Author Archive

第2909話

2021-08-04

日中気温がぐんぐん上がり猛暑日となった本日、午前午後ともふれあいパーク霊苑での墓前供養が修業され、読経中には汗が背中を滴り落ちる中でのご法要となりました。恐らくは約37℃を超えているのではないかと思われるほど今年一番の暑さとなったようです。

「堤春生日本画展」にて 作品を鑑賞される皆様

気温の上昇に比例するかのように東京オリンピック日本選手達の目覚ましい活躍が臨時ニュースで刻々と伝えられ、獲得した金メダルも20個に達し特に若い世代の超活躍が目を見張ります。真夏の太陽の如くアスリート達の大活躍は大きなパワーを与えてくれるようで元気が出ます。さて、本日は日頃ご厚誼を頂いているシャンソン歌手の薔薇美子(そうびよしこ)さんが御友人と共に来寺くださり、「堤春生日本画展」を鑑賞して頂いた後は久しく歓談いたしました。

堤春生画伯 が 絵画の説明をされているようす

薔薇様と 中町様、小竹様、岡田様とともに

現在金沢市はじめ近隣市に「まん延防止等重点措置」が発令されていることもあり、御来寺くださる方も少ない中で誠に感謝申し上げました。日本画展は7日までですが、皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

第2908話

2021-08-03

東京五輪ボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルに輝いた。初出場で初金メダル獲得という素晴らしい快挙を成し遂げました。少し古いのですが「女子力」という言葉が流行しましたが、今や日本社会における女子パワーには目を見張るものが有ります。

当然のことながら今回の東京五輪に於いても各種競技に於いて女子アスリートの活躍が注目されていますが、“気力・体力・決断力の3つの力を「魅力」と言う”とは和尚の口癖ながら、入江聖奈選手の実に素晴らしい戦いぶりでした。まだまだ競技が続きますが、卓球はじめレスリング、空手、スポーツクライミングなどなど目が離せません!

しいのき迎賓館コンシェルジュ 才田様 が来寺くださいました

中島様御夫妻とともに

さて火曜日の今日は本来休寺日ですが、個展開催中のためお客様をお迎えしました。「堤春生日本画展」は7日までですので、是非皆様の御来寺をお待ち申し上げております。依然としてコロナ禍の真っただ中にありますが、本堂内はゆったりとした時間が流れ心の癒される空間となっているようです。友峰和尚より

第2907話

2021-08-02

石川県内に「まん延防止等重点措置」が今日より1ヶ月間にわたって発令されましたが、その途端、寺町界隈から人影がまったく無くなり実に蝉の鳴き声すら止まったような感じがする一日となりました。地元テレビニュースでも、金沢の人気観光地・ひがし茶屋街が閑古鳥となった様子が映し出されていました。

そんなコロナ禍のなか「日中友好の朝顔」の花が幾つもの見事な大輪の花を咲かせています。今年は気温が高いせいか色も鮮やかで赤紫の花弁に白筋がくっきりと浮かび上がるように咲いています。寳勝寺の夏の風物詩にもなりつつある「日中友好の朝顔」、皆様にもぜひ花を愛でて頂きたいと願うものです。

「堤春生日本画展」にて

桂岩寺ご住職 と 現代写真スタジオ・加茂正光様 です

寳勝寺檀信徒の 安田様 です

「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」とは福井の生んだ幕末の歌人・橘曙覧(たちばなのあけみ)の有名な歌ですが、誠にその通りで朝方に観賞する朝顔には感動すら覚えるものです。そこで和尚の一句、「楽しみは 扇の如く 次々と 咲けよ伸ばせよ 朝顔の蔓」如何でしょうか?オリンピックアスリート応援の一句でした。友峰和尚より

