和尚のちょっといい話
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橘曙覧 奥墓 落成法要 / 大安禅寺 枯木堂にて
大安禅寺の裏山約300メートルほど登った所に福井藩幕末の歌人・橘曙覧(たちばなのあけみ)の奥墓があり、このたび子孫会の皆様によって墓所が綺麗に整備され本日はその記念法要が午前10時半より厳修されました。和尚は宝勝寺での法務遂行のため欠席しましたが法要の様子が送られて来ました。
橘曙覧の三男・早成の子孫 吉田 秊 氏 の御挨拶
落成法要にて
昭和になって正岡子規により橘曙覧(1812~1868)が世の中に知られるようになり、平成6年(1994)上皇様、上皇后様がアメリカと日本の親善のため訪米された際、ホワイトハウスでのレセプションの席で当時のクリントン大統領が橘曙覧の歌を詠んで歓迎され一躍その歌とともに橘曙覧が脚光を浴び、同時に大安禅寺も全国ニュースに取り上げられ当時話題を呼んだことを思い出します。その時の歌は「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」の一句でした。本日は子孫会の方が全国から参詣され、昨晩は祝賀会も市内のホテルで開催されたとのことでした。
本日の御昼食会のようす
「 一華一葉活如来 」 渓仙 書
富田家御納骨法要を修業いたしました / 宝勝寺本堂にて
さて和尚は午後から本堂にて富田家納骨法要を修業しましたが、なんとも定まらない気候ゆえに空調機には気を遣うこの頃となっています。一日が矢の如く過ぎていく感じを受けながらの法務遂行となっていますが、法務に集中すればするほど一日が短く感じます。
少林寺檀信徒 の 宮﨑様とともに
最近は和尚より随分と年下の方の御供養が続いており猶更のこと全身全霊で法務を遂行しているところです。人生はただ只管精進の道を歩むのみ、頑張って参りましょう!友峰和尚より