの月ということで時間を惜しんで今年を振り返りながら来年度の計画を立てています。加齢と共に少しずつ法務予定を減らしてはいるものの、最近では臨時の法務が増えて来ているのも事実ですから和尚の補佐をしてくださる方を求めているところです。庫裡側の修復工事も最終段階に入って来ました。今年のお正月は修復保存工事が完了した茶室でお抹茶を点てて迎えたいと楽しみにしています。友峰和尚より
第3753話
鮮やかなバラが咲き続ける ふれあいパーク霊苑
飛び石三連休の最終日となった日曜日ですが朝からカラリと晴れ渡り日中気温が11℃と今年一番の冷え込みとなり、午前午後とも墓前での法要を営みましたが足元がゾクゾクするほどで、思わず午後からは厚着に着替えての御供養諷経となりました。
秋晴れの空のもと 墳墓開眼供養を修業いたしました
少々寒くてもこの時期に天気が良いのはやはり助かります。屋外での墓前諷経が続くため一日でも雪が降らない事を祈っていますが、これとて季節が季節だけに無理な願いなのかも知れません。
気温が急激に変化するのは御高齢の方々には負荷が大きく、特にお風呂に入る時は要注意です!「ヒートショック」などは気温の差が原因となるため、簡易の温風ヒーターなどを風呂場に設置することをお薦めしたいと思います。ちょっとした工夫で長い冬場を凌ぐことが出来るため、高齢者と同居されているお家は寒暖差を無くす為の配慮を願うものです。
松浦様御家族が 来寺くださいました
さて本日も引き続き法務の合間を見ながら干支色紙を描きましたが、「アレ」はまだ現われていません!昨晩は「アレ」の鳴き声を聞いたような気がしますからそろそろ今晩辺りに「アレ」が夢枕に現れることと思います。期待しましょう!!くれぐれも寒暖の差にはお気をつけてください。友峰和尚より
第3752話
再び来年の干支「辰の図」の色紙描きを始めましたが、描けば描くほどに画風が厳しい龍の姿に変わっていく始末!これではとても目標の500枚を描くことが出来ません!なんとか一筆描きの龍図を考案しなければと焦るばかりです。年賀ハガキ用の干支図は先日妻に自坊へ持ち帰ってもらいましたが、毎年約100枚程は年内に縁故の方々へ送付している関係上、更なる努力が求められています。
「 龍翔萬年の寿 」 令和甲辰 渓仙 書
言い換えれば現在描いている龍の図は和尚の限定オリジナル作品とも言えます。決して上手ではありませんが渾身の力を込めての作品でもあるかと思います。きっと和尚の龍図を見ていると本物の龍が現れるかも知れません。
しかしながら龍の姿など今日まで一度も見たことが無いのです。毎日描き続けているうちに、夢の中でもいいから現れてくれないかと毎晩期待して床につくのですが未だに姿を現しません! とすれば「アレ」が現れるまで頑張って描き続けるしか「アレ」は出現しないのです。ひょっとして今晩「アレ」が夢に現れるかも知れません!「アレ」が現れたら皆様に必ずご報告しますよ。
さて飛び石連休の土曜日は先ず先ずの天気となり、朝から寺カフェは観光客で賑わいを見せました。先般完成した本堂南側茶室縁側にも赤毛氈を敷いてお客様に開放致しました。
茶室全体がとても良くなり、枯淡な雰囲気がいっそう増した感じがします。まもなく師走月を迎えますが、お時間御座いましたら是非御来寺くださり一年の疲れを癒しゆっくりとお寛ぎ頂ければ幸いです。友峰和尚より
第3751話
寳勝寺 山門の紅葉
昨日は<勤労感謝の日>で祝日でしたが、暖かい気候のなか大安禅寺より家内と御詠歌講員5名の方々が卑山に参詣され父の三十五回忌祥月命日忌に当たり追善和讃を奉詠くださり本当に嬉しく感謝いたしました。
大安禅寺先代住職・亡父 實道和尚35回忌祥月命日忌法要
大安禅寺御詠歌講員 御詠歌奉詠<2:06頃~> / 令和5年11月23日 事務局が編集しました
一夜明けて昨日とは一変して気温も下がり、強い風とともに時折冷たい雨が降って来るという感じでなんとも気候の不安定な変動には驚きます。午前中には墓前での3回忌諷経が営まれましたが、幸いに雨も上がり厳かな晩秋の風情の中でのご供養となりました。一日一日の法務が目まぐるしく変化していきますが、このことが一層今年が終盤に入っている事を自覚させるものです。12月になれば更に臨時の法務が増えてきますが、12月を師走月(しわすつき)と言うように僧侶たちにとって法事やご供養などで多忙になる月を迎えることでも有ります。
ふれあいパーク霊苑 の ヒメシャラ
墓前での 三回忌御供養諷経を修業いたしました
近年は祖霊供養の有り方もまた法要などを執り行うお家も減少傾向にあり、本当に寂しく思うものです。大安禅寺先代住職實道和尚が遷化されて35年になりますが、常に報恩菩提の念を忘れることなく「愛山護法」とともに「仏法護持」の仏心が深まる一方の毎日です。「ありがたや 師の恩おもう 如意の跡」の世語にあるように、父から受けた厚い情愛に報いんが為にも日々精進していきたいと心に強く念じた年忌法要となりました。
ニシキギ の 赤い実
また花園流御詠歌の歌声が堂内に響き渡った時、亡き母の事も思い出していました。母は長年に渡ってお檀家様に御詠歌を指導して来ましたが、母の月命日が22日ということもあり昨日は父の法要に合わせて追善供養致しました。御詠歌講員皆様には本当に心から感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。友峰和尚より
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