和尚のちょっといい話
大安禅寺 開山堂から愈好亭へ続く回廊 / 11月15日撮影
大安禅寺には大安禅寺の寺風の良さが有り、寳勝寺には寳勝寺の寺風の良さが有ります。その事はそれぞれに創建当初の開山禅師の禅風を今に伝えているからであろうと思います。どちらにも共通する点は臨済一流の禅風が感じられ、寺院の大小に関わらず今なお仏法が生き生きとして伝えられているところに有ります。
本日午後より ふれあいパーク霊苑にて墳墓開眼供養を修業いたしました
そもそも仏法とは“仏陀の悟り”であり“無心無碍(むしんむげ)の実践”でもありますが、「おのれ無きものに安らぎあり」と言われた方がおられますように、寺院に参詣された際に心が安らぐ場所として常に活動している事が大切かと思います。大安禅寺では新命玄峰和尚(副住職)が色々な催事を計画し多くの参詣者と接しながら教化布教活動を積極的に行っており、老若男女に適応するイベントを工夫しながら活動している所に寺院としての意義が有ります。
副住職の案内による 福井藩主松平家歴代の御墓所・通称“千畳敷”を拝観するツアーの方々
地元の小中高校生が集い 枯木堂にて坐禅研修会を開催
寳勝寺に於いても近年はふれあいパーク霊苑参詣者との交流を重視して、宗派を超えた新たな布教活動を模索しながら活動しています。カオス状況にある今日、不安社会が増長する中で寺院の果たす役割がますます重要に思う今日この頃です。
伝燈寺町・西川久行家の納屋にて
さて本日は伝燈寺に出向き、先般「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈禱祭」修業の際に供えられた伝燈寺里芋を生産者の西川久行さんから沢山分けて頂きました。法話の集いを始めとして坐禅会、囲碁大会、伝燈寺里芋豊穣祭、弁才天祈祷祭、寺カフェ、法要などを通じ金沢兼務寺院の再興と布教活動に今後も尽力していきたいと念じています。友峰和尚より
秋晴れの金沢駅 / 11月16日撮影