和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4266話 】
2025年 04月 22日 談

 

 

4月22日は今は亡き母の祥月命日忌で、午前中に追善供養諷経を厳修しました。来年新命玄峰和尚の晋山式の際には先代住職實道和尚並びに母・微妙院の年忌追善法要修業を予定しています。本日も初夏を思わせるような清々しく爽やかな気候となり、亡き母の生前の姿を想い出しながら母の深い慈愛に感謝しました。

 

 

母と兄、姉、和尚

 

和尚は昭和23年の6月に発生した福井大震災の年に生まれ生後6ヶ月の和尚を抱き兄姉の手を引いて竹藪に避難したそうで、当時の恐ろしい状況の中、命からがら寺から脱出できたのはもはや奇跡だったと生前話してくれました。本当に父母の恩には感謝の言葉も無いほどです。

 


さて本日は火曜日で休寺日でしたが、午後からホームセンタームサシに出向き植栽用の土や肥料、カフェ用の雑貨など買い求めました。まもなくゴールデンウイークがやって来ますが最近は外国人観光客が約8割というほど卑山カフェも分に漏れずインバウンドの影響を受けています。コロナ禍以前のような賑わいはありませんが、落ち着いた寺院独特の歴史を感じさせる雰囲気でのカフェタイムを楽しんでいるようです。

 

日々緑が深くなっていく ふれあいパーク霊苑内

 

 

好天気のもと卑山霊苑新区画の造成工事は本日も続いており、(株)豊蔵組の江川相談役、香林工事部長も視察に来ておられました。和尚も昨日に引き続き夕刻より霊苑から掘り起こされた植木を境内に移植し、中庭に杉苔を補植しました。

 

 

午後3時の休憩時間に (株)豊蔵組の江川氏、香林氏と 河原市石材(株)の河原市社長

 

 

 

 

中庭に 穴掘り作業中

 

汗を流すことは実に気持ちの良いもので、全身の新陳代謝を促すように思うものです。中国の禅僧・百丈禅師の「一日作(な)さざれば一日食らわず」の言葉が身に染みる昨今となっているようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

馬酔木(あせび) を 移植しました

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