和尚のちょっといい話
昔の誰かさんの歌詞の一節に「どうにもとまらない!」というのが有りましたが、矢の如く過ぎて行く時間をどうしたら止めることが出来るのか!と。今は亡きアインシュタイン博士に登場願うしか答えは無いのでしょうか? そんな時、ある著名な御方が時間を止める方法を話されており興味津々で聞き入ってしまいましたが、要するに1日を無目的で何もしないで居ると時間が過ぎゆくのを早く感じるそうです。ならばどうすればよ良いのかと言えば「人生の目標を新たに立てて、自分に対し目標達成のプレッシャーを掛けること」が時間の過ぎゆく流れを遅くする一つの手段だそうです。
高倉さん御夫妻と 防犯カメラ設置の打ち合わせ中
和尚など残された人生の時間にも限りがあるため今後何を為すべきかを自分に問いかけていますが、昨日のブログでも申しましたように今年77歳の喜寿を迎え肉体的活動はもはや限界が有りますから、日常の法務遂行は別としてやはり書画制作に重点を置いて活動することが何より一日の過ぎゆく早さを遅くすることに繋がるのではと期待するものです。そう言えばずいぶん以前に大安禅寺のお檀家さんから御寄進頂いた手つかずの筆が多く保存されており、それらの筆を全て使いこなして新たな書画の作風に挑戦してみたいと思います。
御檀家さんから頂きました とても立派な筆です
良寛和尚の辞世の歌に「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」とありますが、禅語では「明歴々 露堂々(めいれきれき ろどうどう)」と言われるように「遊戯三昧(ゆげざんまい)」の心境で今年は頑張って制作活動に励んで参りたいと念じています。今年のお題は「平安長久」です、「長生きは 只働くの 他は無し 流る水の 腐らぬを見よ」皆さん!頑張って参りましょう! 友峰和尚より
平成26年3月 しいのき迎賓館にて