令和3年度 宝勝寺盂蘭盆会 住職法話

2021-08-02

令和3年7月11日(日) 盂蘭盆会にて / 太白山 宝勝寺

……本年も盂蘭盆会法要のご案内を申し上げましたところ、多くの檀信徒様からの御便りを賜りまた御参列くださいましたこと厚く御礼申し上げます。現在宝勝寺では春の「お彼岸会」と夏の「盂蘭盆会」を修業していますが、臨済宗では1年を通じたくさんの年中行事があります。まず正月の「修正大般若会」、そして春の「涅槃会(ねはんえ)」「春季彼岸会」、夏には「盂蘭盆(うらぼん)大施餓鬼会(だいせがきえ)」、秋には「秋季彼岸会」「放生会(ほうじょうえ)」、12月には「大晦日」除夜の鐘の鐘撞きと続きます。1年に何回も何回も繰り返される法要でいったい何をしているのか?と申せば、それは追善供養(ついぜんくよう)の修業です。

…追善供養とは、本来は「追福(ついふく)修善(しゅうぜん)」「供給(くきゅう)資養(しよう)」の四字熟語に由来しています。“追福修善”とは、日々精進し善行をして「心の安心(あんじん)=福」を追求すること。“供給資養”とは、御霊前にたくさんのお供え物をし花を供え、香を焚いて御先祖を偲(しの)び供養すること。そうすることによって我々に本来備わっている「佛心=無心無碍(むしんむげ)なる清らかな心」を養い、人間を最も苦しめる心の中の“三毒”すなわち「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」から脱却して、まわりの人のためになるよう少しでも努力をしようとする心、これが「追善供養」です。

…御先祖供養は、実はそのまま自分の心を供養することにつながっていくところに大切な意義があります。先祖の恩・父母の恩に感謝することは究極、自分の心を調(ととの)え、日頃の行いを省(かえり)みて“気づき”を得ることにつながっていきます。この“気づき”とは「大円鏡智(だいえんきょうち)、平等性智(びょうどうしょうち)、妙観察智(みょうかんさっち)、成所作智(じょうしょさっち)※」のことで、人間誰もが本来持っている智慧(ちえ)のことです。しかしながら「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」に振り回されて心がザワザワしていると、この大いなる智慧が見えてこない。だからこそお寺に来て、法要に参加して懺悔をして気づきを得る、それによって自分や自分の家族をよりよい御縁へと導いていくことが出来るんですね。

宝勝寺ふれあいパーク霊苑 合同慰霊祭

…和尚が寳勝寺の住職に就任して10年を迎えましたが、すばらしい御縁に恵まれこうしてお寺の復興が進んでいます。このあと霊苑で合同慰霊祭が行われますが、宝勝寺ふれあいパーク霊苑を通じてもまた沢山の新しい御縁が結ばれ始めています。霊苑管理事務所スタッフは毎月4と9の付く日、修行道場では“しくにち=4(し)・9(く)日(にち)”と言いますが、この日に草取りをして常に苑内を綺麗に掃除しています。そうするとまた自然と人が集まって来るお寺になる、それこそが白隠禅師坐禅和讃の“因果一如の門ひらけ 無二無三(むにむさん)の道直し” そして “この身(み)即ち佛なり”ということなんですね。…本日は御参詣を賜りまして、誠にありがとうございました。(令和3年度寳勝寺盂蘭盆会 住職法話より 事務局が編集しました)

(※) 大円鏡智とは、鏡のように、すべてのものをありのままに映し出す智慧のこと。/平等性智とは、自分の都合ではなく、平等にものを見る智慧のこと。/妙観察智とは、対象を十分に観察する智慧のこと。/成所作智とは、状況を把握した上で、的確にやるべきことをする智慧のこと。

第2906話

2021-08-01

「堤春生日本画展」が開催されています

今日から8月「葉月(はづき)」に入り、日中の平均気温も約32℃と蒸し暑い日が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか? 高齢者対象のコロナワクチン接種も約5千万人を超えたそうで今後は若い世代方々の接種が急がれますが、残念ながら石川県には明日から蔓延防止等重点措置が1ヶ月に渡って発令されるとのことで、なかなか収束の兆しが見えないのが現状です。

寳勝寺では今日から堤春生画伯の日本画展が開催されており多くの方に御案内したのですが、蔓延防止令が出されるというので真に残念な思いです。それでも朝一番のお客様として日頃御法縁を頂いている安藤様が来寺くださり大変嬉しく思いました。さっそくに作品を鑑賞下さった後は応接間にて歓談しましたが、個展開催の案内状をご覧下さり墓参を兼ねて楽しみにして来てくださったそうで感謝申し上げました。

