和尚のちょっといい話
「 花 無心 」
4月もあと1日を残すのみとなり、新入生や新入社員の方々も新しい環境に慣れて来たかと思います。今は大型連休の真っ最中ですが、5月に入りますと気分もガラリと変わり初夏の新緑の風情を受けて元気が湧いて来るというものです。
連休の過ごし方にはいろいろあると思いますが、近年は全国各地で大きなイベントが行われているためどのように休暇を楽しむかはその選択に迷い悩ましい所です。外国人観光客に人気が高いのは体験型観光だそうで、これまでのシンプルな観光地巡りとは随分と様相が変化しています。
大安禅寺では写経や坐禅体験を観光メニューに取り入れ外国人観光客も来ているようですが、76年も生きていますと観光ひとつをとっても昔とは何もかもが違い、国内外問わず団体より最近では少人数での旅行が主力となっているように感じます。〝観る観光〟から〝体験する観光〟に変化する今日、観光地誘客にはこれまでとは違う特色ある色々な工夫が求められているようです。
福井市より 片岡経営会計事務所 平馬さんが来寺くださいました
本日も午後より墓前諷経供養を修しましたが苑内の薔薇の花が例年よりも1週間ほど早く咲き始めていました。福井市より連休を利用して卑山の会計でお世話になっている平馬さんが来寺くださり応接間で懇談しましたが、いつもは会計監査で来られておりますが本日は片岡会計事務所 片岡正明会長との御縁を紐解きながら昔々の話に遡って歓談しました。「桃栗三年 柿八年」という諺が有りますが、片岡会計さんとの御縁は約40年にもなり隔世の感を覚えるものです。
さて暖かい日和の一日でしたが天気も今日までらしく明日からは雨模様とのこと。5月は「皐月(さつき)」とも言うように、田植えが始まる時期でもあり恵みの雨が求められる月でもありますね。「雨雨ふれふれ母さんが 蛇の目でお迎え嬉しいな ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン」どこからともなく聞こえて来そうな季節を迎えていくようです。友峰和尚より