和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第4258話 】
2025年 04月 14日 談
イワヤツデ、ホタルブクロ
「さしのぼる 朝日の如く さわやかに もたまほしきは 心なりけり」とは明治天皇が詠まれた和歌ですが、今日はまた素晴らしい朝を迎えることが出来ました。太陽が東から昇る際に新緑の葉を照らし、キラキラとまるで真珠の珠々のように繋がって光り輝く様には思わず合掌しました。この時季の景色は早朝が一番です!鳥がさえずり庭では猫が戯れ日向ぼっこしている姿には笑みがこぼれます。
午前中に西村家の葬送之儀に出向きましたが、まるで故人の御徳を示すかのような暖かく穏やかな気候となり無事にお葬儀を円成出来たことへの安堵と共に心より感謝申し上げました。人間は色々な場面に遭遇しながら深い安らぎを感じるものだと自分でも不思議に思うものです。
ハナニラ
昨日まで自坊大安禅寺での法務に当たっていましたが、ダイナミックな自然の風景に癒され本日は宝勝寺での朝日に照らし出される新緑の庭木と鳥達や猫のたわむれる姿に癒されました。ストレス社会と言われる今日ですが、時間の許すかぎり一日一度は自然の風景の中に自分の身を重ねたいと念じます。
(株)ココ・プランニングの 川面専務 と
以前も申しましたが、日本文化のひとつに庭造りがありますが、小さな坪庭であっても石組みや砂や樹木を工夫して用い小宇宙の世界を創造する日本人の智慧には驚きます。人間の自由な心の広がりを感じさせてくれる日本の庭は常に安息の時間を与えてくれているようです。友峰和尚より