和尚のちょっといい話
ヤツデの花 / 寳勝寺玄関にて
午前中に羽咋市より、常日頃ご厚誼を頂いている中越様が年末のご挨拶に来寺くださりしばし歓談致しましたが、話題は世相論議に始まり最後は宗教界から葬祭に至る現状などグローバル的談義となったようです。師走に入り国政も混沌として来ましたが、「一年の計は師走に有り」とも言えますから無事に新年を迎えることが出来るように只管願っています。
羽咋市にお住まいの 中越様と
12月もあっという間に半月を迎えようとしていますが、大晦日までのカウントダウンが始まっており金沢各兼務寺院の大掃除が急がれます。今年一年のやり残しが無いように日々予定を吟味しながら法務を進めていますが、次々に仕事が思い出され今や諦めの境地にもなっています。不思議なもので吟味してやればやるほど新たな仕事が見つかるのは世の常なのかも知れませんね。「いい加減にしなさい」との言葉もありますが、和尚の性分は「程よい加減」とはいかないようでこの性分も親譲りと合点しています。
(株)ココ・プランニング 川面専務と清野さんが来寺くださいました
テレビの番組も年末に近づくに連れ今年の出来事を振り返る特番が増えてきましたが、実に色々な事象が起きても直ぐに忘れることが出来るのも加齢のせいなのでしょうか?誰か教えて頂きたいものです。忘れるからこそ物事を前に進めることが出来るのかも知れませんね。そうそう「何にも思わぬが仏の稽古なり」と師匠がよく言っていたのを思い出します。「おのれ無きものに安らぎあり」の日々を過ごして参りましょう! くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より