和尚のちょっといい話
本堂南側の庭にて
この23日(木)勤労感謝の日に大安禅寺御詠歌講員第一班6名の方が妻とともに寳勝寺に来寺され、大安禅寺先代住職・實道和尚(父)の祥月命日忌に当たり御詠歌奉詠予定となっており今から楽しみにしてお待ちしています。本日は休日返上で本堂南側庭作りに汗を流しましたが、久しぶりの力仕事で筋力の衰えをしみじみ感じ取りながらの作業となりました。
今朝方、庭のイメージを思い描いているところ
あちこち 石を組み替えながら
約20坪くらいの庭ですが、そう簡単に事が運ぶわけも有りません。何事も「急いては事を仕損じる」と言いますから、引き続き少しずつ庭作りをしながら理想的茶室に合った庭を目指したいと念じています。それにしても庭作りほど面白いものはありません。石組みをしていく途中で「ああでも無い、こうでも無い」と自問自答しながら重い石をひねくり回し、石の形や面の風景を考えながらの作業は結構気に入っています。
寺内では 北川建具さんが窓の木枠を修繕中
老朽化のため これまでは窓が開きませんでした
常日頃は法務に専念していますが、もっとモノづくりの自由な時間が欲しいとつくづく思ったものです。相手が石ですから文句も言いませんし、ひたすら和尚の意の赴くままにゴロゴロゴロと転がる様は本当に愉快です!きちんと石組みが収まると気分は爽快です。
さて明日は本堂や書院などの準備に入ろうと思っています。先代住職・實道和尚が遷化(他界)されて今年で三十五回忌を迎えますが、日々、父を想う気持ちが深くなっていきます。大安禅寺御詠歌講員皆様と共に追善供養諷経を厳修したいと念じています。南無観世音菩薩 友峰和尚より