安藤様が 来寺くださいました

住職とともに 堤氏の作品を御覧になっているようす

会場となった 本堂内

堤春生画伯 と 御家族の皆様 /  作品名 「天上散華婦人図」

御来場の方々に 絵画についての説明をされているようす

寺カフェスタッフ 出村さんの御家族が 作品展に来てくださいました

さて、和尚は本格的なお盆月に入り法務遂行に集中しておりますが、「盆」という字は「皿を分ける」と書くように沢山のお盛物を霊前にお供えし御先祖の御霊をご家族でお迎えいたしましょう! 祖霊供養を通して家族の無事と先祖安楽を祈りましょう!友峰和尚より

第2905話

2021-07-31

「堤春生日本画展」 8月1日より8月7日まで開催

明日から山梨県在住の日本画家・堤春生(つつみはるお)画伯の日本画展が始まるのを前に、その準備が行われました。ここ一週間のお天気は大変よくなんら気候の問題は無いのですが、なにしろ連日30℃を超える猛暑日となっているため、コロナ感染防止と熱中症対策が必須となっています。

作品展の準備のようす

堤春生画伯 黙々と作品を展示されているところ

 

本日の御供養にて

年忌ご法要が修業されました

今日の午前午後ともご法要が修業されましたが、8月はお盆の本番の月でもあり、個展を開催しながらお盆諷経も同時に行われていきます。また東京五輪の日本選手団・アスリート達の大活躍が続いているため、その声援と大リーグエンゼルス・大谷翔平選手の応援も加わって、体が幾つあっても足りません。体もひとつ心もひとつだけに、「工夫三昧」にして時間を調整しながら全力集中!での法務遂行です。さて「愚痴は言うまいこぼすまい」、なんといっても健康が一番!そろそろ夏バテになりそうな時期に来ていますから、健康管理には十分気をつけて参りましょう。友峰和尚より

第2904話

2021-07-30

昨日早朝の大安禅寺山門付近 参道のようす / 副住職撮影

依然として真夏日が続いていますが、熱中症には十分に気をつけてお過ごし頂きたいと願っています。知らず知らずのうちに体内温度が上がり突然しびれが全身に走るそうですから恐ろしい病気です。昨日は自坊が記録的短期間豪雨で水害に見舞われ大変心配しましたが、一夜明けて現場復旧に当たっているとの副住職からの連絡を受け安堵したものです。最近の局地的ゲリラ豪雨は予想がつかないだけに、十分な対応ができないのが現状です。

一夜明け、急ピッチで復旧作業が始まりました

押し流された土砂を 撤去している様子

 

岡部家 祥月命日忌法要を修業致しました

「一難去ってまた一難」という諺がありますが、ようやくコロナ感染者数が減少傾向にあったものの連休明けから増加傾向にあり8月2日より1ヶ月間「まん延防止措置」が石川県に発令され、1日から開催される堤春生画伯の個展に影響が出ることを心配しています。現在準備中ですが、コロナ感染防止対策を講じながら無事に開催できることを願うものです。

岡部様とともに

さて本日も霊前供養と本堂内での命日忌法要が修業されましたが、最近はご供養に来られるご家族皆様との親交も深まりつつあり、読経後には時間の許すかぎり懇親しながら故人の御霊を偲んでいます。まもなく8月「葉月(はづき)」を迎えますが、お盆の祖霊供養も愈々本番を迎えつつある今日この頃です。友峰和尚より

龍潭寺むくげ

第2903話

2021-07-29

今朝の様子 / 大安禅寺 修復工事中の山門前にて

側溝があふれ、道路に流れ出す水

早朝に次々とLINEの着信音が鳴り響き、何事が起きたのかと携帯電話を確認したところ大安禅寺が洪水被害に見舞われていると新命和尚からの一報!! すわ一大事!と落ち着いてメールを読むと、福井市を通過する記録的短期間豪雨による現場の被害状況が新命副住職より動画で次々に送信されており、大変緊張したものです。これまでにも卑山は何度も豪雨による被害を被ってきましたが、最近の大雨はまったくに異常としか言いようがなく、局地的に短時間での集中豪雨となるため対応出来ないのが現状です。

庫裡玄関前の 境内が冠水

本堂の裏側も冠水しました

修復工事中の山門にて 川のように流れていく水

修復工事中の本堂内部のようす

現在大安禅寺は諸堂修理保存工事中で、裏山からの鉄砲水で本堂内も床下浸水となり工事関係者の懸命の排水措置によりどうにか水を排除出来たとの事で一安心! NHK全国ニュースでは、福井市内を始めとする地元大安寺地区にも避難指示が出されているとの報道を見て大変驚きました。本当に何が起きるか分からない世の中、油断の出来ない毎日となっています。地元大安禅寺御檀家の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

昨晩は東京五輪の日本アスリート達の金メダルラッシュニュースで気持ちが高揚していただけに、一夜明けての地元洪水被害には心を痛めました。これ以上被害が大きくならないことを祈るとともに、改めて「無事」の大切さをしみじみと感じた一日となったようです。友峰和尚より

ジャーナリストの北川氏 と 株式会社プリエ 矢田貝様 桜井様とともに

第2902話

2021-07-28

連日のオリンピック・アスリート応援で「嗄声手痛(させいしゅつう)」、その意味は「応援で声が枯れ拍手で手が痛い状態」で、和尚が作った新しい四字熟語です。今日も水泳200m個人メドレーで大橋悠依選手が400mに続く金メダルを取りましたが、実に素晴らしい泳ぎでした! もう涙なくしては見れない毎日です! どの競技も日本人アスリート達の壮絶な戦いぶりには涙、涙、涙、・・・、負けても勝っても和尚は心から拍手と声援を送っています。

寳勝寺檀信徒の 安田様が来寺くださいました

興味深いのは活躍するアスリート達の名前です。雄斗・詩・一二三・灯・椛・楓奈・美誠・有夢路・将平・希望・貴規・悠依・隼・喜風南・・・・など素敵な名前ばかりですが、皆様には誰だかお分かりだと思います。いずれもメダリストのアスリート達です。東京オリンピックの最中に生まれた新生児に両親から付けてもらえそうな名前ばかりですね。

作品展に向けて、寺内の模様替えをしています

それにしましてもコロナ禍にあっての金メダルラッシュは元気を貰えます。引き続き日本選手の活躍を願っています。さて本日は8月1日より寳勝寺で開催される作品展の準備に入りましたが、石川県もコロナ感染者が100名を超え今後が心配されます。なんとか少しでも減少に向かうことを願っています。友峰和尚より

第2901話

2021-07-27

台風の本土通過による久しぶりの雨となった金沢市内ですが、このところコロナ感染者が増加傾向にあり大変心配されます。感染防止から再び巣ごもり生活を強いられていますが、今は東京五輪の真っ最中でテレビ観戦を決め込んで一日休暇を取りました。オリンピックの影響からか大型テレビが良く売れているそうで、4Kや8Kといった画面解像度が極めて高くスポーツアスリートの表情や動作が鮮明で臨場感あふれる映像には大興奮と言ったところでしょうか。

昔と一番違うのはテレビのチャンネルを替える方法がリモコン操作になったことです。和尚の子供の頃はいちいちテレビに近づいて、本体のダイヤルを回して番組を選んだものです。リモコンになってからは実に便利で、競技画面をザッピング(頻繁に切り替える動作)しながら色々な競技を見ることが出来ますが、やはりスポーツ観戦は録画ではつまらなくライブで見るのが一番だと思います。それにしても日本選手の金メダルラッシュで観戦後はどっと疲れてしまいます。競技をしている選手ご家族皆様の気持ちを思えば更に応援しなければと思います。頭も眼も神経も応援疲れでグシャグシャの日々が続きそうです。頑張れ日本!頑張れオ・オ・タ・ニ・サ~ン! 友峰和尚より

檀信徒様の 家内安全・身体健全 御祈祷を修業しました

« Older Entries Newer Entries »

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870